なは市民協働大学院2026の第1回講座「開講式・オリエンテーション」の動画アーカイブをアップします。
欠席された方は、この動画を視聴し、開講式の様子及び内容をご確認ください。
出席された方も学びの振り返りとしてご活用ください。
なは市民協働大学院2026の第1回講座「開講式・オリエンテーション」の動画アーカイブをアップします。
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2026年7月18日(土)、なは市民活動支援センター 会議室①にて、「なは市民協働大学院2026」の開講式が開催されました。
今年度は定員30名のところに36名もの応募があり、当日は多くの受講生が集まりました。地域活動をしている方、那覇市の職員、議員、市職員OBなど、多様な顔ぶれが会場に揃い、これから半年間、共に学び、共に企画をつくっていく仲間としての第一歩を踏み出しました。
司会進行を務めた事務局の石垣綾音さんからは、「今日は5時までの長丁場になりますが、初めましての方も多いと思うので、ある程度お互いを知り合って、仲良くなった状態で帰れる会にしたいと思っています」と、この日の趣旨が伝えられ、開講式の幕が上がりました。
まずは、なは市民協働大学院の学長でもある知念覚 那覇市長からご挨拶をいただきました。
市長は当日午前中に出席したという協働大学の入学式にも触れながら、「地域のつながりの重要性という認識が、若い世代にもどんどん広がってきていると感じました」とお話しされました。
なは市民協働大学院は、地域活動をしている方や議員、那覇市のOBなど、まさに「プロの養成講座」と呼べるような顔ぶれが集う場です。市長は、少子高齢化や地域コミュニティの希薄化が全国的な課題である中、特に都市化が進む那覇市においてはその傾向が顕著であり、自治会加入率の低下も進んでいる現状に言及されました。
平成27年の開校以来、これまでに265名の卒業生を輩出してきたという本大学院。卒業生の皆さんは、小学校区まちづくり協議会や自治会、市民活動団体など、地域のさまざまな場所で中心となって活躍されているそうです。
そして今年度は、記念すべき第10期。全8回の講座を通じて「課題設定力」「企画力」「コーディネート力」という、地域づくりに欠かせない3つの力を身につけてほしいと、受講生への期待が語られました。あわせて、各分野で活躍する魅力ある講師陣や、修了生で構成されるサポートチーム「チアーズ」による伴走支援についても紹介があり、「この大学院での学びを、ぜひそれぞれの地域や職場、活動の場へ持ち帰っていただき、多くの人と対話を重ね、仲間をつなぎながら実践してほしい」と、あたたかいエールが送られました。
続いて、那覇市協働によるまちづくり推進協議会 会長の城間幹子さんよりご挨拶をいただきました。
前那覇市長でもある城間さんご自身も、実はこの大学院の修了生・協働大使のお一人。「皆さんの地域を愛する心、そこで何か活動したいという市民活動への興味だけでなく、実際に活動するんだという表情が、年々本当に伝わってきています」と、受講生への温かいエールとともに、地域への想いの輪が着実に広がっていることへの手応えを語ってくださいました。
城間さんが会長を務める「那覇市協働によるまちづくり推進協議会」は、愛称「協まち協(きょうまちきょう)」と呼ばれ、協働大使の皆さんの活動を横につなぎ、手を取り合って支えていく組織なのだそうです。
また、これから始まるグループワークについて、「希望とは違う地域やテーマのグループになることもあるかもしれませんが、そうしたグループになった方々からいろいろな考え方を聞いて、真似たり、蓄えたりすることをぜひこの大学院でやっていただきたい」とアドバイスも。城間さんご自身も受講生の皆さんをこれからサポートしていくと約束してくださいました。
学長・来賓のご挨拶の後は、恒例の全体集合写真を撮影。その後、事務局の宮城より、大学院のプログラム概要についてじっくりと説明がありました。
なは市民協働大学院は、那覇市と一般社団法人まなびとまちとが協働して取り組む「なは市民協働大学」の上級編。地域課題の解決に向けた動きを生み出せる「コーディネーター的視点」を持つ人材を発掘・育成することを目的としています。
修了後に目指す姿として、次の3つが掲げられました。
背景には、2026年3月に策定された那覇市「地域づくり推進方針」があります。同方針が掲げる「ゆるやかなつながりのある社会」の実現を担う人材を育てることこそが、この大学院のねらいなのだと説明されました。
概要説明では、那覇市の地域コミュニティが置かれている厳しい現状データも共有されました。自治会加入率はわずか14.2%、自治会が存在しない「空白エリア」は地域全体の37%にものぼるといいます。地域のつながりが希薄な状態では、災害時や困りごとが起きたときに助けを求める先がわからず、困っている人自体も見つけにくくなってしまう――そんな課題が指摘されました。
複雑化・多様化する地域課題に「これをやれば一発解決」という魔法のような方法はなく、どうしても長期戦になっていきます。だからこそ、活動そのものに楽しさや魅力がなければ続けられません。「課題」と「楽しさ・魅力」を掛け合わせた企画を生み出し、それをつなげていける人材の育成こそが、この大学院の目標なのだと語られました。
そのために大切にされているのが「協働マインド」。誰か一人の力で解決しようとするのではなく、それぞれの得意・不得意を補い合いながら、仲間とともに取り組んでいく姿勢のことです。
そして、講座全体を貫くコンセプトが、学長(市長)・来賓挨拶でも出て来た合言葉、「じっくり・しっかり・ちゃっかり」。
今年度は例年よりもチームビルディングに力を入れており、第2回講座を合宿形式にして、早い段階からチームづくりを進めていくのが大きな特徴とのことでした。
| 回 | 内容 |
|---|---|
| 第1回(本日) | 開講式・オリエンテーション。お互いを知り合い、大学院の全体像を理解する |
| 第2回 | 合宿(森の家みんみん)。チームビルディングと地域調査の視点を学ぶ |
| 第2〜3回の間 | グループに分かれ、担当エリアの街歩き・地域調査を実施 |
| 第3回 | 調査結果の発表。見つけた課題が本当に課題といえるかを深掘り |
| 第4回 | 県外講師・永田宏和氏によるプログラム。企画づくりの視点を学ぶ |
| 第5回 | 事務局による企画の考え方・アイデアの広げ方のレクチャー |
| 第6回 | コミュニティオーガナイジングの手法 |
| 第7回 | ステークホルダーを招いたブラッシュアップミーティング。プレゼンのコツ |
| 第8回 | 最終成果発表会・終了式 |
8回の講座に加えて、チームごとの話し合いやまち歩きといった「宿題」も発生するため、なかなかの活動量になる見込みとのこと。事務局からは「結構大変かと思います。最初に言っておかないと、あとから『こんなに大変だと思わなかった』って毎年言われるので」と正直に伝えつつも、「大変なんですけど、すごく楽しいし、学びも深いです」と、受講生の背中を押してくださいました。
修了要件は、全8回のうち70%以上(6回以上)の出席。やむを得ず欠席する場合は、録画やブログの記録をもとにレポートを提出することで出席扱いにできる制度もありますが、合宿など2日間にわたる講座を丸々欠席した場合は、この対応はできないとのことでした。
続いてのプログラムは、この大学院ならではの心強い存在、「チアーズ」の紹介です。
チアーズとは、大学院の修了生(OB・OG)を中心に構成される、受講生の応援団・伴走支援チーム。単なるアドバイザーではなく、地域づくりの現場ですでに実践を重ねてきたメンバーたちが、「じっくり・しっかり・ちゃっかり」を合言葉に、受講生のすぐ隣で一緒に汗をかきながら伴走してくれる存在です。
紹介にあたっては、チアーズメンバーが制作したというAI生成の解説動画・スライドが上映され、会場は笑いに包まれる場面もありました。
その後、チアーズ・講師陣が順番に自己紹介。
頼れる先輩たちの存在に、受講生の皆さんも心強さを感じられたのではないでしょうか。
※今回出席できなかったメンバーは、また後日紹介します。
いよいよ、この日のメインイベントとも言える全体自己紹介の時間です。配布された受講生名簿を手に、マイクを順番に回しながら、36名全員が自己紹介をおこないました。
一人ひとりが、お名前、興味・関心のある地域、地域づくりでの関心事や悩みごと、いま取り組んでいることなどを一言ずつシェア。首里、真和志、新都心・おもろまち、中心市街地(国際通り・平和通り周辺)、那覇西(若狭・曙など港湾地域)など、那覇市内のさまざまなエリアから集まった受講生たちが、それぞれの地域への想いを語る姿がとても印象的でした。
面白いのは、この自己紹介がただ聞くだけの時間ではなかったこと。参加者同士は他の受講生の話を聞きながら「自分との共通点」をワークシートに書き込んでいきます。この共通点探しが、実は後半のビンゴ交流ワークへとつながっていく、うまく仕組まれた仕掛けになっていました。
自己紹介がひと段落したところで、約10分間の休憩がとられました。
休憩後は、この大学院で企画されたプロジェクトが、実際にどのように地域で育っていくのかをイメージできる、OB・OGによる活動紹介の時間です。
まず登壇したのは、2025年度修了生の新里えりなさん(那覇小学校区まちづくり協議会/協まち協)です。
新里さんが紹介してくれたのは、昨年度の大学院で最終企画としてまとめた「ご近所シェアるん♪」というプロジェクト。メンバーは、那覇市公園管理課の伊佐さん、那覇市まちづくり協働推進課の渡嘉敷さん、那覇小校区まち協副会長(当時)の宮里さん、同校区在住のWebプロモーション会社経営者・田邉さんという、まさに市民と職員の混成チームでした。
「地域コミュニティが希薄化している」とはよく言われますが、それが本当なのかを確かめるため、中心市街地(国際通り・平和通り周辺、美栄橋駅付近)のマンション掲示板やイベント会場で、シールを貼ってもらう形のアンケートを実施(回答数は約140件)。その結果、「ご近所付き合いはゆるい関係が理想」「近所のイベント情報は事前に知りたい」という回答が、いずれも約92%にものぼることが分かったそうです。
この結果を受けて生まれたのが、2つの企画です。
さらに、那覇市公園管理課とはパークPFI事業に関連して、公園利用者のニーズ収集における連携(情報収集の依頼、結果報告、住民意見の施策への反映)についても検討が進んでいるそうです。
この企画は、東京大学主催の「COGチャレンジ(オープンガバナンス)」にもエントリーし、最終選考まで残るという素晴らしい実績も残しました(企業賞は逃したものの、アンケート投票では評価を獲得したそうです)。
新里さんは卒業後もFMなは(コミュニティFM)のラジオ番組(毎週金曜16時〜)に出演するなど、中心市街地での活動を継続中とのことで、「中心市街地のエリアに関わりたい方は、ぜひ声をかけてください」と、後輩たちへの心強いエールで締めくくってくれました。
続いて登壇したのは、2023年度修了生の波平聡さんと金城辰美さん(真和志地区)です。
お二人が紹介してくれたのは、「リアルドラクエ ~つなぐ310,000人グループへの挑戦~」という壮大な名前のプロジェクト。ちなみに310,000人とは那覇市の人口です。大きな目標を掲げながらも、実際には身近な地域から一歩ずつ、地道につながりを広げてきた歩みが語られました。
まず、松川地域の子どもの居場所イベントでアンケートを実施したところ、「ご近所付き合いはあるけれど、生活面で協力し合う関係は少ない」という結果が得られ、松川地域でも地域の希薄化が進んでいることが確認されたそうです。
そこで、交流の場をつくるために企画したのが「松川ビハナバザール」。実施にあたっては、すでに清掃活動を続けていた「松川公園愛護会」(会長:島袋氏)と連携し、まずは一緒に清掃活動から取り組むところからスタートしたといいます。
その後、松川小学校区まちづくり協議会を発足。さらに、上間・大道小学校区でも準備会が進行するなど、活動の輪は周辺地域へと着実に広がっています。
最近では、地域の高校生たちが企画した流しソーメンやものづくり体験ができる「こども縁日」に、大人たちが「応援隊」として協力するなど、世代を超えた交流の場が継続的に生まれているそうです。
お二人からは、「大変さを楽しみに変えて発信することで、仲間はどんどん集まってきます」「できることをできるだけ続けることが、より良いまちづくりにつながる」という、実践に裏打ちされたメッセージが受講生に贈られました。
先輩たちのリアルな挑戦の軌跡に、これから半年間の活動をイメージできた受講生も多かったのではないでしょうか。
OB・OGの発表を終え、いよいよ実践編。自己紹介のときにワークシートに書き込んでおいた「他の受講生との共通点」を活用した、ビンゴ形式のアイスブレイクワークがおこなわれました。
参加者は会場内を自由に動き回り、共通点を持つ相手を見つけては「あなたはこういう方でしたよね」と声をかけ合い、サインをもらっていきます。もちろん、その場での自己紹介も忘れずに。一列そろった受講生から、進行役の石垣さんのもとへ報告に向かうという流れで進められました。
会場は一気に賑やかな熱気に包まれ、初対面の緊張感もすっかりほぐれた様子。このワークを通じて、受講生同士がより多くの人と直接言葉を交わし、これからの半年間をともにする仲間としての関係づくりの、確かな第一歩を踏み出すことができました。
盛りだくさんのプログラムの締めくくりとして、事務局からいくつかの案内がありました。
まずはLINEオープンチャットへの登録案内。受講生名簿右上のQRコードから登録し、表示名は誰か分かる名前に設定するよう呼びかけがありました。「ノート」機能への簡単な自己紹介の投稿も依頼され、これは当日欠席した方への周知や、アカウント本人確認のためとのことです。
項目 | 内容 |
日程 | 8月15日(土)9:00受付開始 ~ 8月16日(日)12:00解散予定 |
会場 | 森の家みんみん |
内容 | チーム決め・チームビルディング、地域調査、カレー作り 等 |
講師 | 森の家みんみん:藤井氏/災害プラットフォームおきなわ:稲垣氏・宮道氏 |
宿泊 | 和室、男女別の大部屋 |
持ち物 | これまでの配布資料、着替え・タオル、汚れてもよい服(雨天時は雨具・長靴)、保険証、虫除け等、1日目昼食(各自持参)、お米1合(カレー用・各自持参) |
差し入れやカレーに加えたい食材の持参も歓迎とのことで(強制ではありません)、和気あいあいとした合宿の雰囲気が今から目に浮かびます。今年度はチームビルディングを重視し、例年より早い第2回に合宿を設定したとのこと。詳細なしおりは後日オープンチャット配布される予定です。
那覇市からは、以下の3点もお知らせがありました。
最後に、事務局・宮城より「今日は長丁場、お疲れ様でした。次に皆さんにお会いするのは、来週の交流会か、もしくは8月の合宿ですね。それまで元気にお過ごしください」との挨拶があり、盛りだくさんだった開講式は幕を閉じました。
定員を大きく上回る応募のなかスタートした、なは市民協働大学院2026。第10期という節目を迎えた今年度は、記念すべき年にふさわしく、これまで以上に多様なバックグラウンドを持つ36名の受講生が集まりました。
「じっくり・しっかり・ちゃっかり」を合言葉に、地域の課題にじっくり向き合いながらも、楽しさを忘れずに仲間を増やしていく――。この日出会った受講生同士、そしてチアーズという心強い伴走者たちとともに、これから始まる半年間で、那覇のまちにどんな「ゆるやかなつながり」が生まれていくのか、とても楽しみです。
次回は8月15日・16日の合宿。まちなかつながるプロジェクトをはじめとする先輩たちの挑戦に続く、新たな物語がここから始まります。今後のレポートもどうぞお楽しみに!
昨日(7/19)、2026年度の開講式がありました。今年度は、36名の方が大学院を受講します!
開講式の様子はまたあらためてレポートしますが、今回は「大交流会」の告知をさせていただきます。
これまで「なは市民協働大学院」では、多くの修了生を輩出し、みなさん各地域で、各分野で活躍されています。
せっかくなので、各期の修了生、そして現役の受講生が知り合い交流する場をつくりたい!ということで、まちづくり協働推進課の方で「大交流会」を企画しています。
現役の受講生はもちろん、過去の修了生にもぜひ参加いただき、交流を深めたいと思います。
よろしくお願いします!
【なは市民協働大学院2026 大交流会】
つながりが地域の”未来”を創る
出会う・語り合う・創り出す
〜”つながる交流の輪”を広げよう!〜
日時:7月25日(土)
第1部 17:00-18:30(受付16:45〜)
第2部 18:30-20:00
会場:牧志駅前ほしぞら公民館ホール
内容:
第1部 自己紹介・グループディスカッション(無料)
第2部 交流プログラム(軽食(アルコール有り)会費:1500円)
申込:(下の申込フォームより)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe0BPqpBxuKmvV4k5lFI_pvMXD5HKhGd5b_NMVgm1TGMaqXFg/viewform
問合せ:那覇市まちづくり協働推進課
TEL 0980861-3846
2026年6月21日、なは市民協働プラザにて、なは市民協働大学院2026の公開講座が開催されました。参加者は49名。
講座では、大学院のプログラム説明に続き、修了生団体による活動紹介、そして南信乃介氏(NPO法人1万人井戸端会議 代表理事/前・繁多川公民館 館長)と宮城潤氏(一般社団法人まなびとまちと 代表理事/前・若狭公民館 館長)によるトーク「那覇における地域づくりを考える」が行われました。司会は石垣綾音氏(合同会社みるぶん 共同代表)が務めました。
なは市民協働大学院は、地域課題の解決に向けた動きをつくり出す「コーディネーター的視点を持った人材」の発掘・育成を目的に、那覇市が主催する講座です。
前身にあたる「なは市民大学」は2009年に開講し、翌2010年に「なは市民協働大学」へと改称されました。その上級者編・実践編として2015年度に「なは市民協働大学院」が始まり、2016年度には那覇市第5次総合計画に対する市民意見を取り入れる場としても機能しました。
受託団体はこれまで、南信乃介氏がアドバイザーを務めた2017年度、南氏の1万人井戸端会議がまちなか研究所わくわくと連携して受託した2018年度、宮城が事業統括責任者を務めた地域サポートわかさが受託した2019〜2025年度を経て、2026年度は宮城が新たに立ち上げた一般社団法人まなびとまちとが受託しています。この間、修了生は各地域・各専門分野で活動を続け、協働によるまちづくりを推進する人材の裾野を広げてきました。
講座冒頭では、那覇市の地域づくりを取り巻く状況についても説明がありました。
自治会加入率は13%台まで低下しており、市内の約37%のエリアには自治会そのものが存在しません。
こうした状況の中、地域づくりの新たな枠組みとして「小学校区まちづくり協議会」の設立が進められており、現時点で17協議会・5準備会が立ち上がっています。
設立から10年を経て、その位置づけは「組織をつくること」から「ゆるやかなつながりを育むプラットフォームにすること」へと重点が移りつつあるとのことです。
こうした流れを踏まえ、那覇市は今年3月、市民参加のワークショップや庁内議論を経て「那覇市地域づくり推進方針」を策定しました。
なは市民協働大学院は、この方針に基づき地域コミュニティで活躍し、地域コミュニティをつなぐ人材を育成するプログラムとして位置づけられています。
大学院が掲げるコンセプトは「じっくり・しっかり・ちゃっかり」の3つです。地域の現状を丁寧に観察し課題を発見・定義する「じっくり」、発見した課題をもとに実現可能な企画を立案する「しっかり」、課題に取り組みながらも自分自身や周囲を楽しませ仲間を増やしていく「ちゃっかり」。
これらは、地域で活動する人々が自然に踏んでいるプロセスを体系立てたものだと説明されました。
2026年度は、例年より早い第2回に1泊2日の強化合宿を組み込み、早期のチームビルディングを図る点が特徴とされています。
全8回の講座を通じて、まち歩きによる地域調査、課題設定、企画づくり、コミュニティ・オーガナイジングの手法などを学び、第8回の最終成果発表会・修了式に至る構成となっています。
修了後も、東京大学主催の地域課題解決アイデアコンペ「COG・チャレンジ‼オープン・ガバナンス」への挑戦など、活動の継続を後押しする姿勢が語られました。
講座の中盤では、修了生による活動紹介が行われました。
首里石嶺地域で活動する「ミネコヤ」は、2023年度・2024年度の修了生を中心に2024年から活動する団体です。
自治会が組織されていないエリアが多く、子どもの居場所も少ないという石嶺地域の課題を受け、放課後の子どもの居場所「わくわく嶺っ子クラブ」を企画・運営しています。拠点は、これまで利用が少なかった石嶺町民会館を主に活用し、2025年度の夏休みには1週間にわたって施設を朝から夜まで開放し、ワークショップや映画上映会、防災キャンプなど多様な企画を実施しました。
PTAや映画監督、アート系団体など、常に誰かと連携しながら活動する姿勢を大切にしているとのことです。COG2024ファイナリストに選出されています。
真和志地域で活動する「真和志well-being」は、5名のまちづくり協議会関係者によるチームです。
真和志小学校周辺で保護者の送迎による交通混雑が発生し、通学路の安全確保が課題となっていることを受け、2025年のハロウィンに地域住民とともにコスプレ姿での旗振り活動を実施しました。
この経験から生まれた企画が「Let's てくてく登下校‼」で、地域全体で子どもが歩きたくなる環境づくりを段階的に進めています。COG2025では全国63チーム中の最終審査13チームに選出され、「JIPDECサポーティングパートナー賞」を受賞しました。
続く質疑応答形式のセッションでは、両チームからフィールドワークやヒアリングを企画づくりの軸に据えたこと、地域住民や既存の組織との連携が比較的スムーズに進んだこと、拠点となる場所の有無が活動の継続に影響することなどが語られました。
市民活動を継続する秘訣としては、出入りしやすい活動の形にすること、無理のない最小単位から始めることが挙げられました。
後半は、南信乃介氏と宮城潤による対談に移りました。
両氏の付き合いは約20年に及び、南氏が20代半ば、宮城氏が30代半ばで若狭公民館の館長になった頃、社会教育の勉強会で出会ったのが最初とのことです。以来、那覇市の公民館長仲間として、それぞれ異なる立場から那覇のまちづくりに関わり続けてきました。
宮城氏は社会教育とは異なる「アート」の領域(前島アートセンター)から地域づくりに入ってきた経歴を持ちます。一方、南氏は子ども会・ジュニアリーダー活動を通じて幼少期から地域づくりに触れ、大学でも持続可能なまちづくりを学ぶなど、社会教育の道を歩んできました。
両氏は、活動へのアプローチの違いについても語りました。
宮城氏は自らを「物事を斜めに見るひねくれ者」と表現し、光が当たっていない層、たとえば在住外国人やシングルマザーなどへの気づきを起点に活動を展開するタイプだと述べました。
これに対し南氏は、地域の人々が大切にしてきたもの、たとえば豆腐づくりの歴史のようなものを起点に、そこに共感する人たちを巻き込みながら活動を広げていくタイプだといいます。
両氏は、どちらのアプローチが優れているというものではなく、地域性や個性によって入り口が異なるだけで、地域づくりには両方が必要であるという点で一致しました。
具体的な事例として、繁多川公民館では地域の自治会と相談しながら民俗学的な聞き取り講座を企画したところ、住民への聞き取りが3年間続きました。
その過程で、地域内で戦後多くの家庭が豆腐づくりを営んでいたこと、それが戦後復興を支える産業であったことが明らかになり、小学校の総合学習に発展。地域住民が先生役となって大豆栽培から豆腐づくりまでを行う恒例行事へと成長したとのことです。
この取り組みを通じて、定年退職後の男性が地域活動に関わるきっかけも生まれたと紹介されました。
若狭公民館では、地域に多い在住外国人やシングルマザーなど、公民館の講座に必ずしも来ていなかった層への働きかけが紹介されました。
子育て支援団体を通じて当事者団体と連携する取り組みや、在住外国人と地域住民が出会い理解し合う機会をつくる取り組みが、コロナ禍を経て支援活動として広がっていったといいます。
活動の進め方について、南氏は、確証が持てなくても「3割ほど見えたら試しにやってみる」という姿勢で公民館活動を一種の社会実験として捉えていると説明しました。
宮城氏は、気づいたことに対して「旗を立てる」というイメージで、まだ課題として認知されていないニーズを可視化する取り組みを重視していると述べました。
必要な人材や姿勢についても意見が交わされました。
南氏は、互いに言いたいことを言い合える関係性があれば、相談先を複数持つことでどうにかなると述べました。
宮城氏は「頼りなくあること」の大切さを挙げ、自分で抱え込まず素直に助けを求められる状態が、周囲の協力や新しいつながりを呼び込むと語りました。
また、気づいたことを発信するだけでなく、それを受け取っていない人まで巻き込んで連れてくる存在の重要性も指摘されました。
学びと活動の関係については、宮城氏が「学びと活動の循環」という言葉を挙げ、知識を蓄えてから活動に還元するというよりも、実際にアクションを起こす中で必要な学びが後から生まれてくると述べました。
課題はネガティブなものではなく取り組むべきことであり、解決というよりも次々と新しい課題へと展開していくものだという見方が示されました。
南氏は、小さなアクションを起こした経験を持つ人が、その経験を通じて地域環境をより良い方向に変えていく力になると述べ、コロナ禍では支援を受けた当事者自身が新たな担い手として動き出す様子が見られたと振り返りました。
今年3月に策定された「那覇市地域づくり推進方針」についても触れられました。
南氏は方針の中のコラムで繁多川公民館エリアの自治の実情を執筆したことを紹介し、宮城氏は、地域だけで頑張るのではなく行政とも協働しながら進めていく点が方針の重要なポイントだと述べました。
方針の概要版に掲載されている「新しい地域のつながりのイメージ」図について、宮城氏は自身が長年提唱してきた「ゆるやかなつながり」の考え方が採用されたものだと説明しました。
単一の地域組織への加入を前提とするのではなく、一人ひとりが興味や関心に応じて複数のコミュニティに緩やかに属し、それらが重なり合うことでセーフティネットとして機能するという考え方です。
南氏は今年3月に繁多川公民館の館長を退任しましたが、指定管理者であるNPO法人1万人井戸端会議の代表理事は継続しており、引き続き公民館に顔を出しているとのことです。今後は、妊娠・出産や看取りなど、地域との関わりが薄くなりがちなライフステージにおいて、住み慣れたコミュニティで安心して関わり続けられる地域のあり方に取り組みたいと語りました。
宮城氏も同じく今年3月に若狭公民館の館長を退任し、一般社団法人まなびとまちとの代表として、なは市民協働大学院の企画運営に加え、那覇市の地域づくりコーディネーター業務を受託していることが報告されました。
公開講座は、なは市民協働大学院のプログラム紹介にとどまらず、修了生団体の具体的な活動事例と、公民館長として20年にわたり那覇の地域づくりに携わってきた両氏の対話を通じて、那覇における地域づくりの現在地を振り返る機会となりました。
申込締切:7月10日(金)まで
受講料:5,000円
定員:30名 ※応募多数の場合、申込内容等を勘案し選考します
申込:https://forms.gle/L2pXW4xHG2rxGHLe9
応募条件:
開講式・オリエンテーション
7月18日(土曜日)14時00分~17時00分
交流会プログラム@ほしぞら公民館ホール
7月25日(土曜日)17時00分~20時00分
企画づくり強化合宿@森の家みんみん
講師:藤井晴彦(森の家みんみん)、稲垣暁・宮道喜一(災害プラットフォームおきなわ)
8月15日(土曜日)~8月16日(日曜日)
地域調査と分析・課題設定(深掘り)
講師:宮道喜一(災害プラットフォームおきなわ)
9月1日(火曜日)18時30分~21時00分
企画づくり(1)/不完全プランニングとプラスクリエイティブ
講師:永田宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長)
9月15日(火曜日)18時30分~21時00分
企画づくり(2)&中間発表
講師:宮城潤(一般社団法人まなびとまちと代表)
9月29日(火曜日)18時30分~21時00分
共感を広げるコミュニティ・オーガナイジング
講師:安谷屋貴子(コミュニティ・オーガナイザー)
10月20日(火曜日)18時30分~21時00分
企画ブラッシュアップ/プレゼンのコツ
講師:石垣綾音(合同みるぶん共同代表)
11月10日(火曜日)18時30分~21時00分
最終成果発表会&修了式
12月13日(日曜日)14時00分~17時00分
※大学院交流会、合宿以外の講座は、なは市民協働プラザ2階 会議室(1)が会場となっております。
締切:7月10日(金)まで
受講料:5,000円
定員:30名 ※応募多数の場合、申込内容等を勘案し選考します
申込:https://forms.gle/L2pXW4xHG2rxGHLe9
応募条件:・那覇市在住・在勤・在学の18歳以上の方
・地域づくりや市民活動を実践している方
・全講座に参加できる方
2026年度も「なは市民協働大学院」(以下、大学院)開講します!
公開講座 第1部は、
・なは市民協働大学院の概要説明
・OB/OG活動紹介およびディスカッション
です。
・ミネコヤ(2023,2024修了生)
・真和志well-being(2025修了生)
OB/OGの発表とディスカッションを受けて、今、那覇で求められる地域づくりについて考えていきます。
地域づくりや市民協働について関心のある方、ぜひご参加ください!
<登壇者・発表チーム紹介>
南信乃介|NPO法人1万人井戶端会議 代表理事/前・繁多川公⺠館 館⻑
那覇市出身。京都精華大学環境社会学科で市⺠参加まちづくりの基礎を学ぶ。2007年NPO法人なはまちづくりネット入会、2009年より公⺠館リーダーとして繁多川公⺠館に携わる。同館は文部科学大臣優良公⺠館表彰、地域再生大賞優秀賞、朝日教育のびのび賞などを受賞。2014年 NPO法人1万人井戶端会議を設立、2015年より同公⺠館指定管理者。2026年3月まで館⻑を務めた。エジプトに日本の公⺠館をつくる活動や、話題作『公⺠館のしあさって』の企画・発刊で全国に新しいトレンドを生み出した。沖縄県社会教育委員、日本 NPOセンター評議員ほか歴任。
宮城 潤|一般社団法人まなびとまちと 代表理事/前・若狭公⺠館 館⻑
1972年沖縄県生まれ。沖縄県立芸術大学大学院修了。2001年NPO法人前島アートセンター設立に参画し、初代理事⻑としてアートによるまちづくりを牽引。都市型アートイベント「Wanakio」を企画。2006年より若狭公⺠館に勤務、2015年から2026年3月まで指定管理者の館⻑を務める。2017年文部科学省「優良公⺠館表彰」で全国約1万4千館中の最優秀館に選出、2019年地域再生大賞優秀賞、2022年度国際交流基金「地球市⺠賞」を受賞。現在は「アート×社会教育」をテーマに、地域づくり・芸術文化振興・人材育成に取り組む団体「まなびとまちと」を立ち上げ代表を務める。文科省中央教育審議会生涯学習分科会委員、沖縄振興計画学術・人づくり部会委員のほか、那覇市では協働によるまちづくり推進審議会、文化行政審議会等の委員を歴任。
石垣 綾音|合同会社みるぶん 共同代表/国際ファシリテーター協会認定プロフェッショナルファシリテーター (CPF)
「人と土地をつなぐ、コミュニティをエンパワメントする」をモットーに、防災・教育・食文化・歴史・観光など多分野で市⺠のパブリックマインド醸成に取り組む。ハワイ大学で都市計画を学んだ後、コミュニティ支援会社株式会社さびらに参画し、公共交通・防災・福祉・観光分野のワークショップ設計と伴走支援を実践。現在は合同会社「みるぶん」共同代表。国際基準のファシリテーション資格(IAF-CPF)を持ち、行政と市⺠、企業とNPO を橋渡ししながら合意形成を促す。琉球大学で地域調査演習を担当。2019 年からなは市⺠協働大学院のファシリテーターとして受講生をサポートしている。
真和志well-being|2026修了生
【なは市民協働大学院2026|公開講座】
<お問い合わせ>
※「なは市民協働大学院2026」は、WEBフォームでの申し込みを受け付けています。
https://forms.gle/L2pXW4xHG2rxGHLe9
なは市民協働大学院2025|第8回 成果発表会&修了式
7月から約半年間、受講生たちは地域を歩き、声を聴き、課題を見つめ、仲間と企画を磨いてきました。
最終回となる成果発表会では、那覇のまちに新しい“ワクワク”を生み出す実践的なアイデアが次々に発表されました。
会場には市長や関係者、OB、一般参加者も集い、あたたかな応援と対話の時間となりました。
なは市民協働大学院とは
那覇市主催のもと、NPO法人地域サポートわかさ/災害プラットフォーム沖縄が共同で企画運営する人材育成プログラムです。
目的は、地域課題の解決に向けた動きを促す人材を発掘・育成し、修了後に地域コミュニティの担い手として活躍していくこと。
キーワードは「じっくり・しっかり・ちゃっかり」
• じっくり:虫の目で地域を観察し、現状把握と“隠れた課題”を見つける
• しっかり:実現可能な企画へ落とし込み、実行に向けて仲間を巻き込む
• ちゃっかり:課題に向き合いつつも、楽しみながら仲間を増やしていく
「早く行きたければ1人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」
協働・役割分担を大切にしながら、企画を“実現”へ近づけていく半年でした。
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半年間の歩み(ダイジェスト)
公開講座を経て、全8回の講座+自主ゼミ等を実施。
地域調査、課題設定、企画づくり、合宿でのチームビルディング、コミュニティオーガナイジング、実現性を高める相談会、そして最終発表へ。
成果発表:地域に根ざした“実装プラン”が勢揃い
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① 新都心・新都心チーム
テーマ:新都心のリアルな声を聴き、つながりを育てる「スイーツまつりあいのりカフェ〜新都心のリアルな話聞いてみた〜」
課題意識:地域のつながりの弱さ/自治会加入率の低さ
調査:公園でのアンケートは苦戦→包括支援センターへヒアリング
発見:新都心の高齢者の約6割が市営住宅、日常の困りごと(電球交換など)相談が多い一方、近隣に頼れない状況も。
方向性:世代間交流のきっかけづくり/“楽しいこと”から自然に人が集まる仕掛けへ
実践:イベントに相乗りしてアンケート実施(13名回答、うち新都心住民6名)。
「つながりたい」気持ちは全員が持っていたことが希望に。
今後:地域での“定期的なお祭り”を継続し、次回は受け皿(オープンチャット等)も整備して継続的なつながりへ。
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② 真和志①・真和志Wellbeing
テーマ:歩いて通学が楽しくなる!「Let'sてくてく登下校」
課題:車送迎による通学時の渋滞、安全面の懸念、地域負担
キーワード:「テクテク(歩く)」×「ワクワク」
企画:学校のキャラクター「マッピー」を活用し、“強制ではなく、楽しく歩きたくなる環境”を地域主体で整える。
根拠:他地域の先行事例では登校率が68%→96%へ改善した例も。
朝の歩行は血流改善・集中力向上、生活習慣の定着などの効果も示唆。
計画(段階的):
• 今年度:アンケートで現状把握/PR動画/見守りボランティア募集
• 来年度以降:学年別に“歩くをゲーム化”した企画(色探し、挨拶ポイント、通学路新聞、環境パトロール隊など)
• 将来:近隣校へ展開
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③ 首里①・ゆいまーるの森
テーマ:「つながる防災ゆいまーる」助け合える“人間の森”づくり(防災×地域交流)
出発点:災害時、1km避難でも人によって所要時間は大きく違う。
坂が多い地域、危険箇所の把握が難しい新住民、支援が届きにくい場所…
「避難が間に合わない人が出やすい地域」という課題認識へ。
モデル化(Aさん/Bさん)
• Aさん:転入高齢者、独居、自治会未加入など情報が届きにくく避難困難
• Bさん:地域をよく知るアクティブシニア(力を活かしたい層)
→ 日常の交流の中で“支援できる人”を増やし、必要な人へつなぐ。
取り組み:包括支援センターや公民館等と連携し、防災ワークショップを実施。
今後:交流→疑似体験(車椅子、暗闇など)→要支援者の把握→個別避難計画へ。
来年2月頃からの始動を目指す。
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④ 真和志②・パッション栄町・大道チーム
テーマ:(酒場×ポケカ)昼の栄町市場を“親子の居場所”へ
調査(大道小周辺 約50名):
• 栄町のイメージが100%「夜の繁華街」に偏っている
• 治安不安 75%、子どもの遊び場不足 約6割
• 栄町市場で子どもを遊ばせたくない 約8割
発見:市場側は朝市・買い物ツアー等、取り組み多数。しかし周知不足。
打ち手:親子が自然に足を運ぶ導線として「ポケモンカード大会」を開催。
• 子ども:ポケカ大会
• 大人:達人案内の買い物ツアー
→ “楽しい体験”が口コミで広がり、地域イメージも少しずつ変わる。
決定事項:来年1/17 大会開催が決定(会場にチラシ配布)。
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⑤ 中心市街地・まちなかつながるプロジェクト
テーマ:「シェアするご近所掲示板「ご近所シェアるん♪(LINEオープンチャット)」
仮説:中心市街地はコミュニケーションが“希薄化”している
背景:子どものいない世帯増、自治会加入率低下(中心市街地 約5.3%)、賃貸共同住宅増
調査(マンション掲示板等でシール投票):
• 「程よいご近所付き合いが必要」 92%
• 「イベント情報を事前に知りたい」 92%
提案:ご近所るん 3つの機能
1. イベントシェアルン:準堂・ナハート等がイベント情報を配信
2. おゆずりシェアルン:ジモティ等と連動し、譲り合いを“つながりのきっかけ”に
3. お得シェアルン:地域スーパー等に協賛(例:月額5,000〜10,000円)→チラシ情報を届かせる
普及策:掲示板・エレベーターにQR、街中同時開催の「シェアルンマルシェ」、開かれたタウンホールミーティング。
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⑥ 小禄・チームたからじま
テーマ:伝統食“ムーチー”で世代をつなぐ「ムーチー de Let's 厄ばらい」
地域の現状:世帯数は増えているが、自治会活動の担い手は高齢化。共働き・賃貸世帯が参加しにくい。
企画:自治会の台所付き施設でムーチー作り。
• 地域の料理上手な高齢者に先生役になってもらう
• 月桃(ゲットウ)の葉は地域に自生するものを調査し、地図化して安全に採取
• 中学生の参加を促し、SDGsパスポート等も活用
• 蒸し時間に「宝クイズ」「由来の読み聞かせ」「月桃クラフト」などで多世代が楽しめる設計
費用:参加費目安 1人300円(自治会財源の背景も踏まえ、持続可能な形へ)
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⑦首里②・team3/4
テーマ:「まるごとつながる居場所プロジェクト」
課題意識:
支援制度の対象にはならないものの、家庭や学校で困りごとを抱える“グレーゾーン”の子どもと家族が、地域の中で孤立してしまうケースがある。
調査・整理:
先生へのアンケートや地域のヒアリングを通して、支援が届きにくい背景として
・人手不足
・安心して過ごせる場所の不足
・気軽に相談できる関係性の不足
といった課題が浮かび上がった。
取り組み:
地域の安心して過ごせる場所をまとめた「居場所マップ」を作成し、子どもや保護者が気軽に立ち寄れる環境づくりを検討。
さらに、家族同士が出会い交流できる場をつくり、孤立を防ぐ仕組みづくりを目指す。
今後:
居場所マップの活用と交流イベントの開催を通じて、家庭・学校・地域がゆるやかにつながる環境を整備。
個別の支援だけでなく、地域全体で子どもと家族を支える“面での支援モデル”の構築を目指す。
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企画は「発表して終わり」ではなく、ここからがスタートです。
半年間の学びで得たのは、課題を見つける目と、仲間と形にする力、そして地域をもっと好きになる実感ではないでしょうか。
なは市民協働大学院は、これからも“じっくり・しっかり・ちゃっかり”地域と向き合い、動き続ける人を応援していきます。