2019年11月11日月曜日

第6回 企画づくり強化合宿(中間発表)

いよいよ「第6回 企画づくり強化合宿」2日目。中間発表です!

→ 企画づくり強化合宿(前編)はこちら。
→ 企画づくり強化合宿(後編)はこちら。

【10月20日(日)】
7:00 ラジオ体操・朝ごはん

おはようございます◎
寝不足の方もいるようですが、2日目が始まりますよー!
みんなで円になり、ラジオ体操からスタートです!



朝ごはんは、若狭公民館朝食会でもお馴染みのお粥!
昨日の余ったご飯も残さず食べました〜

清掃し、部屋をチェックアウトの後、いよいよカレー対決の結果発表です!

1位 チームWANGAN:那覇西地域(ネパールカレー)
2位 首里チーム(おきなわたっぷり かんだばーサグカレー)
3位 ごきげんヒュータンズ:中心市街地、小禄チーム(マグロカツカレー)
4位 チームあかばなー:真和志地域(オール真和志カリー)
4位(同票) OB 田中さん(タイカレー)
5位 わくわく新都心チーム(栄養満点かけこみカレー)

なんと1位と2位は1票差の接戦!
他のチームも全てに票が入っていました◎みなさんよく頑張りました。

対決のご褒美は…中間発表の発表順決めです!!
1位のチームから順に、発表したい順番を選んでいただきました。

9:30 中間発表会 開始📝

中間発表いよいよスタート!
前日遅くまで作業していたチームもありました。本当にお疲れ様です。
発表形式は自由、持ち時間は7分間です。
チアーズを含む聞き手のみなさんには、発表が終わる毎に、企画や課題の内容に対して、斜にかまえる、かまえないの両方の視点でコメントして頂きます。

以下、各チームの発表内容です(発表順)。

まずは、今回も率先して一番目の発表を選んでいただきました、チームWANGAN!



【那覇西】チームWANGAN

対象地域:天妃小学校区
企画タイトル:出張!クイズWANGANバトル
参加ターゲット:在住外国人(留学生)と地域住民


企画内容:
近年急増する外国人に対して文化の違い等の理解が追いつかず、地域住民との軋轢が生まれることもある。地域の隣人としてお互いの文化や価値観を知り、意見交換できる場を設ける必要があるが、それだけだと反応は期待できない。そのため、楽しみながら違いを感じ理解できるようにクイズ形式のプログラム「ここが変だよ日本人・外国人」(仮)を開催する。手始めに日本文化経済学院(ゴレスアカデミー)と大庭学園(沖縄福祉保育専門学校)の文化祭でその交流プログラムを実施、その後小学校や自治会等でも展開する。

前回よりもパワーアップした紙芝居風の発表形式で、場を盛り上げてくれました!
すでに協力先も名前が挙がっており、実現可能性も高そうです。


続いて、なんだか気になるチーム名がついている中心市街地チーム。


【中心市街地】ごきげんヒュータンズ

わったーまちの自慢話(すぐりむん)
対象地域:壺屋小学校区
参加ターゲット:壺屋小学校区の人

企画内容:
壺屋小学校区は、通りをはさんで壺屋、牧志、安里の3地域間で分断があり(中学校でも離れてしまう…)、また地域の伝統芸能継承問題にも現れる世代間の分断がある。課題解決に向けた取り組みを行おうにも地域内でのコミュニケーション不足によって情報や問題意識の共有が難しい状況がある。
そこで、100人に地域の自慢話を語ってもらう動画を制作すると同時に、その上映会にあわせて壺屋、牧志、安里の各地域の先輩方の話しを聞くタンメークロストークショーを実施する。このことにより地域の魅力を顕在化し、地域への愛着を深め、地域間、世代間の理解につなげる。

1日目の中間チェックのときよりも、企画の具体性がぐっと増しています。


そしてチーム二人でひたすら頑張り、OBの田中さんと嘉数さんも強力サポートしていた小禄チーム。

【小禄】

対象地域:金城小学校区
参加ターゲット:金城小学校に通う子どもたち

企画内容:
金城小学校区は、新住民(自衛隊員も含む)ともともと住んでいた方との交流がなく、地域のつながりが薄い状況がある。子どもを主対象とすることで、様々な背景や立場にある保護者同士が繋がるきっかけとする。そのために、星空案内人を務めるメンバーの特性を活かして星空観察をするなど、金城公園を活用した楽しいイベントを企画する。
イベント企画の内容については検討中

色々と迷うところはまだあるようですが、確実に自分たちができることが何かを考えながら、企画に近づいていっています。


さて、カレー大会ではほとんどの材料を地元で集めてきてくれ、
素晴らしいチームワークを発揮していたチームあかばなー(真和志)!



【真和志】チームあかばなー
対象地域:上間小学校区
企画タイトル:よくばり宝探しプロジェクト
参加ターゲット:子育て親世代


企画内容:公民館や児童館がない上間小学校区には、地域のみんなが集まれる場所がない。鉛筆公園と呼ばれる公園があり、危ないイメージを持っていたが毎週日曜日の朝清掃している方々がいたり、行事等も行われていることがわかった。しかし、地域にはあまり知られていない。親子で公園清掃し、その後ピクニックを行うなど公園で楽しみながら地域の人が集まり交流できるようにしたい。そのなかで子育て中の親が必要となる様々な情報が行き交うような関係性をつくりたい。「公園+〇〇」

公園でやりたいこと、まだまだ沢山あるようです。
順番や戦略を考えながら、最終的な課題解決に向けた地図を描いています。


さて、中間チェックインを受け、夜中も議論しつづけた新都心チーム。


【新都心】わくわく新都心

対象地域:天久小学校区
企画タイトル:桃太郎プロジェクト
参加ターゲット:防災イベントに参加しない無関心層

企画内容:
避難村と題し、そこで炊き出し料理コンテストや水やゴミ無しフードロス無しなど制限付きクッキングコンテスト、避難所ファッションショーなど楽しそうな企画を開催したい。ターゲットが出没しそうな店舗に協力を依頼し、きびだんご(クーポン)をエサにして、那覇新都心公園を活用した防災イベントを告知してもらう。

那覇市総合防災訓練や防災キャンプなどと連携し実証実験を行うという宣言も。楽しみです。


さて、こちらも夜中まで活発に議論が続いていたこのチーム。




【首里】

対象校区:城北小学校区
企画タイトル:近所で近助
参加ターゲット:75歳以上の高齢者のみの世帯


企画内容:
城北小学校区は、75歳以上の高齢者のみの世帯が多い地域。近年多発する自然災害を受け、大規模災害時の避難行動支援に取り組む必要性を感じている。平常時から災害時へとつなぐために「近助」の関係性を構築する。そのために、地域の企業等の支援を受け、75歳以上の高齢者のゴミ出し買い物のお手伝いをするともらえるポイント制度を設け楽しく参加できる仕組みをつくる。

「独居高齢者を近所で近助」をコンセプトに、最後はオリジナルラップを披露!
最後に会場を盛り上げていただきました!


発表後は、休憩がてらそれぞれ「斜に構える、かまえない」バージョンで書いてもらった感想をチェック。

たくさんのご意見が各チームに集まりました。みなさんじっくりと読んでいます。
これらのコメントは、企画のさらなるブラッシュアップ、最終発表に向けたエネルギーとなっていきます!


休憩も終わり、各チームに戻って振り返りの時間です。


最後に、各チーム、グサッときたこと、勇気付けられたことをシェアして頂きました。

■中心市街地
継続性やアフターフォローのご意見にはグサッときた。実現してほしいという言葉は勇気付けられた。

■真和志
調査や毎週のミーティングによって深い内容になっている。企画が薄いというのはグサッときた、伝え方を頑張りたい。

■首里
ウィンウィンな関係で継続性を期待してたもらえた。最初のステップが何か?が分かりにくいというのはグサッときた。
対象が城北小学校区なのに、誰も城北小学校区に住んでないのは懸念。外の人である自分たちが出来る事を考えていきたい。
わくわくしないという意見もグサッときた。自分たちはわくわくしてるんですが。。頑張ります!

■小禄
応援コメントは勇気付けられた。企画については具体的な説明不足を痛感した。
これから詰めていきたい。

■新都心
楽しそう。ダンゴ食べたいなどわくわく伝わっているのは嬉しい。
ターゲットは誰なのかという意見もあり、伝え方頑張りたい。桃太郎が岡山という件については調整したいと思います。

■WANGAN
わくわく伝わっているのが嬉しい。
外国人のニーズについての意見あった。しかし学校関係者による話やまち協からの協力や裏付けなどもあるので伝え方頑張る必要ある。
トライアルもやっていきたいと思っている。


各チームからの振り返りコメントの後は、チアーズからのアドバイスです。




■知念さん
包括支援センターからの視点と共有
真和志地区、首里地区でやっている地域ケア会議は、見学ウェルカム。
参加も可能、意見を言ってもらう事も可能。パートナーシップを取りたいと思っている。
お互いウィンウィンになるはず。


■野原さん
首里、真和志について
要支援者をどうしていくか、那覇市はモデル事業として銘苅小学校区で行なっている。
行政主導なので、民生委員さんは情報あるが、高齢化しており、支援の立場に立ち続けられるかは懸念あり。
浦添の森の子児童センターの防災の取り組みは、中学生が支援者になる仕組みを作っていて参考になるはず。
真和志は子供についての取り組み、3-5年という想定は良い。地域活動されてる方なので、公園に出られない人もターゲットの想定に入れてほしい。
らららステーション(那覇市こどもみらい課)、包括支援センターとの連携も良いかもしれない。
次世代育成行動計画が15年前に作られたが更新がない。その担当の子ども政策課など連携も良いかも。


■南さん
つながり、防災テーマが多い
波及効果や自治力の向上について、どう地域を巻き込めるかを意識してほしい。
壺屋の話を聞いて、安里第二区や学校などは繋げられる。
真栄里泰山さんは紹介できるので必要であれば声をかけてほしい。
新都心は企業のつながり多いので、うまくできると良い、既存の取り組みや団体と一緒にやるのもアリかも。
首里チームの企画については、繁多川もご近所のつながりの取り組みしてるので是非意見交換しましょう
真和志チームの調査はすごい、遊具撤去などやはり深さがある。この地域も紹介できる人がいます。
発表にはメリハリとインパクトあると良いです。


■山城さん
もうこれは政策形成。すごいです。
城北、行政課題に対してのアプローチできている、行政とタッグ組んでやっても良いと思う。
真和志も深い調査ができていて凄いです。
自治会や地域で頑張ってる人のリスペクトも大事。彼らは何に困っているのかなど背景を知る。一緒の課題を考えていることもあるので、上手く連携を図るのも良いかと思う。


■平中さん
チームまちなかとして緑ヶ丘公園を拠点に活動している。自分にとってどういう課題なのか企画なのか考えるのは大事。
自分やチームの立場、役割を考えるのも大切。どうやって地域を巻き込むかを引き続き考えていってほしい。


■金城さん
市の職員ですが、小禄チームに入りました。頭の中星空です。
時々、自分がする事か、自分たちができるサイズか?問いかけるのは大切。
物語やストーリーも大切。顔が見えたり、状況や風景が思い浮かぶ内容にする。
受け売りですが「今でなければ、ここでなければ、あなたでなければ」という思いで取り組んでください。


■饒波さん
みなさんわくわくしていると思います。
私は最近は「わくわ」くらいです。活動継続は大変だったりします。与儀まち協で来週はトックリキワタ祭りやります。
今回継続について悩みました。メンバー減り、資金繰りも苦しかったり、結論は開催することになりました。
イベントや反省会参加ウェルカム。
南さんの言ってた波及効果。次の担い手はだれか、中高生だと思っている。巻き込んで見るのは大事かもしれないです。
高校大学からはドンドンまちから離れていく。その前にどう地域に巻き込んでいくか。


行政からも貴重な意見と激励をいただきました。



■市民活動支援センター
市民活動のサポートなども行なっているので、意見交換大歓迎です。パートナーとして考えてください◎


■市民文化部部長
これからどうやって行動に移していくかは大切。そしてネットワークを作りながら動いてください◎
自分の専門性がそれぞれあるはず、完璧にはなれないので、多様な専門性を持つ人たちと繋がっていくことが大事だと思います。
それが取り組みや企画を加速させると思いますので、是非引き続き頑張ってください。


■副部長
校区まちづくり協議会を意識した取り組みだと尚良いと思います。顔が思い浮かぶ企画にしてほしいです。是非実現、そして継続していってほしいと願っています。


充実した合宿も12:00に解散して終了しました。



最終成果発表会に向けて、各チーム企画を詰めていきます。
第7回講座(11/7)では、企画に関わるであろう各関係機関の方々にもお声かけしてグループワークに参加していただき、企画をブラッシュアップしていきます。

最終的にどのような企画になるのか、成果発表が楽しみです!