2023年9月19日火曜日

【レポート】第4回講座 「地域課題 × 活動の魅力」


2023年9月12日(火)18:30-21:00

場所:なは市民協働プラザ

参加者:受講生25名、チアーズ2名


なは市民協働大学院 第4回講座 開催しました!




少し難しい時間も多かった前半もいよいよ折り返し!

調査・分析の講座を経て、第4回講座は「地域課題×活動の魅力」

いよいよ楽しい企画づくりスタートです◎



進捗確認・本日の講座について

本日は事務局長宮城のイントロダクションからスタートです。

改めて大学院の全体の流れを説明しながら、受講生皆さんの現在の立ち位置を再確認しました。

地域の現状や資源を様々な視点で調査して、そして分析を行ってきましたが、これからは企画づくりです。



講師紹介

デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)センター長の永田宏和さんです!(拍手!)



講話「地域豊穣化と風、水、土、そして種の話



▶︎「地域活性化」ではなく、「地域豊穣化」と呼ぶ

まずは、タイトルにもある「地域豊穣化」とはなんなのか。

永田さんは「地域の人たちが、お互い仲良く、生き生き暮らす元気なまちになること」を、

「地域活性化」ではなく「地域豊穣化」と呼んでいるとの事です。




▶︎の人、の人、の人が大切


そして「地域豊穣化」のためには、まずの状態を知る事が大切。

これが受講生も取り組んでいた地域調査・分析にあたります。


の人は、地域の人達

受講生の中にも様々な人がいると思いますが、その他についても教えて頂きました。

の人は、""を運んでくれる人達。

の人は外から来るか、地域の中で育てていくかのどちらかのようです。

の人は、地域の人や活動を支援する人達、中間支援組織や自治体などもこれに該当します。


どこの地域でもの人は多少増えているが、の人がどこの地域も足りないと永田さんは感じているそうです。


▶︎強いを生み出そう



そして大事になるのが、「強い」です。

永田さんは、強いを作れる人を生み出すサポートをする事が増えていきているそうです。


強い作りのポイントは2つ!

「❶不完全プランニング」そして「❷プラスクリエイティブ」。早速学んでいきましょう。


「❶不完全プランニング

余地や関わりしろがあるにしよう。当日だけではなく、準備などの前段階から一緒に出来るような企画の種が、みんなを巻き込んで「みんなのもの」になっていく。


「❷プラスクリエイティブ

不完全なだけではダメで、種が光っていないと(魅力的ではないと)人は集まらない。光らせる事がプラスクリエイティブ。


この2つを常に意識して企画を作ると絶対上手くいく。というよりもこれを意識出来ないとつまらない企画になりやすかったり、みんなのものにはならなかったりする。との事でした。



▶︎の人の心得


普段から「引き出しをたくさん作る!」「はたくさん持つ!(知っておく)」を心がける。

そして取り組む姿勢として「謙虚な姿勢からすべてが始まる」「情熱と愛情を持ち続ける」

「障壁は必ずあると常に思っておく」が大切。


心得その①

・一にも、二にも、リサーチ!

・依頼主のニーズは?時代のニーズは?時代の流れを読むことが重要。

・課題を立てる時は、じっくり考えて慎重に。

・リサーチを踏まえた直感や妄想は大切。但し、いつでもその直感を捨てる勇気を。

・自分の「やりたい!」はない。他のために!

・事業の成功の鍵は、関わる全ての人がWIN-WINになること。


心得その②

・大義、ビジョンを持つ!誰の何のための企画なのかいつでも立ち返られる芯を作る。

・プロセスを意識する。できる限り多くのステークホルダーを巻き込む!

・「モデルをつくる」という意識を常に持つ。

・企画しながら、常にチェックを!「土チェック」「水チェック」「種チェック」の3つが必要。

・イベントはゴールではなく、デモンストレーション(トライアル)。だから「失敗」はない。

・デザインは企画に強度を与える。


▶︎アクションプランの作り方

①〜⑤の流れを確認してみましょう。


①自分たちの役割を確認する。

②自分たちにとっての「の人」と「の人」を設定する。

③3つのリサーチを綿密に行う。「リサーチ」「リサーチ」「リサーチ」

④3つのリサーチから導き出される、ベストな「いい」種を発明(開発)する。

、それぞれの視点からチェックを何度も行い、をブラッシュアップする。

チェック」「チェック」「チェック」


チェック」 考案した種が、の人にニーズに合致しているのか、設定したアウトカムの達成に寄与できるのかをチェックする。


チェック」 考案した種が、の人にとって扱いやすく、育てるのに負担が大きすぎないかを愛情をもってチェックする。


チェック」 関わり代がたくさんあるか(不完全プランニング)、人を惹きつける魅力があるのか(+クリエイティブ)を入念にチェックする。





▶︎プログラムは前も後ろもある



▶︎視点を変える事例紹介

・MRIの話

・行政の待ち時間の話


▶︎KIITOのお話

・ちびっこうべ

・パンじぃプロジェクト

・イザ!カエルキャラバン!


全国に展開している強い種の事例を紹介して頂きながら、「みんなのものになる」仕掛けやポイント、大切なキーワードを教えて頂きました。

受講生の皆さんは集中して聞いていて、そしてワクワク、ウズウズしている姿がありました。


「アイデアだけではダメ、アクションしなきゃ意味がない。」

「買うことはやめる。作る。」



振り返り#1「印象に残ったこと・新しいアイディア」感想共有・質疑応答


皆さん楽しそうに振り返りをしていました!



▶︎首里チーム

・水、土、風などの分類が分かりやすかった。

・ふれあい喫茶もアイデアとしてワクワクした。

・大学生はどうやって巻き込んでるのか気になった。


▶︎真和志チーム

・地域でのパン屋やコーヒー屋との連携もイメージできてきた。連携の仕方や費用面は気になった。

・子どもを呼び込むのは大事だと思った。


▶︎中心市街地チーム

・生活保護や孤独死は仕事柄気になっていて、高齢者などは情報難民だったりするので、

 どうやって巻き込むのかは気になった。

・保育園なども巻き込んでいて、連携や周知の方法が気になった。


▶︎新都心チーム

・分類も共感する事が多かった。光の人も居るなと思った。

・不完全プランニングは希望の光だと思った。



▶︎那覇西チーム

・魅力的なプランを誰が評価したりして決めてるのか?そのプロセスが気になっている。

・外国人の防災をしたいと思っているが、不完全プランニングのバランスはどうしたら良いか?

 不完全過ぎるのもダメだと思うのだが。

・天妃小学校での防災訓練で多文化の取り組みしたいと思っている。



▶︎小禄チーム

・小禄地区は学校が多いので、人口が多い事は困る事だと思っていたが資源だと思った。

 その他管理されてない公園なども資源になるかもしれないと思えた。



▶︎永田さんよりコメント

・大学生の巻き込みは、"楽しさ"。"正しさ"だけでは巻き込めない。

 企画から巻き込むのは大学生に限らず、みんなが好き。

 企画の骨格はコアメンバーで作る必要はあるが、なるべく手伝ってもらう方に良い時間を提供

 できるか。


・専門家の巻き込みは、失敗事例と課題感、そして想い(ビジョン)を共有した。

 そして共感の輪を醸成できるかが大切。これが「みんなのもの」になるという事。


・おじいちゃんの巻き込み方は、腰が重い。なのでおばあちゃんを巻き込んでいる。

 民生委員や婦人会でチラシを配っている。おじいちゃんは来てしまえばハマる。

 その他には娘さんなどから後押しされている事もある。


・ボランティアの周知などは、当初は布教活動と呼んで、草の根で頑張った。

 最初は大変だが、その後は口コミになっていく。

 今はキャンパーというボランティアプラットフォームも作っていている。

 今はボランティア側からの企画提案などの関わり代を作ったりしている。


・光の人もいる。光のあて方も大切。

 最近は水と風の人の複合型で「霧」の人が最強という説もある。


・外国人の防災リーダーなどの人の育成が大切な気がしている。

 神戸はベトナムの人が多くアプローチしているが、そこの中間支援団体との連携が少し難航して

 いる事もある。


・魅力的かどうかは、説明するのは難しいが、まず一つは経験のある人の直感は大切。

 次はテスト、トライアルが大事。講座の中で話したのは「チェック」の所。

 これを何度も繰り返していく。イベントはゴールではないという話にも繋がるが、テストなどの

 プロセスを経てブラッシュアップされていく。



振り返り#2「活かせそうなこと・活かしたいこと」感想共有・質疑応答


時間の関係で質疑応答は先着1チームのみ!はじめに手を挙げたのは…


▶︎真和志チーム

・ニーズの掘り起こし、フィールドワークでデータを集める方法は、調査票みたいなのを作るのもありだと思うけど、良い調査の仕方とかあるか?ヒアリングとかどうしたら良いか迷っている。


永田さんコメント→インタビューや観察が強度が強いリサーチ。無駄なリサーチはないので、調査票も無駄ではない。段階を踏んでいく方が良い。最初はアンケートで、その中でとっても描いてくれる人にインタビューする。その時に「良い問い」を用意しておくのが大切。プロは丸腰で行っても良いインタビューができるが、事前準備は大切。




次回、第5回講座は・・・ 企画づくり強化合宿 & 中間発表 ♪


 9月30日(土) 9:00 〜10月1日(日)12:00

         

会場:森の家みんみん(那覇市首里儀保町4丁目79-8

 

 ※ 合宿に向けて♪

  ①カレーの準備(チームで相談し、どんなカレーにするか決めて、材料を買ってきてください)

     

  ②じゃばら手帳のP.6〜13(各個人それぞれ記入して持ち寄ってくださいね


 
     

  ③リサーチ・マップ作りなど もチームで継続してくださいね♪

 

    〜今回の永田さんからの学びや調査・分析も活かした企画づくりを

            より具体的でワクワクするものに仕上げていきましょう♪ 〜 


2023年9月7日木曜日

【レポート】第3回講座「地域調査と分析」

2023年8月22日(火)18:30-21:00

場所:なは市民協働プラザ

参加者:受講生30名、チアーズ7名


なは市民協働大学院 第3回講座 開催しました!


プログラム

1. 前回の振り返り・本日の講座について

2. 各チームの宿題取り組み共有・進捗発表

3. 地域調査と課題設定

4. チームディスカッション

5. チーム発表

6. その他/連絡事項




本日の講座について


第2回第3回を通じて、災害ソーシャルワーカーの稲垣暁氏、まちづくりファシリテーターの宮道喜一氏を講師に招き、地域のことをよく知るための調べ方を深く学んでいきました。



第2回は、台風により急遽オンラインで行いましたが、停電により参加できなかった方、途中で電波が切れた方などもいらっしゃったので、丁寧に第2回の振り返りを行いました。




宿題取り組み共有・進捗発表


中心市街地チーム

私たちはみんなで揃う機会が設けられなかったので、全然進んでいないチームですが、この機会で、それぞれの課題に思っていることや興味関心など共有できた。課題設定のために全員で共通するところを探った結果、「防災」をテーマにすることになりました。

中心市街地には、自治会加入率が低く、移住者も多いことが分かっているが、まだ明確にテーマを絞る段階まで至らないが、課題を共有できてよかった。




小禄チーム

私たちは、第1回の講座開催の後に、チームで集まりそれぞれの興味関心や課題の共有をし、子どもの居場所、防災、避難所などキーワード挙がった。また、実際に小禄のまちを歩き、現場で気づいたことなども共有をした。現在、キーワードに基づいたデータを寄せ集めている。8月の夏祭りにも参加したり、地域のラジオ体操に参加したり、小禄南のまち協に参加したりしている。

テーマについては、防災、子どもの居場所の2つ絞っているが決まっていない。




首里チーム

私たちは、第2回の講座の後オンラインミーティングを開き、久場川児童館にこどもたちが作った防災マップがあることを知った。これをきっかけに、ひとまず久場川児童館(城北小学校区)を中心にまち歩きをすることになった。それぞれが違う視点でまち歩きをし、今日この場で、意見交換をしようと思っている。




新都心チーム

対象とする小学校区を絞った結果、新都心のまちづくり協議会は、銘苅小学校区しかなく必然的に決まった。

メンバーの中に銘苅小学校まちづくり協議会の役員がいて連携がとりやすく、より課題が見えやすくなるのではないかと思っている。メンバー内でもそれぞれ思っている課題もあるため、今後話し合っていきたい。




真和志チーム

私たちは、2回目の講座を終えた後、地域愛を育むべくオンラインミーティングを数回行った。テーマを探るために、まずは地域の魅力を探しに、まち歩きをした。松川地域には綱引きがあり、実行委員の方に話を伺い、松川地域に関わる資料「字誌」をいただいた。メンバー内に松川の地域団体の方もいて、運営や課題などもお話を伺うなど、リサーチを行っている。人に訪ねる時、何者かを示せるようチームの名刺とバッチを作って工夫して活動している。まだテーマは決まっていない。




那覇西チーム

私たちは、防災に力を入れていること、外国人が多く住んでいることから、天妃小学校区で行う方向で話をしている。今後の取り組みとして、天妃まち協に話を伺いにアポイントを取ったり、実際にまち歩きを計画している。今後もデータの収集やリサーチを行いながら、活動していきたい。





 調査と分析 ○○小学校校区の□□□□に取り組みたい。」講師:稲垣 暁


       



講師稲垣氏から、チームそれぞれの進捗傾向カテゴライズしそれぞれ今後どのように進めばいいのか、助言をいただきました。





そして、「首里の道をテーマにするなら」という調べ方の事例を紹介していただき、地図情報から課題を見つける方法を伝授していただきました。この過程から、「事実」を集め、誰もが理解できるかたちに「見える化」し、情報の客観性を高めることを学びました。

また、まち調べに向けての重要なポイント、どのような情報を集めればいいのか、集めた情報の分析の仕方などを詳細に教えていただきました。




「地域調査と分析ー石嶺小学校区ー」講師:宮道喜一



講師宮道氏からは、今年の2月4日に石嶺小学校区地域円卓会議にて行ったプレゼンを紹介しました。

プレゼンでは、石嶺小学校区の概況を石嶺町福祉マップを活用して学校や老人ホームの場所や学校の児童数などを情報としておさえておき、徐々に周辺情報を集めて、分析を行い課題意識を明確にしていく方法を学びました。



グループワーク MAPづくり


地域の現状把握をしっかりし、テーマに取り組む必要性をおさえる手段として、校区カルテにある地図を模造紙に書きうつし、付箋紙で気づいたことを書き加えMAPづくりをしていきました。


      

        




チーム発表


グループディスカッションを経て、「①校区名」「②取り組みたいテーマ」「③なぜそのテーマに取り組む必要があるのか」の3点を発表してもらいました。


 小禄チーム

 「①校区名」小禄南小校区・宇栄原小校区

 「②テーマ」防災、防犯

 「③なぜ?」小禄一丁目は、自治会のない空白の地域であることがわかり、防災や防犯などどのように取り組

       んでいるのか興味を持った。





 中心市街地チーム

 「①校区名」那覇小学校区(国際通り、美栄橋駅周辺)

 「②テーマ」住民、昼間に集まる勤労者、観光客を対象にした防災

 「③なぜ?」那覇小学校区は、昼間の人口が昼間に著しく増えると予想される増える要因としては、勤労者や

       観光客があげられ、この方達が災害時にどういった連携や動きをするか興味を持った。





 真和志チーム

 「①校区名」真和志地区(松川小学校区を中心?)

 「②テーマ」まちの綱引きや歴史伝承に愛を持って受け継ぐような活動

 「③なぜ?」まちのフィールドワークを経て、30年かけて作られた字誌をったり、綱引きを知ったりした。

       松川公民館の運営についてお話を伺った時、なんとか引き継いでいるが、まちの文化継承に苦悩

       されている様子がみられ、地域のコミュニティーに課題を感じている。愛でコミュニティーを編み

       直す活動をしたい。





 新都心チーム

 「①校区名」銘苅小学校区

 「②テーマ」多様な世帯のつながりをいかに維持・発展させることができるか

 「③なぜ?」新都心は、自治会加入率が約15%と低いが、独居世帯、子育て世帯があること、そして平均年齢

       39歳という若い世代が集まる地域でもある。しかし、その中でもコロナ前の銘苅小学校区は非常

       に活発的に活動していて、なにか秘訣があるかどうかも含めて興味を持っている。





 首里チーム

 「①校区名」首里城を中心とした地域 or 石嶺小学校区

 「②テーマ首里城再建にスピリットを・居場所

 「③なぜ?」首里城周辺の地域と石嶺小学校区か並んでいるが、居場所という方向で進める





 那覇西チーム  「①校区名」天妃小学校区

 「②テーマ」在沖外国人と防災

 「③なぜ?」那覇西は外国人の方が多いこと、立地的に津波が起きた最も被害が大きいと思われる。

       情報から孤立しやすい人、経済的に不安定な人が高いリスクを負う可能性があるので、

       そういったところを解決したいと思っている。





次回第4回講座は・・・


 9月12日(火)18:30〜21:00  会場:なは市民活動支援センター

「地域課題×活動の魅力」不完全プランニングとプラスクリエイティ

 講師:永田宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長)