なは市民協働大学院について
これまでの受講の様子をまとめたスライドショーでみなさんをお出迎えし、最終成果発表会スタートです。まずはじめに事務局の宮城潤から、なは市民協働大学院2023の取り組みについて振り返り、説明しました。
なは市民協働大学院は那覇市の人材育成プログラムです。地域課題を解決に促すことができる人材・地域コミュニティで活躍できる人材・地域コミュニティをつなぐ人材の発掘・育成を目的としております。
2023年度も「じっくり・しっかり・ちゃっかり」をテーマに取り組んでおります。
地域状況を虫の目で「じっくり」見て、かくれた課題を発見し、関係する人々を「しっかり」つないで企画を実現、課題に真摯に向き合い、取り組みつつも「ちゃっかり」楽しんで仲間を増やしていく人材になって欲しいです。
様々な課題のある中、これらに対しての特効薬はないので、市民が自ら主体的に取り組んでいく必要があります。課題に向き合い続けていくのは大変なので、活動そのものを楽しい魅力的なものにして、継続出来るようにしていく。魅力ある活動を生み出せる人材を目指しています。課題が解決に向かうときは、一方で新しい価値を生み出しています。自分たち自身がワクワクしながら楽しく実践していく企画を作って欲しいとプログラムを組みました。
現在地から将来こんな街にしたいという目指す姿にするために、最初の一歩を小さくてもいいから踏み出す。課題設定力・しっかりした企画力・実現していく力・仲間を作ること・協働することが重要なので、この力をつけるためにどうしたらいいのかを学んできました。
●第0回は公開講座「今、なぜ「小学校区のまちづくり」なのか!?」社会教育・地域づくりの第一人者である東京大学大学院教授の牧野篤さんをお迎えし、特別講演。なは市民協働大学院2023の概要説明、OB/OGの活動についても発表していただき、ここで2023の受講を決めた方もおられました。
●第1回は「開講式オリエンテーション」♪
なは市民協働大学院の概要説明・目的・プログラム。チアーズ紹介・学長からの挨拶で檄を飛ばしてもらい、那覇市内を活動エリアで6つのグループに分かれました。
●第2・3回は災害プラットフォームおきなわの稲垣さんと宮道さんを講師に迎え「地域調査と分析・課題設定」。校区まちづくりカルテを活用し、地域のキーパーソンから話を聞きマップに落とし込みました。地域状況を把握しないといい企画をつくったつもりになってもずれてしまう。地域をしっかり知るための調査を行ないました。
●第4回は神戸からKIITOセンター長の永田宏和さんを講師に迎え「不完全プランニングとプラスクリエイティブ」楽しい企画づくりのアイディアを学びました。
完璧に出来上がった枠組みの中には入りずらく、観客になってしまい、自分たちが作っていくという仲間にはなりずらい。枠組みはゆるやかに不完全の方が入りやすい。そして中心にはクリエイティブな魅力が必要で、種があり、土の人(地域の方々)・水の人(土地によりそい種に水を与える人)・風の人(種を運ぶ人)がいる。大事なのはいかに強い種(企画)をつくっていくかです。
●第5回は森の家みんみんで「企画づくり強化合宿&中間発表」。なかなかチームで集まる時間を取るのが難しい受講生の皆さんに、強制的に話し合う時間を作りました。森の家みんみんの藤井晴彦さんによる森の指令ゲームで、あるけれども見えていないもの、それに気付くとどんどん見えてくる体験をしました。事務局から企画のダメ出しを受けながら、踏ん張ってチーム力を強化しました。カレー対決で美味しいカレーもみんなで一緒に食べました。
●第6回はNPO法人コミュニティ・オーガナイジング・ジャパンの安谷屋貴子さんを講師に迎え「共感を広げるコミュニティ・オーガナイジング」一人では出来ないことをみんなの力で変えていくために、仲間になって欲しい人に語りかけるストーリーの作り方を学びました。
●第7回は企画を本当に実現するためにはどうしたらよいか「ブラッシュアップ/発表準備」
那覇市の関係する部署の方、地域の方々をお招きし、実現させるためのアイデア、視点、ネットワークの紹介などを含め話し合い、企画を深めました。事務局の石垣あやねより伝わるプレゼンのコツを学びました。
講座と講座の間にもミーティングも繰り返し取り組んできました6チームによる「最終成果発表会」です。
ご来場の皆さんも、大いに期待して、発表を楽しんで、修了後は那覇市のまちづくりの仲間になりますので繋がって行ってください! では受講生の皆さん、楽しんでしっかり発表してください!
さて!いよいよ最終成果発表です!
持ち時間は8分(発表形式自由)、質疑応答5分、最後に1分間のチアーズからのコメントをいただく流れです。
新都心|縁に繋がる1つの種まき「ワンニャンメーサミット」
対象校区:銘苅小学校区
誰のどんな課題か?:新都心地域の方の「コロナ禍で人とのつながりが薄くなった」
企画の内容:新都心の多様な世帯の中の動物好きな人をターゲットにし、楽しくゆんタクできる場を新都心公園につくる。地域で開催される祭りにブースを出してアンケートをとり、地域の生の声を集める。アンケート実施後、地域のニーズを捉え、自治会やまちづくり協議体、動物関係の企業やペット愛好家の方達と協働で繋がるまちづくりを行う。動物好きな方をターゲットを皮切りに、「未完成なまち」新都心の地域を繋がる街に作り上げていく。
Q&A 感想 応援
Q:いろんなカルチャーがある中でなぜ動物を選んだ?
A:銘苅名物というか、有名なのはヤギが浮かんだので動物をターゲットにしようと。
Q:色んなアイディアが出ていたと思います。どんなプロジェクトががありますか?
A:こんなこと、あんなこと、できるかなと構想中。
飼いたくても飼えない住環境の方、根っからの動物好きの方、これから飼ってみたい方、動物を介して輪が広がっていくのかな。祭りなど出会う場をつくり、ステークホルダーにも声をかけ、広げて行きたい。皆さんの力を借りながら頑張って行きたいと思います。
チアーズコメント|平中 晴朗さん
私も新都心に住んでいる移住者です。現状を捉えてらっしゃると思いました。目的を動物と限定して集まれる可能性が非常に良い。動物病院とか巻き込める。「動物×子ども」「動物×スポーツ」など新たな発展もあるのかなと思い、楽しみにしております。
小禄|「近所の公園が私のお庭プロジェクト」
対象校区:小禄南小学校区
誰のどんな課題か?:誰の/小禄1丁目の集合住宅に住む世帯課題/自治会空白地域であり、集合住宅も多く、住民同士のつながりが希薄。加えて子ども会が消滅し、民生委員も欠員の状況。海抜が低い上に、小学校通学路には冠水しやすい地点もあるため「もしもの時」のために、顔の見える関係性づくりが必要と考える。
企画の内容:鏡原中学校からほど近い「ひよどり公園」を活用した企画に挑戦する。利用申請やTODOも含め、スキルアップが不可欠なため、キックオフを実施。
公園アンケートから、ひよどり公園は好きだけど、ベンチのペンキ剥げが嫌だという声を受け、ペンキ塗りワークショップを実施。マンション住人憧れの「私のお庭」を、自分たちで作り上げていく取り組みは、近隣の住民へのイベント告知や、参加ハードルを下げるための目的も。余白を残した飛び入り参加型、そして自己実現の場としての「ぽかぽかイベント」へ繋げていく予定。継続的に実施していくために、ユネスコSDGsパスポートを活用しながら、1丁目メンバーを拡大していく。
Q&A 感想 応援
Q:アドバイス。15年前くらい前かな?与儀公園のD51をボランティアの人たちに塗ってもらったことがあります。その時は塗装組合の方達がものを提供してくれて手伝ってくれました。
A:公園管理課に公園の使用許可申請をしに行った時にも企業ボランティアさんもあると助言いただき、塗装組合の方も巻き込んでご協力いただいて一緒に楽しんで行きたいと思います。
Q:小禄一丁目は目の前なので楽しみです。一丁目にはペンキ屋さんではないけれど、関連した事業所があるので訪ねてみたら一緒にペンキ塗りしたり教えてもらったりできるのではないかと思います。
A:町歩きをした時に全然知らなかった企業がたくさんあることを知りました。これからもどんな方たちが居るのかなという視点でステークホルダーさんを広げていきたいと思います。
チアーズコメント|鎌田 耕さん
私も小禄に仕事があります。このコスチュームは正義の味方ですね。皆さんレベル高すぎです。少子高齢化に真正面から取り組むテーマ、課題の抽出として、実際空白地帯、繋がりが希薄、もしもの時のために顔の見える関係性を平常時から行う、明確でクリアな問題設定。
第1回から第7回までの大学院で学んだことが全て、今日のプレゼンにでている。
これからの課題は継続性、巻き込んでいく中で規模も拡大し、季節ごとのイベントなども出てくる。地域の仕組みとしてどう続けていくか、担い手不足に取り組み、インスタ等考えられていてとても魅力のある、私もぜひ参加したい企画だと思いました。
那覇西|防災食の多様性を広げる「AAMAブランド」プロジェクト
対象校区:天妃小学校区
誰のどんな課題か?:私たちは、在沖ネパール人学生が地域と交流しながら防災を学べる機会がないことからその課題解決をするため休日の朝の時間を活用し、食を通して防災の知識を身につけるコミュニティ作りを企画します。さらには、この場で持ち寄られたネパールの朝食から将来的には、ハラール対応の防災食の開発を目指します。
企画の内容:在沖ネパール人との協働でつくる防災に強い街づくりを目的としたコミュニティの場「アンマーモーニング」を私たちは企画します。アンマーモーニングでは、天妃小学校区を中心にその地域周辺位住んでいる在沖ネパール人をはじめ地域の「防災に関心がある人」「異文化交流に関心がある人」「何か楽しいことをしたい人」を集め持ち寄りの朝食をみん
なでシェアしながら、防災について語らい、持ち寄った朝食のメニューをハラール対応の防災食の開発へと進めたいと考えています。また、那覇西エリアにある日本語学校の学祭や地域のイベントではその防災食を使った炊き出しの実演を実施していきます。
Q&A 感想 応援
Q:那覇市内でも那覇西が外国人の比率が高い。国の違いがあるが、コミュニティはあるのか。アンマーモーニング参加したいです。
A:ネパール、バングラディシュ、色々な国の人が居ます。国同士のコミュニティも他国ともつながるコミュニティは出来ています。
●素晴らしい発表をありがとうございました。那覇市で防災を担当しています。日頃から市民を守る部署にいる。那覇市にはネパール人がたくさんの居て、市民、県民、観光客、国民、全世界の人を自然災害から守る がんばっていきたいと思います。
●非常に素晴らしい発表で勉強になりました。防災危機管理課でも津波避難訓練実施してネパールの方にも参加していただきました。津波ってみたこともない、海のない地域で初めて知ったという方も。LINE公式アカウントも利用していただきありがとうございます。防災のページも公式アカウントで翻訳されて出ます。今ある防災食もアレルギーやハラール対応のものもあるが、実際にそれがどう活用できるのかも確認したいので朝の活動にも参加してみたい。
チアーズコメント|知念 忠彦さん
地域課題をよく把握して、焦点を絞って、構成員の仲間を有効に活用して、プレゼンも非常に上手でした。宮城潤・石垣あやね、宮平未来・稲垣暁・宮道喜一・平中晴郎・知念忠彦 災害プラットフォームおきなわを巻き込んでください。
真和志|「リアルドラクエつなぐ31万人グループへの挑戦」
対象校区:松川小学校区
誰のどんな課題か?:地域コミュニティの希薄化を感じている中、松川地域で開催したスタンプラリーイベントにて参加者にアンケートを取ったところ、約3割の人から「もっと地域の人とつながりたい」と回答があった。那覇市の自治会加入率は、14.9%と低く、市域の3割に及
ぶ地域には自治会の無い空白地域となっている。そのことから、「地域とつながりたいが、どうしたらいいかわからない人」をターゲットに企画した。
企画の内容:地域の人が集える場所「松川ビハナバザール」を開催します。ビハナバザールは、「ドラクエウォークラリー」、「ダストバスターズ」、「ボッチャ体験」、「フリーマーケット」などの催しを行い、誰もが楽しめる空間を作り、人が集える場所にします。
人が集い、新たなアイディアが生まれれば、それを展開するなど、決まった形にとらわれず、常に進化するバザールとします。松川での成功を皮切りに識名、上間と広げ市内全域で開催し、ビハナバザールを通して全市民のつながりを作ります。これもドラクエでしょ!
Q&A 感想 応援
Q:ビハナバザールは何語でどういう意味ですか?
A:ネパール語で朝市。那覇市に住む外国人が5600人のうちネパール人が2000人! 松川に日本語学校があって、その周辺に多くのネパールの人たちが住んでいるので巻き込みたい。メンバーがマルシェって顔じゃないのでバザールにしました(笑)
Q:みんみん合宿の時に「LINEで31万人繋がる」というアイデアがあったと思いますが、あれはどうなっていますか?
A:LINEは人の繋がりをわかりやすく例えたものでした。斜に構える意見でLINEはそんなに繋がれませんよとか、そんなに登録できませんよ等厳しい意見もありました。
チアーズコメント|本永 万希子さん
昔と今、わかりやすく、情景が浮かんできました。チームワークの良さが、人数が多いだけにまとめるのが大変だっただろうなぁ。
既にスタートして清掃活動に入っている行動力がすばらしい。皆さん仕事も持っていて集まるのが難しいので、オープンチャットも活用してビハナバザールに私も入れてください。
中心市街地|「ココに居たから助かった!防災商店街ができるまで」
対象校区:那覇小学校区
誰のどんな課題か?:土地勘の無い場所で災害に遭ったら、皆さんは誰を頼り
ますか。「こっちだよ」と声を掛けてくれる、そんな方がそばに居てくれたら心強くないですか。沖映通りが、津波災害警戒区域にあること、観光客や市外通勤者等のいわゆる災害弱者が多く存在する場所であること、独自の自主防災組織が設立されていないことに私たちは着目しました。
企画の内容:防災に強い商店街を増やすためのモデル事業として、沖映通りが防災に強い商店街になるまでの長期計画を作り、全国に広げます。まずは2ヶ月単位であらゆる事業を展開していきます。例えば、最初の2ヶ月で防災アンケートの実施と集計、次の2カ月でアンケート結果をもとにした意見交換会の開催、また次の2カ月では防災トークイベントの開催などなど。年間を通しては、津波避難ビルステッカーや防災パンフレットの作成、防災スタンプラリーの開催、消防訓練などといった取組みを行います。そして、1年後に防災アンケートを再度実施し、防災意識の変化や新たな課題を探ります。2年を経過する頃には、近隣マンションなどで住民による自主防災組織もできているという未来を想定しています。
Q&A 感想 応援
Q:素晴らしい発表ありがとうございます。一緒に防災のお話しさせていただいて上がった事がすごくよくまとめられていてよかった。その時に話をしなかった防災ポスターやステッカーについても取り上げてくれてありがとうございます。事業者さん、大きいものなかなか貼ってくれなくて、小さなステッカーを無理言って貼ってもらっている。それも課題。でも皆さんと一緒に取り組む事でもっと見やすいものができるんじゃないかと思いました。
A:頑張って嫌がるお店にも貼っていけたらいいなと思います。ありがとうございます。
Q:二つ質問したいです。ダイナハ築50年くらい?耐震構造はどうなのか、
沖映通りでは防災協定とか現状はどうなっていますか?
A:市との協定は結んでいないのだけれども、高いビルというとホテルやダイナハ。
Q:関東での防災というと地震・津波だけれど、沖縄らしい防災のテーマがあるのでは
A:沖縄といえば、台風。沖縄は自主防災組織率が低い。歴史的に見ても地震・津波のそなえは課題。
チアーズコメント|宮道 喜一さん
現場からのレポートとか、他にはないプレゼンの仕方、印象に残りました。
美栄橋駅が津波避難ビルに認定されていることなど、知らなかったことを知ることができた。企画の中にアンケートして話し合って、調べていくところから企画に組み込んで言ったのは素晴らしい。
商店街のステークホルダーってたくさんある。対象は広げてもいいのかな。住民・観光客・地元のお客さん・働く方と多様。 将来的には防災組織の連合体が作れるといいですね。 自主防災組織ができたら、民間レベル地域レベルでの協定を結んでいくようなことも出てくるのかな。将来的なビジョンが見えてきました。
首里|放課後居場所づくり「わくわく嶺っ子クラブ」
対象校区:石嶺小学校区
誰のどんな課題か?:人々がより良く生きる環境をつくるため、地域に関わる人々の素敵なふるさとづくりをします。具体的に、居心地の良い居場所づくりをこどもたちの活動を通して放課後子ども居場所づくり「わくわく嶺っ子クラブ」(別称:ミネコヤ)を実施します。
企画の内容:石嶺地域は自治会がない地域が多く、加えて、公園や児童館、広場が少ないなど、地域の人が顔を合わせる拠点がない状況です。地域づくりのためにも、子どもたちが
安心して過ごせる場所や多世代交流の拠点や仕掛けがあると良い。という声があります。
生活の中で関わった地域が素敵な場所だったと思える事は、幸せなことです。その幸福感が安全・安心に暮らせる環境を整え生活基盤を維持する事に繋がると考えます。
今回、地域資源(人、モノ、場所)を活用しながら大人も一緒に取組めるワークを主軸とした放課後子ども教室を立上げ、子どもたちが安心して過ごせる時間をつくることで、地域の人々と素敵なふるさとをつくります。
Q&A 感想 応援
●自治会前原さん。報告・美味しいコーヒーありがとうございました。美味しかったです。空いている自治会事務所、地域の小さな公園・あまり活用されていない既存の施設に着目する事がいいまちづくりにつながってくるんじゃないかな。いろんな展開する可能性がひらけてくるだろうと期待しています。
●今井さん。移動販売で珈琲をやっています。皆さんに飲んでいただこうと珈琲を持ってきています。当日子ども達に飲んでもらった時のように牛乳と黒糖で甘みをつけたものを用意しています。小学生に焙煎を楽しんでいただきました。
キッチンカーは機動力が武器。賑わいづくりに是非、呼んでいただきたい。
●現在進行形で企画が進んでいるのがかっこいいなと思いました。感動しました。尊敬しました。石嶺1丁目でで育てられたので参加させてください。よろしくお願いします。地元を誇りに思えるって大事だな。皆さんの発表で共通しているのが、地元を誇りに思える人が仲間に加わっていくとどんどん活動内容が良くなっていくんだろうな。
チアーズコメント|金城 聡さん
いい流れでじんわりとして涙が出そうです。共通して、地域・地元への愛を感じ、最後にふさわしいいい発表だったなと思います。心の拠り所、ふるさとを作りたい。居心地のいい場所。会場の皆さんの気持ちに入ってきたんじゃないかな。日常を作ることと非日常を感じさせる、バラエティにとんだ楽しみがある。
ふるさと石垣を思い出す事がある。誰かがいろんな思いを感じる瞬間を皆さんが作り出そうとしていることに感銘を受けました。是非素晴らしい場所を作って継続してください。
講評
萩原 雄三さん|チアーズとして初回から全回をずっと受講生のみなさんを見守って来てくださいました。
オレンジマン風の正装で来ました。どのチームも楽しそう、巻き込みそう、継続しそうだなととても感じました。
新都心チームは動物好きをターゲットにに絞り込む事により、とんがらせる事によって広がりがさらにうまれるという事があるんだろうなと感じました。
小禄チームのこういう課題だからこういうことをする。わかりやすい。データを自分のものにする。こういうデータだからこうする。見せるためのデータにしたのは真似したい。いかのおすしの導入もよかった。
那覇西チーム。「防災×ネパール」二つのことを掛け合わせる。大きくタイトルに出してアイディアが出てくることもあるので、真似していきます。
真和志チーム。31万人のグループを作ると最後まで大きな目標を掲げてくれたのは素敵だな。そうは言っても小さな一歩を踏み出すのに大きな目標を忘れてやっちゃうことも多いので、真似したい。
中心市街地チーム。合宿した時はテントの下でイベントします〜が理事会で誰が参加するの?とバッサリ…その後の立て直しがすごい!応用力・対応力は真似させていただきたい。
首里チーム。石嶺町民会館の施設の活用いいなぁと思った。人の活用もとっても大事だなと改めて思いました。
那覇市の好きなところ・嫌いなところの嫌いなところは課題に結びつくんだな。
合宿の朝食でピザを作りました。永田さんの講演でピザ焼くのを真似したくてやりました。自分は土・水・風…何の人だろう?と考えると耕す人なんだと思います。実際に歩くと枯れてる土地なんてなかったと思います。耕す人一緒にやっていきましょう。
安谷屋 貴子さん|第6回講座の講師でもありチアーズでお世話になりました。
コミュニティオーガナイジングという一人では出来ないことをみんなの力で変えていくという手法を学ぶ人をサポートしています。その視点を踏まえながらコメントします。
新都心チーム。Tシャツ出来てる。第6回の時に聞いたストーリー
どんな街になるといいの?を羽衣祭りで聞いて、何をやるのかぼやけたままだと出来ていかないことを「わんにゃんめー」と絞ったのがクールだなと思いました。これが違う展開に横つながりしていくのを楽しみにしています。
たのしむぞ〜O6小禄チーム。インスタフォローしました。つなぎもとても可愛かった。いかのおすし。声をかけてくれる人も不審に思ってしまう…この防災のあり方はどうなのかな?このプロジェクトのようにポジティブに関われるのがいい。ペンキや道具が足りないし、DIYが好きな人は関われるよと、関わりしろを具体的に示して参加したい人が参加しやすい入り口を作っているのがこれから広がっていくに違いないと思いました。がんばってください♪
那覇西GOGO。こんなに自分たちを知ろうと調べてくれている人がいるというだけでその地域のネパールの方々はとても勇気付けられるのではないか。アンケート結果は皆さんと共有されましたか?その関わりの中でお互いの安心感、知らないということが不安の原因になるのが私たち。文化、言葉、女子会に参加してどんな人たちか知るっていいな。防災メールが異国の言葉で届いたら…これは怖いなと想像できて、やりたいことが伝わってきました。
リアルドラクエ・つなぐ31万人に挑戦・真和志チーム。人数が多いチームでここまで脱落者なく進んで来れたのがすごいし、皆さん仲良くて楽しそうなので、みんな仲間になりたいと思うんじゃないかな。10年で31万人を達成するぞ 例えばボランティア登録している人が31万人みたいな具体的なものを掲げてもいいのかな、最初の1年で何人、3年で何人とか、途中で具体的に繋がるってどういう状態なのか、何ができる状態なのかブラッシュアップしながら31万人になることを楽しみに描きながら聞きました。
中心市街地チーム。那覇市とのヒアリングの中でホテルのフロントが無人化している、マニュアルがない、避難誘導するとしたら誰がするの?人材育成が必要だよね。という課題共有ができたのが素晴らしい。市との協定を結びづらいから 防災施設認定が難しいけれど、何かあったら入っていいよというお店がたくさんあるというのが、入っていいよと掲げてもらっていないと入りづらいので、何かうまい中間地点見つかるといいな。
最後4人じゃなかったけど中継があったので4人揃った発表のようでした。
首里チーム。私も首里石嶺に住んでいるので、参加したいと思いました。土屋さんが被災地に故郷があるとそこを思うと心が温かくなるいうストーリーから入ったので、みんながふるさとを大事に気持ちが心に浮かんだ状態から入った。3年間での目標があるので、1年ごとに何をやるというのがあったので、そこにどういう人が何人参加しているかの具体的な目標も立てながらやると達成できたかなというのもリアルに感じながらできる。コーヒーの取り組みを子どもたちとやったこと、家に帰ってお家の人にいうと思うので、参加したことで終わりではなく、参加したことを誰かに言うというステップで次に広がるのでいい。
企画を回を重ねるごとに具体化されて行って、途中、斜に構えたコメントも真正面から受け止めて、最後にみなさんの気持ちの入ったプレゼンが楽しかったです。ありがとうございました。
今回の発表はこれで終わりじゃないぞ。to be contenu…というチームが多かったです。
事務連絡
市民活動支援センター|渡嘉敷さん
どのチームの発表も是非、実現して欲しいです。皆さんのプラン実現のお手伝いをしたい。
助成金、次年度なは市民活動支援事業予算要求中ですので、みなさんにも手を挙げていただいて活用してください。広報のお手伝いや会場利用、印刷、ボランティアマッチングは500名ぐらいの登録があるので紹介等、利用してください。
まちづくり協働推進課|野底 武光さん
城間幹子さんは市長でも副市長でも教育長でもなく校長先生の時に出会っています。水道局採用で大先輩の比嘉学さん。二人の大先輩がまた学び続ける姿に刺激され、僕ももっと頑張ろうと思いました。