なは市民協働大学院2026の第1回講座「開講式・オリエンテーション」の動画アーカイブをアップします。
欠席された方は、この動画を視聴し、開講式の様子及び内容をご確認ください。
出席された方も学びの振り返りとしてご活用ください。
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2026年6月21日、なは市民協働プラザにて、なは市民協働大学院2026の公開講座が開催されました。参加者は49名。
講座では、大学院のプログラム説明に続き、修了生団体による活動紹介、そして南信乃介氏(NPO法人1万人井戸端会議 代表理事/前・繁多川公民館 館長)と宮城潤氏(一般社団法人まなびとまちと 代表理事/前・若狭公民館 館長)によるトーク「那覇における地域づくりを考える」が行われました。司会は石垣綾音氏(合同会社みるぶん 共同代表)が務めました。
なは市民協働大学院は、地域課題の解決に向けた動きをつくり出す「コーディネーター的視点を持った人材」の発掘・育成を目的に、那覇市が主催する講座です。
前身にあたる「なは市民大学」は2009年に開講し、翌2010年に「なは市民協働大学」へと改称されました。その上級者編・実践編として2015年度に「なは市民協働大学院」が始まり、2016年度には那覇市第5次総合計画に対する市民意見を取り入れる場としても機能しました。
受託団体はこれまで、南信乃介氏がアドバイザーを務めた2017年度、南氏の1万人井戸端会議がまちなか研究所わくわくと連携して受託した2018年度、宮城が事業統括責任者を務めた地域サポートわかさが受託した2019〜2025年度を経て、2026年度は宮城が新たに立ち上げた一般社団法人まなびとまちとが受託しています。この間、修了生は各地域・各専門分野で活動を続け、協働によるまちづくりを推進する人材の裾野を広げてきました。
講座冒頭では、那覇市の地域づくりを取り巻く状況についても説明がありました。
自治会加入率は13%台まで低下しており、市内の約37%のエリアには自治会そのものが存在しません。
こうした状況の中、地域づくりの新たな枠組みとして「小学校区まちづくり協議会」の設立が進められており、現時点で17協議会・5準備会が立ち上がっています。
設立から10年を経て、その位置づけは「組織をつくること」から「ゆるやかなつながりを育むプラットフォームにすること」へと重点が移りつつあるとのことです。
こうした流れを踏まえ、那覇市は今年3月、市民参加のワークショップや庁内議論を経て「那覇市地域づくり推進方針」を策定しました。
なは市民協働大学院は、この方針に基づき地域コミュニティで活躍し、地域コミュニティをつなぐ人材を育成するプログラムとして位置づけられています。
大学院が掲げるコンセプトは「じっくり・しっかり・ちゃっかり」の3つです。地域の現状を丁寧に観察し課題を発見・定義する「じっくり」、発見した課題をもとに実現可能な企画を立案する「しっかり」、課題に取り組みながらも自分自身や周囲を楽しませ仲間を増やしていく「ちゃっかり」。
これらは、地域で活動する人々が自然に踏んでいるプロセスを体系立てたものだと説明されました。
2026年度は、例年より早い第2回に1泊2日の強化合宿を組み込み、早期のチームビルディングを図る点が特徴とされています。
全8回の講座を通じて、まち歩きによる地域調査、課題設定、企画づくり、コミュニティ・オーガナイジングの手法などを学び、第8回の最終成果発表会・修了式に至る構成となっています。
修了後も、東京大学主催の地域課題解決アイデアコンペ「COG・チャレンジ‼オープン・ガバナンス」への挑戦など、活動の継続を後押しする姿勢が語られました。
講座の中盤では、修了生による活動紹介が行われました。
首里石嶺地域で活動する「ミネコヤ」は、2023年度・2024年度の修了生を中心に2024年から活動する団体です。
自治会が組織されていないエリアが多く、子どもの居場所も少ないという石嶺地域の課題を受け、放課後の子どもの居場所「わくわく嶺っ子クラブ」を企画・運営しています。拠点は、これまで利用が少なかった石嶺町民会館を主に活用し、2025年度の夏休みには1週間にわたって施設を朝から夜まで開放し、ワークショップや映画上映会、防災キャンプなど多様な企画を実施しました。
PTAや映画監督、アート系団体など、常に誰かと連携しながら活動する姿勢を大切にしているとのことです。COG2024ファイナリストに選出されています。
真和志地域で活動する「真和志well-being」は、5名のまちづくり協議会関係者によるチームです。
真和志小学校周辺で保護者の送迎による交通混雑が発生し、通学路の安全確保が課題となっていることを受け、2025年のハロウィンに地域住民とともにコスプレ姿での旗振り活動を実施しました。
この経験から生まれた企画が「Let's てくてく登下校‼」で、地域全体で子どもが歩きたくなる環境づくりを段階的に進めています。COG2025では全国63チーム中の最終審査13チームに選出され、「JIPDECサポーティングパートナー賞」を受賞しました。
続く質疑応答形式のセッションでは、両チームからフィールドワークやヒアリングを企画づくりの軸に据えたこと、地域住民や既存の組織との連携が比較的スムーズに進んだこと、拠点となる場所の有無が活動の継続に影響することなどが語られました。
市民活動を継続する秘訣としては、出入りしやすい活動の形にすること、無理のない最小単位から始めることが挙げられました。
後半は、南信乃介氏と宮城潤による対談に移りました。
両氏の付き合いは約20年に及び、南氏が20代半ば、宮城氏が30代半ばで若狭公民館の館長になった頃、社会教育の勉強会で出会ったのが最初とのことです。以来、那覇市の公民館長仲間として、それぞれ異なる立場から那覇のまちづくりに関わり続けてきました。
宮城氏は社会教育とは異なる「アート」の領域(前島アートセンター)から地域づくりに入ってきた経歴を持ちます。一方、南氏は子ども会・ジュニアリーダー活動を通じて幼少期から地域づくりに触れ、大学でも持続可能なまちづくりを学ぶなど、社会教育の道を歩んできました。
両氏は、活動へのアプローチの違いについても語りました。
宮城氏は自らを「物事を斜めに見るひねくれ者」と表現し、光が当たっていない層、たとえば在住外国人やシングルマザーなどへの気づきを起点に活動を展開するタイプだと述べました。
これに対し南氏は、地域の人々が大切にしてきたもの、たとえば豆腐づくりの歴史のようなものを起点に、そこに共感する人たちを巻き込みながら活動を広げていくタイプだといいます。
両氏は、どちらのアプローチが優れているというものではなく、地域性や個性によって入り口が異なるだけで、地域づくりには両方が必要であるという点で一致しました。
具体的な事例として、繁多川公民館では地域の自治会と相談しながら民俗学的な聞き取り講座を企画したところ、住民への聞き取りが3年間続きました。
その過程で、地域内で戦後多くの家庭が豆腐づくりを営んでいたこと、それが戦後復興を支える産業であったことが明らかになり、小学校の総合学習に発展。地域住民が先生役となって大豆栽培から豆腐づくりまでを行う恒例行事へと成長したとのことです。
この取り組みを通じて、定年退職後の男性が地域活動に関わるきっかけも生まれたと紹介されました。
若狭公民館では、地域に多い在住外国人やシングルマザーなど、公民館の講座に必ずしも来ていなかった層への働きかけが紹介されました。
子育て支援団体を通じて当事者団体と連携する取り組みや、在住外国人と地域住民が出会い理解し合う機会をつくる取り組みが、コロナ禍を経て支援活動として広がっていったといいます。
活動の進め方について、南氏は、確証が持てなくても「3割ほど見えたら試しにやってみる」という姿勢で公民館活動を一種の社会実験として捉えていると説明しました。
宮城氏は、気づいたことに対して「旗を立てる」というイメージで、まだ課題として認知されていないニーズを可視化する取り組みを重視していると述べました。
必要な人材や姿勢についても意見が交わされました。
南氏は、互いに言いたいことを言い合える関係性があれば、相談先を複数持つことでどうにかなると述べました。
宮城氏は「頼りなくあること」の大切さを挙げ、自分で抱え込まず素直に助けを求められる状態が、周囲の協力や新しいつながりを呼び込むと語りました。
また、気づいたことを発信するだけでなく、それを受け取っていない人まで巻き込んで連れてくる存在の重要性も指摘されました。
学びと活動の関係については、宮城氏が「学びと活動の循環」という言葉を挙げ、知識を蓄えてから活動に還元するというよりも、実際にアクションを起こす中で必要な学びが後から生まれてくると述べました。
課題はネガティブなものではなく取り組むべきことであり、解決というよりも次々と新しい課題へと展開していくものだという見方が示されました。
南氏は、小さなアクションを起こした経験を持つ人が、その経験を通じて地域環境をより良い方向に変えていく力になると述べ、コロナ禍では支援を受けた当事者自身が新たな担い手として動き出す様子が見られたと振り返りました。
今年3月に策定された「那覇市地域づくり推進方針」についても触れられました。
南氏は方針の中のコラムで繁多川公民館エリアの自治の実情を執筆したことを紹介し、宮城氏は、地域だけで頑張るのではなく行政とも協働しながら進めていく点が方針の重要なポイントだと述べました。
方針の概要版に掲載されている「新しい地域のつながりのイメージ」図について、宮城氏は自身が長年提唱してきた「ゆるやかなつながり」の考え方が採用されたものだと説明しました。
単一の地域組織への加入を前提とするのではなく、一人ひとりが興味や関心に応じて複数のコミュニティに緩やかに属し、それらが重なり合うことでセーフティネットとして機能するという考え方です。
南氏は今年3月に繁多川公民館の館長を退任しましたが、指定管理者であるNPO法人1万人井戸端会議の代表理事は継続しており、引き続き公民館に顔を出しているとのことです。今後は、妊娠・出産や看取りなど、地域との関わりが薄くなりがちなライフステージにおいて、住み慣れたコミュニティで安心して関わり続けられる地域のあり方に取り組みたいと語りました。
宮城氏も同じく今年3月に若狭公民館の館長を退任し、一般社団法人まなびとまちとの代表として、なは市民協働大学院の企画運営に加え、那覇市の地域づくりコーディネーター業務を受託していることが報告されました。
公開講座は、なは市民協働大学院のプログラム紹介にとどまらず、修了生団体の具体的な活動事例と、公民館長として20年にわたり那覇の地域づくりに携わってきた両氏の対話を通じて、那覇における地域づくりの現在地を振り返る機会となりました。
申込締切:7月10日(金)まで
受講料:5,000円
定員:30名 ※応募多数の場合、申込内容等を勘案し選考します
申込:https://forms.gle/L2pXW4xHG2rxGHLe9
応募条件:
2025年9月28日(日) 9:00 - 12:00
場所:森の家みんみん
参加者:受講生27名、チアーズ5名
第5回講座「強化合宿&中間発表」(2日目)を実施しました!
ラジオ体操とお部屋のお掃除から始まった2日目。
続いて、朝食の時間!
本日の料理長はチアーズのチアリーダー、りささん!
本日のメニューは
・一晩寝かせた、全チームのカレーがチャンプルーされた今回限りのスペシャル那覇カレー!
・りささん特製の沖縄そば!
・差し入れのスイーツにフルーツetc...
どれも、絶品の美味しさ・・・!!
具沢山&盛りだくさんな朝食で朝から皆さん満腹でした♪
さて、体も動かし、お腹も膨れて、そろそろ脳が動き始めるころでは?
ということで、合宿2日目、突入です!
プログラム
1. カレー対決結果発表
2. 中間発表会
3. フィードバックを踏まえた感想共有&チアーズからのコメント
4. 合宿総括
5. 写真撮影
6. 事務連絡
清掃し、部屋をチェックアウトした後、いよいよカレー対決の結果発表です!
1. カレー対決結果発表
1位 首里・3/4チーム:(沖縄風 角煮カレー)
2位 首里・ゆいまーるの森チーム:(ケロケロカレー)
3位(同立) 新都心チーム:(やぎカレー)
3位(同立) 栄町チーム:(輪麩〜カレー)
5位(同立) 真和志チーム:(むかしながらのWell-beingカレー)
5位(同立) 小禄チーム:(地産スパイスカレー)
7位 中心市街地チーム:(多文化チャンプルーカレー)
ほぼ横並びの票数で最後まで混戦!
3位と5位が同立!みなさん、甲乙つけがたい納得の美味しさでした✨
対決のご褒美は…中間発表の発表順決めです!!
1位のチームから順に、発表したい順番を選んでいただきました。
2. 中間発表会
それではいよいよ中間発表会スタートです。ドキドキ。
前日12時を超えて遅くまで作業していたチームもありました。本当にお疲れ様です。
発表形式は自由、持ち時間は7分間です。
チアーズを含む聞き手のみなさんには、発表が終わる毎に、企画や課題の内容に対して、色分けした付箋(「青:斜にかまえた意見」「赤:斜にかまえない意見」「黄:提案・助言」)にコメントをしていただき、フィードバックしていきます。
<小禄:たからじま>
企画名:たからさがし
調査エリア:高良小学校区
<首里:ゆいまーるの森>
企画名:
調査エリア:
<栄町:>
企画名:
調査エリア:
<首里:チーム3/4>
企画名:食わず嫌い
調査エリア:首里地区(石嶺・城東・城北)
<真和志チーム:Well-being>
企画名:早寝早起き朝ごはん Let'sてくてく‼︎
調査エリア:真和志小学校区
<中心市街地チーム>
企画名:ご近所シェアるん
調査エリア:那覇小学校区
<新都心チーム>
企画名:新都心コージーコーナー
調査エリア:銘苅小学校区
4. 合宿総括
合宿の最後は、チアーズや部長、事務局の宮城よりコメントをいただきました。
最後は集合写真で締めくくりました! 皆さんお疲れ様でした!
次回第6回講座は・・・
10月21日(火)18:30〜21:00 会場:なは市民活動支援センター
「共感を広げるコミュニティ・オーガナイジング」
講師:安谷屋 貴子(NPO法人 コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン)
講師安谷屋さんから「講座の頭からいていただきたいので、ぜひ遅れずご参加ください!」とのことでしたので、みなさん遅刻のないように!
2025年9月27日(土) 9:00 - 21:00
場所:森の家みんみん 参加者:受講生27名、チアーズ4名
第5回講座「強化合宿&中間発表」を実施しました!
遂に大学院の目玉講座!企画づくり強化合宿の日がやってきました!
皆さんの日頃の行いの賜物!綺麗な青空が広がる中で、那覇とは思えない大自然に囲まれながら、合宿スタートです!
プログラム
1. チェックイン・みんみんオリエンテーション
2. ①企画づくりワーク
・企画アイディア出し
・視点を変えて企画を考える
・事務局フィードバック
3. みんみんワークショップ「森の指令ゲーム」
4. ②企画ブラッシュアップ
・「斜にかまえる/かまえない」
・仮説検証
・企画の輪郭づくり
・中間発表に向けた準備
5. 中間フィードバック
6. カレー対決
1. チェックイン・みんみんオリエンテーション
まずは合宿を始めるにあたってのチェックイン!
一泊二日の長丁場になりますので、しっかり心の準備を。
ということで、この合宿に期待することや、今抱えている不安をグループ内で共有いただきました。
続いて、森の家みんみんスタッフの計良さんより、末吉公園の特徴や森の家みんみんの施設利用に関する案内等オリエンテーションを行って頂きました。
自然や動物、昆虫との接し方など、普段では中々意識できない、でもとっても大切な感覚を思い出すことができました。
1泊2日お世話になります!よろしくお願いします。
そして、グループワークに入る前に、これまでのグループ内での話し合いそのものを振り返り。
「良い会議が増えれば、、きっと社会も良くなる!」と信じる石垣から、「いい話し合い、できていますか?」と問いかけ。
振り返りながら、改めてそれぞれのグループで話し合いをする上で大切にしたいことを出し、共有し合いました。
講座の中で最も過酷で、長期間の合宿。
常に人と話し合いをする環境なので、この2日間ぜひこれを大切に話し合いを進めていきま
しょう!
2. ワーク①企画作りワークシート作成
ここで、改めて企画作りのための情報整理。
ワークシートに沿って各グループの企画を整理していきました。
第4回の宮城の講義の内容も踏まえて、今の地域の状態や、地域にある資源(主に「水の人」)、そして「私たちにできること」を書き出し。
ここで、少しこれまでと思考を変えます。
過去の大学院では、この時期まで「あまり企画ばかりに意識を向けすぎないように」ということを伝えてきました。
その意図は、課題や地域の設定にじっくり取り組んでほしい、という思いと共に、日常の延長線で企画を考えてもなかなか既成概念を脱することができないためです。
そこで、既成概念を取っ払うために、前のワークで課題を改めて書き出した上で、その対象者や自分達自身がワクワクすることを書き出しました。
課題ややりたいことの設定、そして「ワクワク」を掛け合わせた時、いつもと違う視点で企画のアイディアを出すことができます。
第4回でも紹介があった「防災キャンプ」や「パーラー公民館」等の例を元に、発想の転換にチャレンジ。
じっくり話し合ったり企画と向き合う状態から少し離れて自由に思考を発散させるこのワーク、楽しそうな声が響いていました。
その後、改めてグループ内でワークシートやじゃばら手帳も参考にしながら話し合い。
「企画はプロセスである」という発想に従って、企画を実施した後にその地域や対象者にどのような変化が訪れるかを書き出していただきました。
5. みんみんワークショップ「森の指令ゲーム」
お昼ご飯・休憩の後は、体を動かすみんみんワークショップ♪
みんみん職員の藤井さんが説明してくださいました。
〜森の指令ゲーム〜
指定された植物や生き物などを探していくゲームです。
ワークショップで使うツールである「写真カード」について説明。
ルールは4つ!
①コース内で探す
②チーム全員で見る(指差し写真撮る)
③取らない隠さない
④時間守る
今回チームを4つにするということで、即席チームを結成しました。
「まわちゅう」
「にーぶやー」
「Cチーム」
「首里ゆいまーる」
チーム名も即席で決定し、いざ出発!
各チーム着々とお題の植物や昆虫を発見していきます。
歓声の先に何かあるのか、、、上下左右を見渡しながら、必死に探しています。
「あの辺りにあったよ!」
さすが大人の皆さん。
勝負心を滲ませながらも、助け合いの心でつい他のチームにもヒントをご提供。笑
約1時間の探索時間を経て、みなさん時間厳守で会場に帰還。
そしていよいよ結果発表・・・!
なんと、しっかり全チームパーフェクト!
チームワークも深まり、リフレッシュもできた時間となったのではないでしょうか。
自分達で歩き回った場所の知識、みなさんすごくすごく真剣に藤井さんのお話を聞いていました。「地域」や「企画作り」などとは随分離れたもののインプット、いい刺激になりましたでしょうか?
最後に、宮城よりこのワークを実施した裏目的をみなさんに共有。
今回のワーク、ゲームとして楽しんでいただくのはもちろんですが、満点を取るのが目的ではなく「見えてるようで見ていない」ということの体験をして欲しい、思いがありました。それは、地域や対象者を見る時にも通ずるものがあります。
地域の中で普段何気なく目に入ってくるものも、よくみてみたら違う発見があるかもしれません。また、そこにあるにもかかわらず、見過ごしているものもあったりします。
リサーチの大切さや、リサーチにはコツがあるということ、そして「見えてくるとさらにどんどん見えてくる」面白さにも気づいたと思います。
これを再び企画づくりに活かしていきましょう♪
貴重な体験を提供してくれた講師の藤井さん、そして森の家みんみんの皆さん、ありがとうございました◎
6. ワーク④「斜にかまえる/かまえない」
帰還後、しばしの休憩をはさみ、ワーク再開!
みなさんお疲れの表情も見えますが、後半戦頑張っていきましょう!
さらに企画をブラッシュアップしていくために、まずは、視点の切り替えを癖にするための「斜にかまえる/かまえない」ワークショップ。
いろんな物事を、「斜にかまえた視点(=批判的)」「斜にかまえない視点(=肯定的)」両方で見つめて感想を述べ合います。
※参照:デイリーポータルZ 2019.3.21記事「斜にかまえる、かまえないを1分ごとに切り替えるとどうなるか」(https://dailyportalz.jp/kiji/sya_ni_kamaeru-kamaenai)
最初のお題は「白いTシャツ」
「斜にかまえる」・・・ミートスパゲッティ食べれない、カレーうどん食べれない、無難
(可もなく不可もない)、膨張色、、、
「斜にかまえない」・・・爽やか、おしゃれ、どんな服にも合わせられる、清潔感、何枚持っててもいい、、、
斜にかまえた意見をたくさん聞いていると、「白Tを親の仇とでも思っているのか・・・?」と思いたくなる気持ちになりました。笑
次は、「パイプ椅子」
ここでは「斜にかまえる」「斜にかまえない」に加え、「提案」まで。
斜にかまえて出てきた批判を補う、もしくは改善するための提案まで考えていただきました。
「斜にかまえる」・・・安っぽい、壊れやすい、音が鳴る、お尻が痛くなる、、、
「斜にかまえない」・・・安い(いい意味)、かさばらない、折りたためる、、、
「提案」・・・クッションを入れる、あたたかみが出るように木で作る、、、
最後は、自分達の企画!?
自分たちのアイデアを批判的に見てみたり、気づいていない良いところを探すのって、意外と難しいのです。
そのために用意したのがこのワーク!
まずは自分達の企画を褒めて。次に、もっと良くなりそうな部分を批判的にみて。最後に、それに対してどのようにすればよりよい企画になるか、提案まで実施。
企画を進めていかないといけないので、なかなかこうして自分達の企画の良し悪しを見つめる機会も貴重です。
また、みんなの前では言いにくかったけど、これを機会に思っていたことを共有する機会にもなります。
ぜひこれからも、時折客観的に自分達の企画を見つめ直す機会を作ってくださいね!
7. 中間フィードバック
合宿内での一番の関所、約10分間の中間フィードバックの時間です。
事務局+チアーズの前で、現在の企画の状況をお話しいただき、それに対して事務局等から容赦ないフィードバック・・・!
かと思いきや、今年は少し優しめ?
昨年度の受講生チアーズが、「今年は優しいね・・・」と、なんとも言えない表情でおっしゃっていました。笑
ただもちろん、詰めるところはしっかり詰めます。
「どうやって対象の人たちにアプローチする?」
「〇〇の定義は?」
「具体的にどこでやるつもり?」
「ターゲットが広すぎないか?結局誰にも刺さらないのでは」
「課題とターゲットがずれていないか?」
「その企画に参加する人のメリットは?」
「”つながる”って、つまり具体的にどういう状態?」
などなど・・・。
このフィードバックを元に翌日の中間発表がより良いものになることを願い、みなさん心を鬼にしながら問いかけや指摘をしていました。(少し怖かった・・・。)
8. カレー対決
さぁさぁ、お待ちかね。合宿の一大イベント、カレー対決!
それぞれ準備した食材を元に調理に取り掛かります!
様々なスパイスの香りが充満するキッチンでは、「あれ、今日作るのってカレー・・・だよね・・・?」と思うような具材が盛りだくさん!
不安とワクワクが入り乱れる心で出来上がりを待ち侘び、いざ、実食!
大人の本気の料理(カレー)対決!
定番の豚や鶏はもちろん、カエルに山羊まで!
オリジナリティが溢れすぎて、多国籍料理を食べているようでした。
食べた後は、お気に入りカレーに1人1票ずつ投票!
上位チームから、翌日の中間発表の順番を決めることができます!
ということで、投票結果は翌日に・・・。
2025年9月16日(火)18:30〜21:00
会場:なは市民協働プラザ2F なは市民活動支援センター会議室①
参加者:受講生27名、チアーズ5名
▪️講座の概要
9月16日に開催された第4回講座では、「地域課題をどう企画に落とし込むか」をテーマに学びと実践が行われました。講師はNPO法人地域サポートわかさ理事・事務局長/那覇市若狭公民館館長の宮城潤が務め、地域課題の捉え方やアイデアを生み出す工夫について、数多くの事例やヒントが紹介されました。
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▪️協働マインドを大切に
講座の冒頭では「協働マインド」が強調されました。
• 多様な人・意見・視点を楽しむ!
・時間は大事!
• 結論を急がず、じっくり観察・熟成する
• 記録・共有を怠らない
• 「できる人ができる時にできることを」持ち寄る
• 早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け
こうした姿勢が、持続可能で創造的な企画づくりの土台になるとのことでした。
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▪️課題をどう捉えるか
前回までの相談会を振り返り、「課題が不明瞭」「ターゲットが曖昧」「当事者の声が不足」などの反省点が共有されました。そこで、大きな課題解決を目指すのではなく、まずは小さくてもワクワクする一歩を企画にすることが提案されました。
若狭公民館の「朝食会」事例では、
• 当事者の声に耳を傾けること
• 「公民館が若者を呼ぶ」から「若者にとって必要な場は何か」へ主語を置き換える発想
• 「がんばらない」「入りやすく抜けやすい」仕組み
など、継続可能な場づくりの工夫が紹介されました。
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▪️ロジックモデルと「風水土種」
企画を立案する上で、ロジックモデル(現状把握→資源投入→活動→結果→成果→波及効果)が紹介されました。評価の視点もプロセス、インパクト(波及効果)、ロジックモデル全体の見直しの3段階で考えることが重要だと学びました。
また、NPO法人プラスアーツの考え方として「風・水・土・種」の概念も共有されました。
• 土の人:その土地に根を下ろす存在
• 風の人:外から刺激や新しい種を運ぶ存在
• 水の人:寄り添い支え続ける存在
・種:イベント・活動
これらがバランスよく関わることで、企画は豊かに育っていきます。
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▪️事例紹介:パーラー公民館
さらに紹介されたのが、曙地区で実施された「パーラー公民館」です。そこには常設の公民館がなく、自治会加入率や生活困窮率の高さ、子どもの居場所不足といった課題がありました。
そこで、「建物」ではなく「機能」としての公民館をつくり出す試みが行われました。公園にパラソルと黒板テーブルを並べ、地域の人が気軽に集える場を設けたのです。
特徴は、スタッフが「何もしない」こと。住民が自分たちで企画を考え、主体的に場を使いこなせるようにした点が大きなポイントでした。また、「不完全な枠組み」をあえて残し、ゆんたく(おしゃべり)の中から自然に活動が生まれていく仕掛けも紹介されました。
この取り組みは、「完璧な計画より、人が関わりたくなる余白が大事」という実践的な学びを示す事例でした。
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▪️アイデア発想のツール
創造的な発想法として「オズボーンのチェックリスト」が紹介されました。
転用・応用・変更・拡大・縮小・代用・置換・逆転・結合という9つの視点からアイデアを広げる方法です。
実際のグループワークでは、
多世代で一緒に美味しい給食を食べながら語り合ったり、繋がりを作るために公園でお盆にボンジョビで踊ったり、ミッションを解きながら公園やまち歩きをしたり、居場所づくりとして絵の具水鉄砲でアートづくりをしたり、迷路のような細い路地でスタンプラリーや防災訓練をしたり、朝の交通渋滞対策のための子どもの送迎を減らすウォークラリーをしたり、入れ替わりが激しいマンション不用品の受け渡しプラットフォームを作ったりなど、既存の素材や活動をベースに新しいユニークなアイデアが紹介されました。
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▪️完璧より“関わりたくなる余白”
第4回講座では、単なる企画立案の技術だけでなく、協働の姿勢、当事者の声に耳を傾ける重要性、そして「不完全さ」の中に人が関わりたくなる魅力をつくることの大切さが語られました。
次回合宿に向けて、各チームはヒアリングやデータ収集を進め、地域の声を基にした企画を練り上げていきます。
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▪️次回に向けて
9月27日・28日に予定されている合宿では、
• 各チームの中間発表
• みんみんのワークショップ
• チーム対抗「カレー作り対決」
などが行われる予定です。今回の学びを活かし、「自分たちがワクワクして実践したくなる小さな企画」を形にしていく時間となります。
合宿で皆さんが協働することによって生み出される化学変化、楽しみですね♪