2023年8月1日(火)18:30-21:00
参加者:受講生30名、チアーズ5名
なは市民協働大学院第2回講座 台風6号によりオンライン講座になりました!
第2回目の講座は、台風6号の襲来で、急遽オンライン講座に変更となりました。受講生の皆さんも、停電で何度も離脱された方もおられ、大変な中の受講だったと思います。また、今回の台風は長かったので、その後のチームでの宿題を進めるのも難しかったことと思います。
振り返り、情報共有しながら、引き続き、頑張りましょう!
プログラム
1.開講・オリエンテーション
2.講師自己紹介
3.地域調査と分析
4.チーム内での話し合い
5.各チーム発表・講師コメント
6.連絡事項・閉講
開講・オリエンテーション
事務局の宮城より、開講の挨拶です。協働大学院は座学4割、実践6割!この第2、第3回講座はとても重要な回です。地域の現状把握をしっかりした上で課題設定をし、その後、実践に活かしていくには、皆さんがワクワクしながら取り組んでいく心構えが大事です。楽しみながら、地域を深く知っていきましょう♪
講師紹介
第2・第3回講座の講師は、災害プラットフォームおきなわ(DMPO)の稲垣暁さん、宮道喜一さんです。
その中で地域の困りごとや大切にしたいことに気づいていく。
地域の課題を話し合いながら、解決に向けて取り組みをしつつ、振り返り、また話し合い取り組む。
この繰り返し、このプロセスそのものが協働です!
調査と分析
阪神淡路大震災をきっかけに、家族の出身地である沖縄へ移住した、社会福祉士・防災士の稲垣さんは、「あそびせんとや生まれけむ」(遊びなしで生きていけるのか)と平安時代に詠まれた歌を紹介。
調査というより、関係づくり、寄り添い。地域に何があるのか、やわらかく入り、遊び感覚で知る。地域社会の再生コミュニティマップづくりなどを通して、住民の減少やつながりの消失、色々なものが失われた一方で、新しく生まれたものもあること、震災時の実例をふまえ、話してくださいました。
稲垣さんのお話から学んだことは…
・災害時に、平常時に見えづらかったことを顕在化(...コロナ禍でも)
・地域をどう知り、理解するか。まず見える化。地図にリアルを上書き。
・コミュニティレイヤー:共同体・地域社会・つながりを可視化。地域の特性。
・ぴんどめ:住民アイデンティティが詰まった場所や風景、生態系の基礎。見えづらくなっているかもしれない、
忘れかけているかもしれない、大切なことを見出していく。
・地域の生態系:居酒屋、ママ友、同じ趣味、図書館、病院、同級生、ボランティア
…多様にあるコミュニティ。
・仮説・妄想を持ってみる。まずは地域を歩き、お話を聞き、その後、数字・データを確認していく。
・自分たちのチームエリアの地形的・地理的理解。国土地理院地図のフリーサイト、断層、崖、地形の活用。
・小学校区で「まち」を考える。
徒歩で行き来できる生活圏域であり、多様に関わるコミュニティがある小学校区は適度なまとまりがある。
災害があれば学校は避難所にもなり、センター的役割を持つ。
アイデンティティ形成は小学校区と隣接校区でされる。
・「地域の課題」は「生活上の困りごと」「コミュニティでの困りごと」
・答えはまちにある
>まちにしかない!けど…答えをそのまま教えてはくれない。
那覇市の状況
戦後、敷地の境界設定、不発弾処理、学校再建まで、地域の課題解決を長らく自治会が担ってきた。
行政代行、インフラ整備、地域ボランティア、サークル活動、行事、社会教育、居場所。
その反面、自治会のないエリアも多くい。
♦︎自治会の成り立ち大分類5つ♦︎
①戦前からの自治会
②戦後間も無くできた自治会(集団移転・寄り集まり)
③戦後に人口増加でできた自治会
④1980−90年代にできた自治会(人口増加・埋立地・基地返還地)
⑤2000年以降にできた自治会(基地返還地・湾岸ニュータウン)
グループワーク
チーム内での話し合い・発表
〜まちしらべ・まちあそびの宿題づくり〜
講話のあとは、チームに分かれてそれぞれの思いを書き出し、メンバーで共有しました。各チームで取り組む(仮)課題設定とエリア(小学校区)まちしらべ・まちあそびの宿題づくりをし、発表していただきました。
発表を終え、今後は裏付けデータ、資料を集め、どう比較していくのか、比較対象を作っていく。今は仮テーマが複数あってもいいので、深めていく。課題というと困りごとに目を向けがちだが、今ある地域の取り組み、頑張りにも目を向ける。自分たちがやりたいことは一旦置いて、地域で何が起きているのかに目を向けてみよう!と、講師のお二人からアドバイスをいただきました。引き続き、まちしらべ・まちあそび しましょう♪ ・・・このあと、残れる方は放課後ゆんたくタイムを楽しみました♪