2022年9月27日火曜日

【動画】第5回講座 企画づくり中間発表

第5回 企画づくり中間発表
当日の様子を動画でアップしました、どうぞご覧ください。

第5回講座 強化合宿【中間発表】|なは市民協働大学院2022



【レポート】第5回講座 企画づくり強化合宿(後編)

第5回講座レポート後編です。



第5回講座「企画づくり強化合宿&中間発表」
2022年9月17日(土)
場所:なは市民活動支援センター 会議室1
参加者:受講生13名、チアーズ3名

|プログラム内容|9月17日(土)オンライン講座

1.講座開始・説明 
2.企画づくりのワーク 
3.アイディア出しのワーク

 お昼休憩

4.進捗発表 
5.視点を変えて企画を検証するワーク 
6.企画ブラッシュアップ 
7.発表準備



5.視点を変えて企画を検証するワーク「斜にかまえる・かまえない」

まずはみなさん、こちらの記事をご一読ください!!

與座ひかる「斜にかまえる、かまえないを1分ごとに切り替えるとどうなるか」



ものをみるときの癖(素直、斜に構えすぎる人)があると思います。
企画づくりでは、敢えて両面でものを捉えてみることで、あら不思議!
普段は見落としてしまいがちなことが見えてくるんです。

まずは試しにやってみましょう。

テーマ:台風

斜にかまえない(批判的に捉える)
車の洗車が大変、行動に制限が出る、後片付け大変、買い出し、運転危険
食事が大変、キャンプができない・・・などなど

斜にかまえる(肯定的に捉える)
サンゴが白化しない、仕事や学校が休める、汚れがおちる、ころな減る
引きこもれる、海水温が下がる、鳳凰木につく虫が飛んでいく
映画を見れる、涼しい、家事が進む・・・などなど

こんな感じで、自分たちで考えた企画についても批判的思考と素直な思考で
見直してみよう!というのが今回のワークの目的です。

6.企画ブラッシュアップ 

これまで積み上げた企画について、2つの視点から捉えてみることで、
課題だと思っていたことが、資源に見えてくることもあります。
また、「課題」と「現状」は違います。

(例)高齢者率が高い
→「 課題」ではなく、あくまで「現状」
   高齢者率が高いことで労働力が減る(課題)
→見方を変えると、「人生経験が豊富な人が増加」しており、それは資源になりうる

このような視点で、もう一度、自分たちの企画について様々な視点から見直していただきます!
頃合いをみて、チアーズと事務局がブレイクアウトルームに訪問します。
各グループの企画内容について、さらにブラッシュアップしていきました!!


【那覇西】
テーマ
・参加型防災カフェ
・正しい防災の知識を伝えたい
・防災にユニークなものを組み合わせて身近なことにしたい

ステークホルダー
保育園・学童・PTAと連携

内容
・買い物ゲーム(子どもたちが考えるゲーム)
・防災マップづくり(通勤通学で見かける箇所を写真で投稿)

チアーズ・事務局からの意見▶︎

Q どれくらいのスパンを考えているんですか?
短期・中期・長期的スパンで考えていく。
 まちづくり協議会山内会長と連携して実施は可能。情報発信の方法は検討中。

Q 子育て世代がターゲットなのはなぜ?
家庭で防災について話し合える場がうまれることで広げていく

Q 子育て世代の人とつながる接点は?
A まち協と連携し、地域住民に対してアンケートを実施し、
 そこから関心の高い人たちにライングループに登録してもらい、広げていく
 ただ、実際にどれくらいの人にアンケートできるのかは見えていない

Q 子育て世代は忙しいので、なかなか集まらないのでは?
A リサーチ中(保護者の人たちにむけて)
 くらしと防災はつながっているので、そこを入り口に興味をもってもらう工夫をしたい
 (例)子どもが喜ぶレシピづくり
    お母さんが困っていることが解決されることがじつは防災に繋がる

その他の意見
・天妃区で防災イベントは他にあるか?
・子育ての取り組みは他にあるのか?コラボもありかも。
・那覇小学校まちづくり協議会には、子育て世代の参加はない。
 PTA・学校を通した連携をどのように考えているか?
・防災カフェ実施後のイメージは?
 参加した人たちがどういう状態になっていくのをイメージしているのか。
・カフェの重要性を伝えた上でイベントをするのか、それともイベント、カフェ、
 地域の話なのかを整理すると良い(ロードマップ)




【首里】
斜にかまえた結果、「祭り」を撤回!!
声をかけ会える地域にしていきたいという想いは変わらない。
学校をスタートにして、通学路をルートにしたスタンプラリーのイベントを企画。
小さなイベントを無理なくつづけていくことで、いつかは「祭り」につなげる。

課題 人の顔が見えない
対象 幼稚園生・新1年生と家族
内容 通学路を歩く
方法 学校区域の親子スタンプラリー
   地域のお店(名物)で引き寄せる?
連携 子ども100当番(警察)と連携
予算 イベント保険が必要なので、予算をまち協の助成金、またはPTA予算
   それが無理であれば自己負担(各世帯:200円程度)

チアーズ・事務局からの意見▶︎

Q 親子で回るだけでは、参加者どうしの交流が生まれにくい。工夫が必要。
高学年は、アドバイザーの立場で関わってもらう→中高生との交流になる。

その他の意見
・企画に関わる方々(こども100当番、高校生、参加者以外の人たち)の役割や
 意識やゴールの共有があれば効果的な企画になるのではないか。
 例)高校生以外にも県立芸大生(新一年生)を巻き込む
   アドバイザーにコースをづくりを担当してもらう
・これも「祭り」といいきってやってみるといいかも
・校区をしぼってみる
・つながりがなくて困っているのは誰なのかを、掘り下げる
 ターゲットの新1年生は、その課題を感じていないかもしれないが、
 潜在的な課題の視点でも深めていくとより良い。



【真和志】
テーマ 昼の栄町市場を盛り上げる
    なぜそうなっていないのか?それぞれの目的で利用している
理想のすがた 栄町の情報が生活圏の住人・利用者に定期的に提供されるように
ターゲット 栄町に行ってみたいけど行けない人、行ったことがない人
連携 組合、市場のファンサイト

チアーズ・事務局からの意見▶︎

・もうちょっと盛り上げたい、応援隊のようなグループの位置付けははっきりしたので、
 誰がどう感じるのか、どうなるようにしたいのか、目標設置をはっきりさせると良い
・ステークホルダーになり得る人たちがどのような関わりができるのか?
・公設市場も参考にしてもれる企画になるといいな
・公設市場などで問題なっている、昼飲みの現状も加味して考えてみる
・自分に強みがなくても、知り合いが強みになり得る視点をもってみる
・すでに盛り上がっている面もある栄町を、「どこまでどんなふうに」盛り上げたいのか?

【新都心】
そもそも考えてきた企画は必要じゃない気がしてきたので、さらに深掘りした。
コロナ禍の中で、屋外の企画がいいのではないかと考え始めた。

企画内容
防災キャンプとのコラボ
かねひでとのコラボ:幸福度を調査できるものを持っている。データ集計したい

理想の姿
地域とのふれあいを目指す
ウェルビーイングの向上
防災の意識を高める

参加ターゲット
小学生、親子、学生、転勤族など

チアーズ・事務局からの意見▶︎

・課題の話ヒヤリングが必要。新都心の人たちが、何を求めているのかリサーチが必要。
・地域の課題を解決していくものなので、課題を見つけて欲しい。
 自分たちの強みを生かした企画にしていただきたい。
・課題と実現と理想が、広く浅い。
 住民同士がふれあったあとだったらできるかもしれないが、
 その関係性がまだできていないときに実現できるものかを考えてみてほしい。
・目玉の企画がない
・未来はどれくらい先のことを想定しているのか?
 転勤族が、おもろまちの未来に対してどう思っているのか。
 転勤族(別の地域の人から)から取り入れるものを考えてみては?
・実施する主体になって見直してみたい。
 幅広い企画内容なので、小さくてもいいので確実な一歩を進めて欲しい。



【中心市街地】
タイトル 炊き出しフェス
ターゲット 食糧支援を受けたい人、保護猫活動をしている団体
      社会的に孤立している方
場所 公園(牧志公園、緑ヶ丘公園)
連携 食糧支援団体、公的サービス行っている団体、動物愛護団体
理想の姿 支援者側も横のつながりできるようになる
内容 ゆんたく、フォトセラピー、展示、お話を聴くようなWS

チアーズ・事務局からの意見▶︎

・来て困る人(こわい、くさい、きたない、うるさい、マナーがない、安心できない、
 よくわからない)も含めた、うまい関係がつくれるような企画になると良い
・支援する人たち同士がつながり合う余白は見えてきたが、
 支援される側も地域に貢献できるような余白がどこにあるのかが気になった
・緑ヶ丘公園で保護猫に関するイベントがこれまでにもあったので、
 どんな内容のイベントだったのかをリサーチするといいかも
・デリケートな問題もあり、立場によって見方も変わってくる中、
 いろんな立場の方からヒアリングすると良い。
・支援される・するだけの関係性ではないような視点で捉え直してみては?
・支援される側は何を求めているのか?なぜつながっていないのか?



【小禄】
タイトル 朝ごはんマルシェ
テーマ・素材 58号線沿い、フットサル場を使う、空港が近い、駐車場が多い
対象 朝弱い人、観光客など
独自性 気持ちの良い街にお洒落の街小禄、未来チケットの使用
課題
沖縄の朝文化がない。観光客が朝いくところがない。
子どもたちは朝食を食べない
工夫 朝ごはん、沖縄のレシピ紹介、飛行機からも見える、朝ヨガ
理想の姿 高良小学校校区を朝ごはんの文化の発祥の地へ

チアーズ・事務局からの意見▶︎

Q キッチンカーはまちの資源を活用することになるのか?
 フットサル場で開催する場合どういう人がどうやって来るのか?
A 地産地消を大切に、プラスキッチンカーを入れていくことを考えている

その他
・地域のつながりがないことの改善として良い。
 比較的裕福な世帯だけが利用するこにならないような工夫を。
・朝の文化を作るっていうのはすごくいい。
 高良小学校区も誇りに思えるような仕組みになると良い。
 関わりシロとして、朝ごはんをつくる側に地域の人が関われるようなすくみ。
・提供する側と提供される側という形にならないような工夫。
・企画を考えていくと、規模が大きくなりやすいが、
 小さいところから着実に「朝ごはん」というテーマでシンプルな企画になっている。
・朝ヨガは子育て世代を対象にしているが、
 朝ヨガしている子育て世代は具体的にどれくらいいるのか?



いよいよ翌日は中間発表です!!
発表準備は、翌日の発表前に少し時間を設けることにします。
欠席者がいたグループは、進捗を共有しあって明日の発表に向けて準備していただきます。

チアーズ・事務局からのつっこみを受けて、
各グループの企画がどこまでブラッシュアップされるか楽しみです☆

続きをお楽しみに〜!!

2022年9月22日木曜日

【レポート】第5回講座 企画づくり強化合宿(前編)

第5回講座「企画づくり強化合宿&中間発表」
2022年9月17日(土)
場所:なは市民活動支援センター 会議室1
参加者:受講生13名、チアーズ3名

|プログラム内容|9月17日(土)オンライン講座

1.講座開始・説明 
2.企画づくりのワーク 
3.アイディア出しのワーク

 お昼休憩

4.進捗発表 
5.視点を変えて企画を検証するワーク 
6.企画ブラッシュアップ 
7.発表準備



1.講座開始・説明 

今回、とても残念なことに、台風14号接近にともない、
宿泊・WSがなくなってしまいました・・・。

そこで、1日目は、オンライン講座を実施しました。
講座を始める前に、zoomのブレイクアウトルームの説明と、
zoomのチャット機能の操作方法を確認。
次に、googleスライドを活用してグループワークを進めるので、
その操作方法を説明し簡単な操作練習も行いました。

次に、グループワークに入る前に、まずはブレイクアウトルームに慣れていただくために、
まずは、各グループで課題認識と状況を確認していただきました。


2. 企画づくりのワーク/課題の認識、条件・制限、企画コンセプト

次に、Googleスライドを活用して、企画づくりの考え方について、
事務局 宮平より「防災キャンプ」を事例に説明しました。

Googleスライド(企画づくりのワーク)▶︎




現状と課題
Point:効果的な企画づくりのために「誰が何に困っているのか」を具体的に出し合う

市民
・那覇市避難所は、10%しかない
 →残りの90%の人の避難先をどうするか?
・避難所はストレスが多く赤ちゃんがいる家庭が避難所へ行きたがらない
 →赤ちゃん・子どもがいる世帯が安心して過ごせる避難所とは?
・ペットやへの対応がまだできていない
 →ペットがいる世帯が安心して過ごせる避難所とは?
・コロナ感染症も心配
 →コロナ感染症対策もできる避難所の姿とは?

那覇市
・避難訓練に来ない(来るきっかけがない)
 →避難訓練にきてもらうきっかけをどう作っていけるのか?
・何かあったときに助け合える関係、顔の見える関係がない
 →自助力を高めるためにはどうしたらいいのか?

ターゲット
Point:「誰のための企画にしたいのか」を考えることはとても大切!!

・無関心層
・避難所にいない可能性がある人(赤ちゃん・子どもがいる世帯、ペット連れ)
・地域団体
・専門家
・行政

理想の姿
Point:ターゲットが見えてきたら「どんな企画にしたいのか」をイメージしてみよう

・楽しんで防災、災害対策について学べる
・無理せず自然と地域の人と関わり合える状態
・家族連れにも負担が少ない

課題への対策
Point:現状と理想のギャップはないか?それをどう埋めていくかを考えてみよう

・強くしなやかに生きていく力を育てる
・参加者が固定化しないように、魅力的な企画にする
・余白・関わりシロのある運営体制にする
・避難所が足りないので、避難所以外の場所も考える
・無関心層へのアプローチとして、公共空間での実施・情報発信・記録にも力を入れる

外せないポイント
Point:企画を継続するときに外せないのはどんなことかをイメージしてみよう

・無理がないこと。地域主体でも継続性のある企画にする
・余白がある
・避難訓練は、ショーになりがちなので、できるだけ運営・参加者で分けず、
 受け身にならないような取り組みにすることで、"お客さん"をつくらない

資源
Point:メンバーの強みにどんなものがあるか、お互いに出し合ってみよう

・予算・・・宮平さんの仕事が大学の地域連携コーディネーターだったので予算が取れた
・専門家と繋がっている
 キャンプ好きで被災地のボランティアをしている関係者がメンバーにいた
 那覇市の地域団体(若狭公民館)
 まちづくりコーディネーター(石垣綾音)
 防災士を知っている

ステークホルダー
Point:連携できる人や団体を具体的に出し合ってみよう

・那覇市(防災危機管理課)
・公園
・消防
・公民館
・自治体
・PTA
・NPO団体
・津波避難ビル

今ある課題、条件、制約、資源を整理して、「テーマ・素材」「内容」を決める
Point:
最初からガチガチに内容を決めてしまわない!
ターゲットのニーズを考えて、企画者・関係者が負担にならないような内容を考える

テーマ・素材
防災、公園、キャンプ

内容
・まずはみんなで宿泊@若狭公民館
ステークホルダーのみなさんとまずは宿泊して会議してみよう@若狭公民館
→宿泊してみてわかったアイディアや発見生かして、次の企画につなげた
・防災デイキャンプ@那覇市緑ヶ丘公園
那覇市では公園での宿泊がまだ認めれていなかった
→いきなり宿泊ではなく、那覇市とも調整して、まずは日帰りの企画を立てた
・防災さんぽ
防災の専門家と一緒にさんぽする(備蓄、植栽、ゾーニングなどについて学ぶ)
・防災キッチン
みんなで持ち寄った食材、限られた資源の中で食事を作って食べる
・みんなの寝床訪問
参加者の寝床をまわり持ち物チェック。どうしてそれを持ってきたのかをみんなで聞き合う
→顔が見える関係性もつくれて、結構盛り上がった

今ある選択肢との違い・独自性
・余白がある
・自己完結
・季節毎にやる
・大きな気づきがあると信じているので、出来れば宿泊することにこだわっている

想定される出来事・成果
・各地域に広がる
・プログラムが地域や人が変わる度に増えていく
・互助、共助、公助の重なり合いが増える

まとめ
いろんな人の課題を調べて、自分たちができることが何かをしっかり考える、
緻密に考えた企画であるにも関わらず、「楽しそう!」で「余白がある」ということが
企画づくりの最大のポイントです☆

3.アイディア出しのワーク


次に、アイディア出しワークに取り組みました。
ここでもブレイクアウトルームに切り替えて、Googleスライドを活用してグループワークを行いました。

Googleスライド(アイディア出しワークシート)▶︎



アイディア出しのポイント

Point1. 
頭を柔らかくして考え、アイディアをたくさん出し合う
スライドの例を参考に、テーマに関するさまざまなキーワードを左側に、
自分たちが好きなこと・得意なこと、または対象者が好きなこと・ものなど、
いろいろなキーワードを出し合ってみましょう!!

Point2. 
出し合ったキーワードをランダムに掛け合わせてみる
このとき、対象者は具体的にした上でアイディアを出し合おう!

(例)防災×食いしんぼう、防災×サッカー、消防×サーカス
   自治会×風船、津波避難ビル×野球 など

Point3.
 掛け合わせたワードの中から、実現不可能と思われるものでも
「できるかもしれない」「新しくワクワクする」アイディアを探してみる
参考にするのは良いが、ものまね的な内容にならないように気をつけよう!

(例)防災×キャンプ=防災キャンプ


4.進捗発表

アイディア出しのワークで出てきたアイディアについて、各グループに発表していただきました。

【中心市街地】炊き出しフェス

・生活に困った方と行政の方とが対話しながらつながるきっかけになるような企画
・「生活相談」だと行きづらさを感じる人も多いので、自然なつながりを目指す
・公園でゆったりとした空間づくりを心がけたいので、防災キャンプともつながりたい

【小禄】朝ごはんマルシェ

ターゲット:朝が弱い人、観光客
テーマ:朝ごはん、おしゃれなまち
・沖縄は、朝が弱い人が多いので、朝が弱い人が対象
・観光客が多いが朝行くところがないので、朝の取り組みで観光客も引き込みたい

【首里】「交流」×「祭り」

午後参加したメンバーへの共有に時間がかかったので、ワークが進まなかった。
「交流」と「祭り」がキーワードに上がってきてはいるが、
「誰のためなのか」「何のためなのか」が見えていないことがわかってきた。
欠席しているメンバー含めて、グループ全員のベクトルが揃っていない状況なので、
もう一度その状況を確認した上で、足並みをそろえていきたい。

【那覇西】地域の防災

テーマ:地域の防災
ターゲット:子育て世代
アイディア:
スマホ×遠足=防災マップ
防災×カフェ=防災カフェ(災害時にどんなメニューがだせるか)
保育園×学童=防災買い物ゲーム(災害時にどんなものが必要かをカードゲームで実施)

【新都心】食育×スポレク×郷土芸能+SDGs

ターゲット:親子同士、地域住民同士、転勤族
内容:屋外イベント(銘苅自治会のお祭りとコラボ)
   親子レク
ターゲット:親子同士、地域住民同士、転勤族
想定される出来事:地域住民のふれあい

【真和志】未定

対象者、テーマがなんだろうというところに戻ってきた。
誰がこまっているのだろうと考えた時に、市場の組合の方なのかと考えたが、
実際ヒアリングはしていないので、どうなのかと悩み始めている。


第5回講座前編はここまで。この続きは後編で!!

2022年9月6日火曜日

【レポート】RESAS勉強会を開催しました!

【RESAS勉強会】
日時:2022年8月30日 (火) 17時~18時
会場:なは市民活動支援センター会議室2・3
講師:石垣綾音 参加:受講生 5名、Cheers 2名


新都心チームの希望で決まったRESAS勉強会。
自由参加で開催しました。
石垣綾音さんより、画面を共有しながら基本的な操作方法等を説明していただきました。
RESASに関する情報について、リンクを載せています。ぜひ、ご活用ください!

RESASに関する情報|

RESAS
https://resas.go.jp/

経済産業省 RESASについて(基本的な操作方法・データ一覧はここ!)

【動画】第4回「地域を知る」

第4回講座「地域を知る」
当日の様子を動画でアップしました、どうぞご覧ください。

第4回講座|なは市民協働大学院2022


2022年9月1日木曜日

【レポート】第4回「地域を知る」

 第4回講座「地域を知る」

2022年8月30日(火)

場所:なは市民活動支援センター 会議室2・3

参加者:受講生17名、チアーズ5名、那覇市7名



1.イントロダクション・本日の講座内容について


宮城よりスライドを使って第3回公開講座の振り返りを行いました。


●「土・水・風・種」

●「不完全プランニング」

●「プラスクリエイティブ」

●リサーチ(調査)ポイントの確認


じゃばら手帳や企画のフローチャートを確認しながら、リサーチポイントの確認を行いました。

みなさんが行なっている「現状把握」は土を知るためのリサーチです。

「土」を知る調査方法には、「調べる・比べる・聴く・歩く・見る」などがあります。

そして、「水」にあたる「土に水を与える存在」、「風」にあたる「土に新たな種を運んでくる存在」にどんなものがあるか、
「土・水・風」について、丁寧にしっかりリサーチすることで、「課題」が見えてきます。

課題に対しても、いろんな視点で分析することもとても大切です!

現状とビジョンのズレ」について、認識することは、企画づくりに入る前の大事なポイントです。


課題設定ができたら、どんな「影響」を及ぼしたいのかを想定していきます。

ここまでできたら、ついに「種(企画)」について考えていけるのですね!!




2.地域の現状・特徴をまとめよう


ここからは、じゃばら手帳とも照らし合わせながらグループワークを行いました。


▶じゃばら手帳(4ページ)


①これまで調査した内容について、グループで現状整理を行い、

 地域について共通認識を持つためのグループワークを行いました。


②地域の特徴を確認するため、各グループで活動する地域には

 どんな水の人・土の人・風の人がいるのかを

 付箋紙(土→黄色、青色、緑)に書き出して確認し合いました。


●土の人=そこに居続ける存在。しっかり根を張り活動し続けている存在

●水の人=その土地に寄り添い種に水をやり続ける存在。中間支援的存在

●風の人=その土地に「種」を運ぶ、刺激を与える存在。





【中心市街地】 ①6校区のうち、那覇小のみ校区まち協がある  自治会がないエリアがある  課題:商店街や治安の問題で盛り上がった

    イベントは多いが、地元の人のためになっているのか疑問を感じている ②土・水:小中PTA、商店街、飲み屋経営者  :大きなイベントがあり、大きな施設が多い  :イベント(多い) 【新都心】 ①ないものはないが、あるものはある地域  コロナ禍のなかでイベントが減った ②:転勤してきた人、イベント企画者  :なは市民協働プラザ(公民館がないがカバーしている)    銘苅小学校子育て応援部(やる気のある人たちが多い)    消防署、包括支援センター(少ない)、マンション    :結クラブ、デイサービス、おもろまちお節介クラブ、植樹活動、竹細工職人    大学院チーム 【真和志】 エリア:栄町市場が気になってきている ②:包括支援センター、青少協、シニアの方(掃除をしてくれるおじいちゃん)    市場の方々、スナックの経営者の皆さん  :いまいパン、子どもの遊び場、栄町市場、天ぷら屋さん  :ハンタガワcafe、栄町のイベント 【首里】 校区:城北小学校区に絞ろうと考えている

 課題他の校区から声をかけられないことが多いこと

 テーマ徒歩通学ができるようになるといいな

:自治会、PTA、ボランティア  :まちづくり協議会(現在はないがスタートすることを見据えて)  :首里チームがなる! 【那覇西】 課題:海抜が低い、古い建物が多い、マンション建設ラッシュ、液状化現象のおそれ  テーマ:防災に取り組みたい  やってみたいこと:災害時にどんなことができるのかをコンテスト形式で実施           ターゲットを絞り込むためのアンケート作成           若者、単身者へのケアなど ②:天妃小学校区まちづくり協議会、専門学校、外国人専門学校    コンビニ、リウボウ、飲食店(多い)    県庁・市役所(近い)、交通の便(良い)、建設関係等企業(多い)    デイサービス(あり)、不動産屋  :消防署、交番、銀行、地域包括支援センター、まちづくり協働推進課    なは市民活動支援センター、社協、専門分野に関わる方々  :防災カフェ、専門分野に関わる方々 【小禄】 校区:エリアが広いが、高良小学校区に決めようかなと考えている  課題:自治会の力が強く、大運動会や豪華賞品がもらえる駅伝など、     住民を巻き込んだ大きなイベントもあるが一発花火で終わっている感がある。  テーマ:子どもたちのために横のつながりをつくりたい ②:PTA、小禄JA、公民館、青少協  :学校関係者、児童クラブの子どもたち、自主防災を実施していている方々    地域包括支援センター、企業(人、建物)  :自衛隊が多い、県外の方、自治公民館、学校、自主防災を実施していている方々


各グループへ事務局からのコメント▶︎

土・水・風の人を考える時、より地域の現状・特徴を把握するためには、

具体的な団体・建物・キーパーソンを書き出して整理していくことが大切です。


土・水・風の人に分ける時、重なる人・団体がでてくることもありますが、それもOK!


地域の現状がみえてきたら、地域で活動するためにどんな存在が必要なのかも考えてみましょう!!

みなさんが活動する地域、固い土だなと感じる場合、

その土を柔らかくする水はどんなものがあるでしょうか?!




3.テーマを設定する

地域の「何」を育てる種がほしいか(テーマ設定)を考えるために、

2つのグループワークを行いました。


①社会の要請・個人の要請を確認するためのワーク

▶じゃばら手帳8〜9ページ(社会の要請)

 じゃばら手帳10〜11ページ(個人の要望)


まずは視点を変えて、前半のワークで出しあった「水の人」「土の人」「風の人」から

それぞれキーパーソンになりえそうな人を選びます。

次に、それぞれのキーパーソン、「チームの思い」を語る役を決めます。

それぞれの立場に立ってみることで、土・水・風の人がどんな考えや想いをもっているのか、

どんなことを求めているのかを知る、知ろうとする視点がもてます。


②どういう影響を与えたいのかを見つけるワーク

▶︎じゃばら手帳14ページ(社会に及ぼしたい影響(インパクト))


それぞれの役が地域や人に、どんな課題を持っていて、

どうなったらいいと考えて活動しているのかを、想像して語り合います。

それぞれの人になりきってみることで、これまでと違う視点を得たり、

一緒にやれることを見つけたり、グループで取り組みたいことが見えてくるはず!!



4.進捗共有


地域でどんな課題に取り組んでみたい?

▶じゃばら手帳10ページ(課題の抽出)


2つのワークを行った後、どんな課題が上がってきているかを個別にまとめ、

グループ内で共有しました。

その後、各グループに発表してもらいました。

注意したいのは、「課題」であり、「何をしたいか」ではないことです。


【中心市街地】

課題:種や風は多いが、地元住民のための種・風を増やしたい。飲み屋街の騒音など

   課題の共有中で、テーマは決まっていない


【新都心】

課題:隣人がどんな人かがわからない

テーマ:知り合えるイベントをやってみたい(屋外のアクティビティを増やしたい)


【真和志】

興味があることを出し合ってみることで、栄町市場に興味があることがわかってきた。市場にフォーカスを当てていこうと思い始めている。


課題:栄町市場は夜は盛り上がっているが、昼のお店が減っている。(理由は様々)子どもの居場所が減っている。経済効果が薄れてきている。

テーマ:まだ決められていない


【首里】

課題:イベント・祭りがない、ランドマーク的な場所がない

やりたいこと:まち協をつくりたい、お祭り

校区:城北小学校(地域連携室で活動をできないかなと考えている)


【那覇西】

課題:防災に関しての知識が浅い・隣人同士が知らない

テーマ:防災に関する知識を高めたい。隣人同士が知り合えるようになりたい


【小禄】

課題:イベントはあるがその場で終わってしまう。交流が続かない。世代間交流がない

テーマ:世代交流が生まれるようにしたい




5.本日のまとめ


企画(何をするか)を考える前に、丁寧に現状把握をすることがまず大事です。

 土に合わない種では芽は出ない

 同じ種をたくさん撒いても過剰になる

 水をあげる人がいないと種は育たない


「土・水・風」にどんな人がいるのか、どんな状態なのか、現状把握をしっかりした上で、

次にどんな実をつけて欲しいか(どんな地域にしていきたいのか/テーマ設定)をイメージしましょう。

そこまでできたら、より地域にあう「種」を考える段階に入ります。


今回、チアーズや那覇市の職員のみなさんもグループワークに参加してくださいました。

地域の現状・課題の把握、テーマ設定は難しいですが、

豊富な経験をもつ頼もしい応援団のおかげで、各グループ楽しそうに話し合いしていた様子でした。


合宿ではいよいよ「種」企画づくりですので、欠席したメンバーとも進捗確認をしてくださいね。

活動エリアと課題の絞り込みは、合宿までの宿題となります。


企画づくりにむけての合宿、楽しみましょう!!





【宿題】第4回「地域を知る」

欠席者及びzoom参加者は、チームメンバーから当日のディスカッション内容を共有して頂く必要があります。
加えて、アーカイブ動画や第四回の講座資料をご確認の上、ご回答よろしくお願いします。
このフォーム回答をもって出席扱いとさせて頂きます。 

【宿題】

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1.地域の現状を把握・分析する意義がわかった
  その理由や感想を教えてください*
2.課題設定までのプロセスを理解する事ができた
  その理由や感想をください
3.今後取り組むべき課題やテーマについてイメージが明確になった
  その理由や感想を教えてください


【資料】第4回「地域を知る」

 第4回「地域を知る」資料

第4回講座次第(PDF)→


スライド資料はこちらから→


合宿のしおり(PDF)→