2025年7月12日(土) 14:00-17:00
場所:なは市民協働プラザ
参加者:受講生25名、チアーズ8名
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なは市民協働大学院の第1回講座「開講式・オリエンテーション」が2025年7月12日(土)、なは市民協働プラザにて開催されました。今年度は32名の受講生が集い、多様な世代・職業・地域背景をもった市民たちが、それぞれの想いを胸に「地域を変える学びと実践の旅」へと踏み出しました。
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❖ 開講のご挨拶「コーディネーター的人材の育成へ」
開会のあいさつでは学長の知念覚市長より、「地域の現状を見つめ、課題を見つけ、人や資源をつないで行動を起こす力=コーディネーター的人材」の重要性が語られました。
なは市民協働大学院では、「じっくり=課題設定力」「しっかり=企画力」「ちゃっかり=コーディネート力」を3本柱とし、地域の未来を担う人材育成に取り組んでいます。
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❖ プログラム概要「実践者を育てる8回構成」
事務局からは講座の全体像や進行スケジュールが紹介されました。調査・課題設定・企画立案・合宿・プレゼン発表までを網羅した8回構成。
中でも「森の家みんみん」での合宿や、地域の実践者を招いたゲスト講座、実地調査に基づくアクションプランの作成など、座学にとどまらない“地域で学ぶ”設計が特色です。
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❖ 応援団“チアーズ”登場!頼れる卒業生たち
本講座の名物サポーターが、卒業生による応援団「チアーズ」。今年度はチアリーダーの照屋りささんをはじめ、経験豊かでユーモアあふれるメンバーが登場しました。
「老体にムチ打って頑張ります!」「女将として皆さんを見守ってます!」など、個性豊かな軽快な自己紹介に会場は笑いと拍手に包まれ、チアーズメンバーで身体を張って花を表現する場面もあり、初対面ながら一気に緊張がほぐれる時間に。
それぞれ異なる卒業年度・実践経験を持ち、受講生と年齢が近いチアもいれば、地域活動のベテランも在籍する多様な応援団です。チアーズは、各チームに入り、講座中の相談役や実践的なアドバイザーとして寄り添ってくれます。
「かつて自分たちも悩んだからこそ、今の皆さんに寄り添いたい」——そんな想いが伝わってきました。
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❖ 事務局紹介「受講生の挑戦に伴走する存在」
本講座の運営は、NPO法人地域サポートわかさ、災害プラットフォームおきなわ、那覇市役所による多機関連携で構成されています。講座設計から、受付対応、記録、広報、オンラインサポートまで、受講生の学びに伴走する“縁の下の力持ち”として尽力しています。
「困ったときは、遠慮なく連絡してくださいね!」「どんな小さなことでも気軽に相談を」——事務局メンバーからの温かい言葉が、受講生の不安をやさしく包んでいました。
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❖ 協働マインドとは?「一人じゃないから挑戦できる」
資料にも掲載されている“協働マインド”とは、地域と向き合う上で必要不可欠な姿勢です。
お互いの違いを受け入れ、得意や関心を活かして補い合いながら進んでいく。講座を通して、受講生たちは自然とこの力を体得していきます。
ともに悩み、ともに笑い、時には意見をぶつけ合いながら、本当の“協働”が生まれていく——そんな学びの土壌が、今年もここに育まれていきます。
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❖ 自己紹介&アイスブレイク「初日から一体感!」
自己紹介タイムでは、自治会役員、福祉関係者、保育士、学生、メディア関係者など多彩な受講生が、自分の背景や「地域に関わりたい理由」を語りました。
続くアイスブレイクでは「夏は山派?海派?」「戻るなら小・中・高どれ?」といったユニークな質問に、左右へ動いて答える身体を使ったアクティビティを実施。笑い声と拍手が飛び交い、緊張が一気にほぐれるひとときとなりました。
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❖ OB・OGによる実践報告「ミネコヤの挑戦」
今年度の卒業生発表では、首里石嶺地域で「ミネコヤ」という居場所づくりに取り組むOGグループが登壇。
受講生時代に出会った仲間と共に、学びを活かして団体を立ち上げ、助成金を活用して地域拠点を運営。子ども食堂、ワークショップ、異世代交流などを展開し、「誰でも気軽に立ち寄れる場」として地域に根づいています。
「学びが行動につながった」「仲間がいたから挑戦できた」という実感のこもった言葉に、受講生たちも深く頷いていました。
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❖ チーム発表&決意表明「地域別の第一歩」
受講生は活動したい地域ごとに6チームに分かれ、初回から意気込みたっぷりのチーム紹介を発表!
🌿【首里(末吉)チーム】
自然と歴史を活かし、「人とのふれあい」や「多世代交流」をキーワードに、温かくもゆるやかな調和を大切にするチーム。
🏫【真和志(南)チーム】
教育機関の集積を活かし、若者や子どもを中心とした“つながり”の再構築へ。地域課題に丁寧に向き合う姿勢が光りました。
🏙【新都心チーム】
行動力と元気が自慢!都市型の暮らしに、もっと人のぬくもりを。スピード感ある動きに注目です。
🌎【中心市街地チーム】
観光客・移住者・地元民が混ざり合う地域で、「混ざって還元する」まちづくりを発信力豊かに表現。カチャーシーも飛び出しました!
👶【首里(子ども関係)チーム】
保育・教育の専門家が揃い、子どもや家庭に寄り添う地域支援を展開予定。「3/4の伸びしろ」を掲げて、今後の進化に期待。
🌇【真和志(北)チーム】
鹿児島・高知・徳島・沖縄と“あったか県出身者”が集い、「地域資源を未来へつなぐ」まちづくりへ。LRT構想にも関心を寄せています。
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❖ “ここまで初回で一体感があるのは初めて”——歴代事務局も驚くチーム力!
初回とは思えないほど、互いを尊重し合い、笑顔でサポートし合う姿が随所に見られました。講座終了後には、「今年のチームは、過去一の安心感がある」「すでに“チームでいることの心地よさ”が育まれている」というチアーズや事務局の声も。
このチームで、どんな物語が始まっていくのか——これからの8回講座がますます楽しみです。
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❖ いよいよ本格スタートへ!
次回は、7月29日(火)に第2回講座「地域調査と分析・課題設定」を実施予定。各チームが実際に地域に足を運び、今ある課題に向き合っていきます。
仲間と共に挑む“協働の冒険”が、ついに本格的に動き出します。那覇の未来を切り拓く学びの旅は、ここから始まります。