2024年12月7日(土)14:00-17:00
場所:なは市民協働プラザ
参加者:受講生28名、チアーズ5名、ゲスト15名
第8回講座 「最終成果発表会/修了式」開催しました!
プログラム
<最終成果発表会>
1. なは市民協働大学院について
2. 各チームによる最終成果発表
3. 講評
<修了式>
1. 学長挨拶
2. 修了証書授与
3. 修了生代表あいさつ
4. 感謝状授与
5. 祝辞
6. 閉会・記念撮影
<最終成果発表会>
1. なは市民協働大学院について
最終成果発表会は受講生以外に一般の方も観覧者としていらしていたので、事務局長の宮城からなは市民協働大学院の説明と、振り返りも兼ねてこの半年間どのような講座を行ってきたのかをご紹介しました。
振り返ってみればあっという間・・・というわけでもないでしょうか。。
この長く険しい道のりを走り抜いた受講生の方々は本当にすごいです!!
そんなみなさんの集大成、思う存分発揮してください!!
2. 各チームによる最終成果発表
ということで、いよいよ最終成果発表です!
持ち時間は8分(発表形式自由)、質疑応答5分、最後に1分間のチアーズからのコメントをいただきました。
発表順①
チーム:古島あしびなー(真和志)
テーマ:子どもを真ん中に置いて多世代が主体的に関われるプレーパークをつくる!
対象校区:松島小学校区(古島地域)
[誰のどんな課題か?]
松島小学校区内の小学生を対象に、「決められたルールがなく、自由にあそべるばしょ」をつくることで、「子どもの集まれる場所がない」という課題を解決します。
[企画の内容]
「最近の子どもたちは、ルールに縛られて自由に遊べない」そう思いませんか?私たちの調査した松島小学校区は、公民館・図書館、児童館がありませんが、7つもの公園に恵まれ、「子どもの集まれる場所」としての可能性を秘めています。本企画では、松島小学校に比較的近く、自然等豊かな資源を有する古島の「大神公園」にて、子どもたちの自己実現と創造性を最大限に引き出すプレーパークを実施します。今後はプレイベントを複数開催し、子どもたちの声を取り入れることで、みんなが本当に求める遊び場を創り上げます。子どもたちを中心に、その周りの大人たちも協力して楽しみながら関わり合う機会が地域で継続的に生み出されることで、希薄化する地域コミュニティが再び活性化される、そんな「ワンダフルジマ!」を広げていく第一歩として、本企画を提案いたします。
チアーズコメント|嵩原 聡さん
発表順②
チーム:アーバンおろく(小禄)
テーマ:防災・防犯でつながる地域のオープンチャット
対象校区:垣花小学校区
[誰のどんな課題か?]
誰のどんな課題か?:垣花小学校区では自治会とPTAのつながりがほとんどなく、防災への関心はあるものの、地域住民として連携した動きが取れていないのが現状。そこでテーマを防災・防犯にしぼって、これにより地域住民がゆるやかなつながりをもち、いざという時にも地域で使えるツールとなることを目指す。
[企画の内容]
この計画は、地域住民が防災・防犯情報を共有し、安心して暮らせる街づくりを目指すオープンチャットの導入・普及を目的としています。 オープンチャットを活用してもらうための高齢者スマホ教室や地域イベントでのPRを1年を通して企画し、参加者を増やしていく計画です。 企画としてはスタンプラリーや防災コンテストなどがあります。コアメンバーの定期的な進捗確認や地域住民からのフィードバックをもとに運営を改善し、地域全体で防災・防犯意識を高める仕組みを構築したいです。
チアーズコメント|鎌田 耕さん
発表順③
チーム:新都心チーム
テーマ:安心して暮らせる町づくり
対象校区:安謝小学校区
[誰のどんな課題か?]
安謝地域の65歳以上の高齢者における災害時の避難行動に関する課題解決の企画、及び対象者ニーズ調査を継続して行います。周辺自治会への聞き込みで「避難経路が曖昧」との声や、昨年度の安謝避難訓練で地域参加者から「照明が少なく夜間の避難に不安がある」との声(日本赤十字社沖縄支部HP記事)が挙がっています。
[企画の内容]
「高齢者の方が安全に避難ができることを目指した企画」として、避難経路を明確化にする為の避難地図作りを実施します。また、対象者である「高齢者」のイメージは、人によって様々で、自由に動ける元気な方もいれば、足腰が弱く動きに制限が必要な方など、対象者イメージをより明確にする必要があります。今後は「高齢者の災害に対する困り感を把握し、ニーズに添った企画立案」に向けて、高齢者の全体像を把握するインタビューなどのニーズ調査を継続していきます。
チアーズコメント|萩原 雄三さん
発表順④
チーム:チームカラーズ(中心市街地)
テーマ:まちぐゎーサインでつなぐ地域と未来!まちぐゎー彩発見プロジェクト!
対象校区:壺屋小学校区
[誰のどんな課題か?]
観光客が多く訪れる商店街ですが、地元住民の6割以上が足を運ばず、地域への愛着や繋がりが薄れています。また、迷路のような商店街は地域住民でも迷うことがあり、観光客を案内するのが難しい側面も。本企画は、写真撮影や既存のサインを活用した仕掛けを通じて、商店街の魅力を発見し、地域住民が観光客を自然に案内できる人財を育成します。
[企画の内容]
「まちぐゎーサインで遊ぼう」という名の通り、迷路のような商店街を舞台にした「あしびー(遊び)」を提案します。
<ゼロステップ:フォトロケハン>
カメラマンや地元住民らが参加し、アーケード街の雰囲気や活気を写真に収めるイベントを実施。この写真をもとに次の企画を具体化します。
<ステップ1:「お写んぽ会」>
学生やカメラ好きが参加するフォトウォークイベントを開催。撮影された写真から「これぞ商店街!」という作品を選定し、写真マップやアーカイブを制作します。
<ステップ2:繰り返しのイベント開催>
1. 商店街の雰囲気を知る
2. 魅力に触れる
3. 歴史・文化・人に触れる
4. 自然と商店街で遊ぶようになる
<最終ゴール>
1年後には、防災や案内に役立つ「色・アルファベット・数字」を組み合わせたまちぐゎーサインを確立。商店街活性化と地域づくりを推進します。
チアーズコメント|糸数 貴子さん
発表順⑤
チーム:夕陽をみる会(那覇西)
テーマ:三重城海岸の夕陽を映えスポットへ!〜地域が繋がる憩いの夕陽〜
対象校区:天妃小学校区
[誰のどんな課題か?]
地域で助け合う機会が減っている中、那覇西地域にある「三重城海岸」を活用し、様々な企画を定期的に開催。地域にあまり認知されていない三重城海岸を、地域の憩いの場、地域が繋がるキッカケの場にしていく企画。
[企画の内容]
夕陽が綺麗な「三重城海岸」を映えスポットとして地域の人達が繋がれる憩いの場になるようなイベントを定期的に開催。企画実現の一歩として、地域や訪れる人にアンケートを実施。「写真コンテスト」や「星空を見る会」なども検討。アンケートや企画を通して三重城海岸の認知もあげていき、地域における憩いの場として三重城海岸を定着させる事で、地域が繋がるキッカケになれると考える。
チアーズコメント|屋宜 貢さん
発表順⑥
チーム:すばんちゅグループ(首里)
テーマ:「すばんちゅ」〜そばを打って、人生いきいき〜
対象校区:城北小学校区
[誰のどんな課題か?]
城北小学校区に住む高齢者の方々の活動の場が少ないという声を受け、高齢者の居場所づくりとして地域との交流や体を動かし健康づくりに繋げる企画をします。校区全体で取り組む行事やイベントなどの活動がない現状や、首里地域で唯一小学校区まちづくり協議会もない状況に対する変化も期待しています。
[企画の内容]
「沖縄そば作りを通じての居場所作り」
沖縄のソウルフードである沖縄そばを地域の高齢者の方々で手作りをし、そば作りを通じて地域と繋がろうじゃないか、という取り組みです。3つのステップに分けて実践することで、高齢者の方々の居場所づくり・高齢者と子どもたちや地域の方々の関わりづくりを目指します。城北小学校区は、平良町、儀保町、久場川町、赤平町、石嶺町1・3丁目の5つの町に分かれており、高齢化も進んでいます。その中で、私たちは高齢者もいきいき活動する機会が不足してるという声を解決するためにこの企画を考えました。
チアーズコメント|内間 直子さん
発表順⑦
チーム:すいワイワイwifiプロジェクト(首里)
テーマ:Wi-Fi×リアル交流プロジェクト「すいワイワイwifiプロジェクト」
対象校区:城北小学校区
[誰のどんな課題か?]
このプロジェクトは放課後や休日に集まる場所が不足し、オンラインゲームやSNSでの繋がりに偏りがちな子どもたちの課題を解決します。Wi-Fiを活用しながら、リアルなコミュニケーションを中心とした交流や活動を促進し、家に篭らず外に出たくなる場を提供します。
[企画の内容]
Wi-Fi×リアル交流プロジェクト「すいワイワイwifiプロジェクト」
Wi-Fiを活用しながら子どもが楽しめるイベントを開催します。Wi-Fiを利用したオンラインクイズ大会や協力型ゲームを通じて、子どもたちが自然とリアルな協力や交流を体験できる場を提供します。その後、手作り工作やスポーツ、地元の方によるワークショップなど、アナログ活動で多様なコミュニケーションを促します。
チアーズコメント|内間 直子さん※写真割愛
3. 全体講評
チアーズ|照屋 りささん
ずっと近くで受講生に寄り添い、励まし、時には厳しいことも伝えていただいたチアーズの皆さんを代表して、照屋さんに全体の講評をしていただきました。
全チームに対して過去からの変遷も踏まえた的確かつ愛のこもった、いかにチアーズの皆さんが真剣に受講生の皆さんんと向き合ってこられたかが伝わる講評でした。
市民活動支援センター|渡嘉敷 洋美さん
受講生の皆さんの今後の活動を応援していくために、施設やセンターの取り組み、支援業の案内などをしていただきました。
まちづくり協働推進課|野底 武光さん
野底さんからは、改めてChallenge Open Governanceの説明をしていただきました。
<修了式>
1. 学長挨拶
修了式の冒頭は、学長である知念那覇市長からご挨拶いただきました。
2. 修了証書授与
続いて、学長より受講生一人ひとりに修了証書の授与が行われました。
最後まで受講を続けた受講生29名、(なんとか)全員無事に修了証を受け取ることができました・・・!
みなさんお仕事やご家庭のことなど本当にお忙しかったかと思いますが、半年間走り切りました。
心から、拍手!!
3. 修了生代表あいさつ
今年の修了生代表挨拶を引き受けてくれたのは、真和志チームのみなさん!
4. 感謝状授与
修了生代表挨拶を担当してくれた真和志チームのみなさんが、受講生を代表して半年間伴走してくれたチアーズの皆さんに感謝状をお渡ししました。