2023年8月22日(火)18:30-21:00
場所:なは市民協働プラザ
参加者:受講生30名、チアーズ7名
なは市民協働大学院 第3回講座 開催しました!
プログラム
1. 前回の振り返り・本日の講座について
2. 各チームの宿題取り組み共有・進捗発表
3. 地域調査と課題設定
4. チームディスカッション
5. チーム発表
6. その他/連絡事項
本日の講座について
第2回第3回を通じて、災害ソーシャルワーカーの稲垣暁氏、まちづくりファシリテーターの宮道喜一氏を講師に招き、地域のことをよく知るための調べ方を深く学んでいきました。
第2回は、台風により急遽オンラインで行いましたが、停電により参加できなかった方、途中で電波が切れた方などもいらっしゃったので、丁寧に第2回の振り返りを行いました。
宿題取り組み共有・進捗発表
中心市街地チーム
私たちはみんなで揃う機会が設けられなかったので、全然進んでいないチームですが、この機会で、それぞれの課題に思っていることや興味関心など共有できた。課題設定のために全員で共通するところを探った結果、「防災」をテーマにすることになりました。
中心市街地には、自治会加入率が低く、移住者も多いことが分かっているが、まだ明確にテーマを絞る段階まで至らないが、課題を共有できてよかった。
小禄チーム
私たちは、第1回の講座開催の後に、チームで集まりそれぞれの興味関心や課題の共有をし、子どもの居場所、防災、避難所などキーワード挙がった。また、実際に小禄のまちを歩き、現場で気づいたことなども共有をした。現在、キーワードに基づいたデータを寄せ集めている。8月の夏祭りにも参加したり、地域のラジオ体操に参加したり、小禄南のまち協に参加したりしている。
テーマについては、防災、子どもの居場所の2つ絞っているが決まっていない。
首里チーム
私たちは、第2回の講座の後オンラインミーティングを開き、久場川児童館にこどもたちが作った防災マップがあることを知った。これをきっかけに、ひとまず久場川児童館(城北小学校区)を中心にまち歩きをすることになった。それぞれが違う視点でまち歩きをし、今日この場で、意見交換をしようと思っている。
新都心チーム
対象とする小学校区を絞った結果、新都心のまちづくり協議会は、銘苅小学校区しかなく必然的に決まった。
メンバーの中に銘苅小学校まちづくり協議会の役員がいて連携がとりやすく、より課題が見えやすくなるのではないかと思っている。メンバー内でもそれぞれ思っている課題もあるため、今後話し合っていきたい。
真和志チーム
私たちは、2回目の講座を終えた後、地域愛を育むべくオンラインミーティングを数回行った。テーマを探るために、まずは地域の魅力を探しに、まち歩きをした。松川地域には綱引きがあり、実行委員の方に話を伺い、松川地域に関わる資料「字誌」をいただいた。メンバー内に松川の地域団体の方もいて、運営や課題などもお話を伺うなど、リサーチを行っている。人に訪ねる時、何者かを示せるようチームの名刺とバッチを作って工夫して活動している。まだテーマは決まっていない。
那覇西チーム
私たちは、防災に力を入れていること、外国人が多く住んでいることから、天妃小学校区で行う方向で話をしている。今後の取り組みとして、天妃まち協に話を伺いにアポイントを取ったり、実際にまち歩きを計画している。今後もデータの収集やリサーチを行いながら、活動していきたい。
「調査と分析 ○○小学校校区の□□□□に取り組みたい。」講師:稲垣 暁
講師稲垣氏から、チームそれぞれの進捗傾向カテゴライズしそれぞれ今後どのように進めばいいのか、助言をいただきました。
そして、「首里の道をテーマにするなら」という調べ方の事例を紹介していただき、地図情報から課題を見つける方法を伝授していただきました。この過程から、「事実」を集め、誰もが理解できるかたちに「見える化」し、情報の客観性を高めることを学びました。
また、まち調べに向けての重要なポイント、どのような情報を集めればいいのか、集めた情報の分析の仕方などを詳細に教えていただきました。
講師宮道氏からは、今年の2月4日に石嶺小学校区地域円卓会議にて行ったプレゼンを紹介しました。
プレゼンでは、石嶺小学校区の概況を石嶺町福祉マップを活用して学校や老人ホームの場所や学校の児童数などを情報としておさえておき、徐々に周辺情報を集めて、分析を行い課題意識を明確にしていく方法を学びました。
グループワーク MAPづくり
地域の現状把握をしっかりし、テーマに取り組む必要性をおさえる手段として、校区カルテにある地図を模造紙に書きうつし、付箋紙で気づいたことを書き加えMAPづくりをしていきました。
チーム発表
グループディスカッションを経て、「①校区名」「②取り組みたいテーマ」「③なぜそのテーマに取り組む必要があるのか」の3点を発表してもらいました。
小禄チーム
「①校区名」小禄南小校区・宇栄原小校区
「②テーマ」防災、防犯
「③なぜ?」小禄一丁目は、自治会のない空白の地域であることがわかり、防災や防犯などどのように取り組
んでいるのか興味を持った。
中心市街地チーム
「①校区名」那覇小学校区(国際通り、美栄橋駅周辺)
「②テーマ」住民、昼間に集まる勤労者、観光客を対象にした防災
「③なぜ?」那覇小学校区は、昼間の人口が昼間に著しく増えると予想される増える要因としては、勤労者や
観光客があげられ、この方達が災害時にどういった連携や動きをするか興味を持った。
真和志チーム
「①校区名」真和志地区(松川小学校区を中心?)
「②テーマ」まちの綱引きや歴史伝承に愛を持って受け継ぐような活動
「③なぜ?」まちのフィールドワークを経て、30年かけて作られた字誌を知ったり、綱引きを知ったりした。
松川公民館の運営についてお話を伺った時、なんとか引き継いでいるが、まちの文化継承に苦悩
されている様子がみられ、地域のコミュニティーに課題を感じている。愛でコミュニティーを編み
直す活動をしたい。
新都心チーム
「①校区名」銘苅小学校区
「②テーマ」多様な世帯のつながりをいかに維持・発展させることができるか
「③なぜ?」新都心は、自治会加入率が約15%と低いが、独居世帯、子育て世帯があること、そして平均年齢
39歳という若い世代が集まる地域でもある。しかし、その中でもコロナ前の銘苅小学校区は非常
に活発的に活動していて、なにか秘訣があるかどうかも含めて興味を持っている。
首里チーム
「①校区名」首里城を中心とした地域 or 石嶺小学校区
「②テーマ」首里城再建にスピリットを・居場所
「③なぜ?」首里城周辺の地域と石嶺小学校区か並んでいるが、居場所という方向で進める
那覇西チーム 「①校区名」天妃小学校区
「②テーマ」在沖外国人と防災
「③なぜ?」那覇西は外国人の方が多いこと、立地的に津波が起きた最も被害が大きいと思われる。
情報から孤立しやすい人、経済的に不安定な人が高いリスクを負う可能性があるので、
そういったところを解決したいと思っている。
次回第4回講座は・・・
9月12日(火)18:30〜21:00 会場:なは市民活動支援センター
「地域課題×活動の魅力」不完全プランニングとプラスクリエイティ
講師:永田宏和(デザイン・クリエイティブセンター神戸センター長)