2022年9月17日(土)
場所:なは市民活動支援センター 会議室1
参加者:受講生13名、チアーズ3名
|プログラム内容|9月17日(土)オンライン講座
1.講座開始・説明
2.企画づくりのワーク
3.アイディア出しのワーク
お昼休憩
4.進捗発表
5.視点を変えて企画を検証するワーク
6.企画ブラッシュアップ
7.発表準備
1.講座開始・説明
今回、とても残念なことに、台風14号接近にともない、
宿泊・WSがなくなってしまいました・・・。
そこで、1日目は、オンライン講座を実施しました。
講座を始める前に、zoomのブレイクアウトルームの説明と、
zoomのチャット機能の操作方法を確認。
次に、googleスライドを活用してグループワークを進めるので、
その操作方法を説明し簡単な操作練習も行いました。
次に、グループワークに入る前に、まずはブレイクアウトルームに慣れていただくために、
まずは、各グループで課題認識と状況を確認していただきました。
2. 企画づくりのワーク/課題の認識、条件・制限、企画コンセプト
次に、Googleスライドを活用して、企画づくりの考え方について、
事務局 宮平より「防災キャンプ」を事例に説明しました。
Googleスライド(企画づくりのワーク)▶︎
現状と課題
Point:効果的な企画づくりのために「誰が何に困っているのか」を具体的に出し合う
市民
・那覇市避難所は、10%しかない
→残りの90%の人の避難先をどうするか?
・避難所はストレスが多く赤ちゃんがいる家庭が避難所へ行きたがらない
→赤ちゃん・子どもがいる世帯が安心して過ごせる避難所とは?
・ペットやへの対応がまだできていない
→ペットがいる世帯が安心して過ごせる避難所とは?
・コロナ感染症も心配
→コロナ感染症対策もできる避難所の姿とは?
那覇市
・避難訓練に来ない(来るきっかけがない)
→避難訓練にきてもらうきっかけをどう作っていけるのか?
・何かあったときに助け合える関係、顔の見える関係がない
→自助力を高めるためにはどうしたらいいのか?
ターゲット
Point:「誰のための企画にしたいのか」を考えることはとても大切!!
・無関心層
・避難所にいない可能性がある人(赤ちゃん・子どもがいる世帯、ペット連れ)
・地域団体
・専門家
・行政
理想の姿
Point:ターゲットが見えてきたら「どんな企画にしたいのか」をイメージしてみよう
・楽しんで防災、災害対策について学べる
・無理せず自然と地域の人と関わり合える状態
・家族連れにも負担が少ない
課題への対策
Point:現状と理想のギャップはないか?それをどう埋めていくかを考えてみよう
・強くしなやかに生きていく力を育てる
・参加者が固定化しないように、魅力的な企画にする
・余白・関わりシロのある運営体制にする
・避難所が足りないので、避難所以外の場所も考える
・無関心層へのアプローチとして、公共空間での実施・情報発信・記録にも力を入れる
外せないポイント
Point:企画を継続するときに外せないのはどんなことかをイメージしてみよう
・無理がないこと。地域主体でも継続性のある企画にする
・余白がある
・避難訓練は、ショーになりがちなので、できるだけ運営・参加者で分けず、
受け身にならないような取り組みにすることで、"お客さん"をつくらない
資源
Point:メンバーの強みにどんなものがあるか、お互いに出し合ってみよう
・予算・・・宮平さんの仕事が大学の地域連携コーディネーターだったので予算が取れた
・専門家と繋がっている
キャンプ好きで被災地のボランティアをしている関係者がメンバーにいた
那覇市の地域団体(若狭公民館)
まちづくりコーディネーター(石垣綾音)
防災士を知っている
ステークホルダー
Point:連携できる人や団体を具体的に出し合ってみよう
・那覇市(防災危機管理課)
・公園
・消防
・公民館
・自治体
・PTA
・NPO団体
・津波避難ビル
今ある課題、条件、制約、資源を整理して、「テーマ・素材」「内容」を決める
Point:
最初からガチガチに内容を決めてしまわない!
ターゲットのニーズを考えて、企画者・関係者が負担にならないような内容を考える
テーマ・素材
防災、公園、キャンプ
内容
・まずはみんなで宿泊@若狭公民館
ステークホルダーのみなさんとまずは宿泊して会議してみよう@若狭公民館
→宿泊してみてわかったアイディアや発見生かして、次の企画につなげた
・防災デイキャンプ@那覇市緑ヶ丘公園
那覇市では公園での宿泊がまだ認めれていなかった
→いきなり宿泊ではなく、那覇市とも調整して、まずは日帰りの企画を立てた
・防災さんぽ
防災の専門家と一緒にさんぽする(備蓄、植栽、ゾーニングなどについて学ぶ)
・防災キッチン
みんなで持ち寄った食材、限られた資源の中で食事を作って食べる
・みんなの寝床訪問:
参加者の寝床をまわり持ち物チェック。どうしてそれを持ってきたのかをみんなで聞き合う
→顔が見える関係性もつくれて、結構盛り上がった
今ある選択肢との違い・独自性
・余白がある
・自己完結
・季節毎にやる
・大きな気づきがあると信じているので、出来れば宿泊することにこだわっている
想定される出来事・成果
・各地域に広がる
・プログラムが地域や人が変わる度に増えていく
・互助、共助、公助の重なり合いが増える
まとめ
いろんな人の課題を調べて、自分たちができることが何かをしっかり考える、
緻密に考えた企画であるにも関わらず、「楽しそう!」で「余白がある」ということが
企画づくりの最大のポイントです☆
3.アイディア出しのワーク
次に、アイディア出しワークに取り組みました。
ここでもブレイクアウトルームに切り替えて、Googleスライドを活用してグループワークを行いました。
Googleスライド(アイディア出しワークシート)▶︎
アイディア出しのポイント
Point1.
頭を柔らかくして考え、アイディアをたくさん出し合う
スライドの例を参考に、テーマに関するさまざまなキーワードを左側に、
自分たちが好きなこと・得意なこと、または対象者が好きなこと・ものなど、
いろいろなキーワードを出し合ってみましょう!!
Point2.
出し合ったキーワードをランダムに掛け合わせてみる
このとき、対象者は具体的にした上でアイディアを出し合おう!
(例)防災×食いしんぼう、防災×サッカー、消防×サーカス
自治会×風船、津波避難ビル×野球 など
Point3.
掛け合わせたワードの中から、実現不可能と思われるものでも
「できるかもしれない」「新しくワクワクする」アイディアを探してみる
参考にするのは良いが、ものまね的な内容にならないように気をつけよう!
(例)防災×キャンプ=防災キャンプ
4.進捗発表
アイディア出しのワークで出てきたアイディアについて、各グループに発表していただきました。
【中心市街地】炊き出しフェス
・生活に困った方と行政の方とが対話しながらつながるきっかけになるような企画
・「生活相談」だと行きづらさを感じる人も多いので、自然なつながりを目指す
・公園でゆったりとした空間づくりを心がけたいので、防災キャンプともつながりたい
【小禄】朝ごはんマルシェ
ターゲット:朝が弱い人、観光客
テーマ:朝ごはん、おしゃれなまち
・沖縄は、朝が弱い人が多いので、朝が弱い人が対象
・観光客が多いが朝行くところがないので、朝の取り組みで観光客も引き込みたい
【首里】「交流」×「祭り」
午後参加したメンバーへの共有に時間がかかったので、ワークが進まなかった。
「交流」と「祭り」がキーワードに上がってきてはいるが、
「誰のためなのか」「何のためなのか」が見えていないことがわかってきた。
欠席しているメンバー含めて、グループ全員のベクトルが揃っていない状況なので、
もう一度その状況を確認した上で、足並みをそろえていきたい。
【那覇西】地域の防災
テーマ:地域の防災
ターゲット:子育て世代
アイディア:
スマホ×遠足=防災マップ
防災×カフェ=防災カフェ(災害時にどんなメニューがだせるか)
保育園×学童=防災買い物ゲーム(災害時にどんなものが必要かをカードゲームで実施)
【新都心】食育×スポレク×郷土芸能+SDGs
ターゲット:親子同士、地域住民同士、転勤族
内容:屋外イベント(銘苅自治会のお祭りとコラボ)
親子レク
ターゲット:親子同士、地域住民同士、転勤族
想定される出来事:地域住民のふれあい
【真和志】未定
対象者、テーマがなんだろうというところに戻ってきた。
誰がこまっているのだろうと考えた時に、市場の組合の方なのかと考えたが、
実際ヒアリングはしていないので、どうなのかと悩み始めている。
第5回講座前編はここまで。この続きは後編で!!