2019年8月23日金曜日

第1回相談会を開催しました!

地域調査シートに基づいた調査、そしてその結果をもとに導き出す課題についての発表が迫る中、調査や課題設定に関する相談会を開催いたしました。

6グループのうち3グループは、この日に合わせてグループ会議の日程を合わせたようで、事務局が会場に着いた時にはすでに真剣な議論が行われていました。



みなさんから受けた質問と回答を共有したいと思います。

統計に関する質問
 ▶︎人口に関する質問
・ インターネットで那覇市の統計を調べたけど地域ごとの世代別人口が載っていない。どこで探せばいいか
→ インターネットで「統計那覇」を検索!(https://www.city.naha.okinawa.jp/admin/toukei/toukeinaha174.html)を検索すると、町丁字別人口動態が載っているページがあるので、そこを確認してください。
那覇市のホームページには「那覇市統計書」も掲載されていて紛らわしいですが、別物ですので間違えないようにお気をつけください。

▶︎史跡・文化財情報を知りたい
→ 那覇市のホームページには、「なはマップ」(https://www.sonicweb-asp.jp/naha/)というページがあり、文化財だけではなく、都市計画や公共施設、防災、環境など、テーマやカテゴリで検索できるようになっています!
また、那覇市歴史博物館のサイトには「那覇市愛史跡・旧跡案内」のページもあるので、こちらも参考になりますよ◎
他にも図書館などで閲覧できる字誌にも、詳しい情報が掲載されていて参考になります(※字誌がない地域もあります)。


発表に関する質問

▶︎発表の形式は、パワーポイントがいいのか、模造紙でポスター発表がいいのか?
→どっちでもいいです!ただし、講座内でもお伝えしたように、次の4点が明確に伝わるようにしてください。
①校区を選んだ理由 
②どんな調査を行なったのか(数値をちゃんとみる、人に聞いてみる、自分で歩いてみる、を実践できているか?)
③どんな分析を行なったのか?
④そして、その結果どのような課題を見つけたのか?


この4点が明らかに伝わるのであれば、パワポでもポスターでも、紙芝居でも、歌でもダンスでも大歓迎です!

▶︎この地域の課題は「訪問客が少ないこと」であり、解決に向けた1つの視点が「公共交通」だと思うんだけど…
※発表時の楽しみが減少してしまうので、内容は若干実際の質問とは変えています。(質問の意図は変わっていません。)
→なるほど。いくつかの前提条件がすでにあるようです。ひとつづつ整理していきましょう。
まずは、「訪問客が少ない」という課題に行き着くまで、①数字ではどうなっているか?②聞きとりの結果はどうだったか?誰に聞いたか?意見が強い人の意見に引っ張られていないか?③自分の実感はどうか?といった根拠をはっきりしてくださいね。発表を聞いている人が納得するかどうかがキーとなります。

次に、解決に向けた手段についてです。すでに「公共交通」が解決の手段として提案されているようですが、調査から導き出されるのは地域の課題までです。課題解決に向けたアプローチは、もっと色々あるはずですが、それについては第5回講座以降に考えることとなります。現時点では、何がその地域にとって課題か、とその根拠のみを発表していただきたいと思っています。具体的なアプローチについては、第5回講座以降に考えていきましょう。

受講生のみなさま、第4回講座の開催まで1週間を切りました💦
調査を行い、現状を分析して、課題を定義する。そしてそれを他の人にわかりやすいように伝える…次回講座はシンプルですが、意外とやることがいっぱいです!
みなさんが地域でどのような旅をし、どのような結論にいたり、そしてここからどこへ進むのか…事務局一同楽しみにしています!

2019年8月15日木曜日

第3回講座レポート

3講座は、企画づくりまでの全体的な流れを確認する回でした。前半で「人が集まりたくなる企画づくりのコツ」と題し、ロジックモデルの考えかたや事業評価の重要性などを、若狭公民館の事例を交えながら紹介しました。後半では、前回課題として出された地域に関する調査の進捗状況を確認しつつ、調査でつまづいていること、その解決方法について受講生同士で助け合いながら解決しました。

この日はあいにく台風の影響を受け、強い風と雨が降りしきっていました。
悪天候のため、ヘビーな渋滞も発生していたため、開始を15分遅らせて開始。
それでも、みなさん無事に会場にいらしてくれました!なんと欠席者は3人のみ。
受講者のみなさんのモチベーションの高さを感じ、事務局一同感動です。

さっそく、今回のメインである「人が集まりたくなる企画作りのコツ」について、事務局宮城からのプレゼンです。


若狭公民館の実例や失敗例も踏まえた説明で、「なるほどー」と納得の表情。
重要なのは、地域課題を先入観なく冷静に分析すること、そして、その解決策を魅力ある活動と掛け合わせてみることです。



ロジックモデル、事業評価、とちょっと難しい言葉でてくる中、みなさん真剣な表情…。つまりは、じっくり地域の実情を見極めて、しっかり企画を立てて、成果を出しつつ、ちゃっかりみんなで楽しむこと。そのために、きちんと調査や分析を行なって骨組みをつくったり、意図した結果が出せているのか確かめることが必要なのです。


さて、しっかりレクチャーを聞いたあとは、みなさんの宿題チェック…ではなく、調査シートの進捗確認です。

まずはグループ内で、メンバー同士進み具合などを確認しました。

みんなで穴埋めやすりあわせをするグループもいれば

調査範囲や学区の再確認をするグループ、

大きな地図を取り出してきたグループもありましたよ。

この後、調査を進める中でぶつかった壁や、「この情報はどこで調べられるの?」「同じ人口にしても、国勢調査と住民基本台帳で数字が違うけど、どっちを使うべき?」などといった疑問を聞き取り、書き出しました。




そのうちのいくつかは、調査を進めているほかのグループからアドバイスをいただくことができました◎みなさんお互いに学びあうことがたくさんありますね!



疑問が解決したあとは、これからの調査と、課題設定までについての説明。
そして、第4回講座における発表の概要と内容について説明しました。

受講生のみなさんには、第4回までに各地域で注目する学校区を1つに絞ってもらい、これからはできるだけ「人に聞いてみる」「自分の足で歩いてみる」調査にフォーカスしてもらいます。
発表は7分、形式は自由です。その中に、校区を選んだ理由、どんな調査を行ったか、どんな分析を行ったか。結果、どのような課題を見つけたか?を必須内容として発表していただきます。



校区を絞ることに関して、少しグループ内で議論する時間を設けました。



すんなり決まるグループ、議論が止まらないグループ、と色々ありましたが、
ひとまず第4回までには学校区を決めて、課題の特定まですることになりました。
次回、地域の課題の内容によっては、自分の興味関心に応じてグループの再編成もあります。



さて、調査の結果どのような課題が飛び出すか、そして企画に向けたグループがどのように結成されるのか、どきどきわくわくです!

【第3回】企画づくりのフローチャートと評価の用語集

第3回の配布資料は「企画づくりのフローチャート」、ART NPO DATE BANK 2018-19「実践編!アートの現場から生まれた評価」(P7-P22抜粋)でした。

次第および第2回講座のレポートをまとめた「なは市民協働大学院だより2019 No.2」(PDF)もあわせてアップします。


第3回 次第
→ 第3回次第(PDF)はこちら。


企画づくりのフローチャート


ART NPO DATE BANK 2018-19
「実践編!アートの現場から生まれた評価」
 → ART NPO DATE BANK 2018-19「実践編!アートの現場から生まれた評価」(PDF)はこちら。

※ART NPO DATE BANK 2018-19「実践編!アートの現場から生まれた評価」は、文部科学省委託事業「平成30年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」において、NPO法人アートNPOリンクが発行した冊子です。


 
なは市民協働大学院だよりNo.2

2019年8月4日日曜日

【公開講座】地域課題✖️活動の魅力

第5回講座(9/14)は、大学院受講生以外の方も参加できる【公開講座】です。
講師は、TBS「情熱大陸」や日本テレビ「世界一受けたい授業」に出演経験のある企画プロデューサーの永田宏和氏。

永田氏は、楽しみながら学べる防災プログラム「リッカ!ヤールーキャラバン!」の元ネタ「イザ!カエルキャラバン!」の生みの親でもあります。
また、子どもたちが様々な分野のプロと協力して夢の街をつくる「ちびっこうべ」や「男・本気のパン教室」から派生したパンじいという高齢男性が活躍するプロジェクトなど、地域課題に対してユニークな切り口で取り組む企画をプロデュースしています。

公開講座では永田氏から、課題をひっくり返し、楽しい取り組みに変えるコツについて学びます。

講座は、参加料は無料ですが、事前申し込みが必要になります。
定員80名で先着順となりますので、希望される方はお早めにお申し込みください。





なは市民協働大学院2019【公開講座】
『地域課題✖️活動の魅力 〜不完全プランニングとプラスクリエイティブ』

日時:9月14日(土)14:00〜17:00
会場:なは市民活動支援センター 会議室①
   なは市民協働プラザ2階(那覇市銘苅2-3-1)
参加費:無料
定員:80名(先着順)
申込:NPO法人地域サポートわかさ(那覇市若狭公民館内)
   電話 098-917-3446
   ファックス 098-869-8624
   メール nahabito2019@cs-wakasa.com
   webフォーム http://urx3.nu/Tmpg
主催:那覇市(まちづくり協働推進課)
業務受託者:NPO法人地域サポートわかさ