2024年10月5日(土) 9:00 - 21:00
場所:森の家みんみん 参加者:受講生26名、チアーズ6名
第5回講座「強化合宿&中間発表」を実施しました!
とうとうこの日がやってきました!
台風接近の情報もありで心配でしたが、みなさんの日頃の行いの賜物!
晴れ模様でスタートしました!
プログラム
1. チェックイン・みんみんオリエンテーション
2. ワーク①企画作りワークシート作成
3. ワーク②アイディア発散
4. ワーク③企画作り
5. みんみんワークショップ「森の指令ゲーム」
6. ワーク④「斜にかまえる/かまえない」
7. 中間フィードバック
8. カレー対決
1. チェックイン・みんみんオリエンテーション
まずは合宿を始めるにあたってのチェックイン!
一泊二日の長丁場になりますので、しっかり心の準備を。
ということで、この合宿に期待することや、今抱えている不安をグループ内で共有いただきました。
続いて、森の家みんみんスタッフの計良さんより、末吉公園の特徴や森の家みんみんの施設利用に関する案内等オリエンテーションを行って頂きました。
自然や動物、昆虫との接し方など、普段では中々意識できない、でもとっても大切な感覚を思い出すことができました。
1泊2日お世話になります!よろしくお願いします。
そして、グループワークに入る前に、これまでのグループ内での話し合いそのものを振り返り。
「良い会議が増えれば、、きっと社会も良くなる!」と信じる石垣から、「いい話し合い、できていますか?」と問いかけ。
振り返りながら、改めてそれぞれのグループで話し合いをする上で大切にしたいことを出し、共有し合いました。
講座の中で最も過酷で、長期間の合宿。
常に人と話し合いをする環境なので、この2日間ぜひこれを大切に話し合いを進めていきま
しょう!
2. ワーク①企画作りワークシート作成
ここで、改めて企画作りのための情報整理。
ワークシートに沿って各グループの企画を整理していきました。
第4回の永田さんの講義の内容も踏まえて、今の地域の状態や、地域にある資源(主に「水の人」)、そして「私たちにできること」を書き出し。
ここで、少しこれまでと思考を変えます。
過去の大学院では、この時期まで「あまり企画ばかりに意識を向けすぎないように」ということを伝えてきました。
その意図は、課題や地域の設定にじっくり取り組んでほしい、という思いと共に、日常の延長線で企画を考えてもなかなか既成概念を脱することができないためです。
そこで、既成概念を取っ払うために、前のワークで課題を改めて書き出した上で、その対象者や自分達自身がワクワクすることを書き出しました。
課題ややりたいことの設定、そして「ワクワク」を掛け合わせた時、いつもと違う視点で企画のアイディアを出すことができます。
「防災キャンプ」や「パーラー公民館」、「地域マージャン」の例を元に、発想の転換にチャレンジ。
じっくり話し合ったり企画と向き合う状態から少し離れて自由に思考を発散させるこのワーク、楽しそうな声が響いていました。
その後、改めてグループ内でワークシートやじゃばら手帳も参考にしながら話し合い。
「企画はプロセスである」という発想に従って、企画を実施した後にその地域や対象者にどのような変化が訪れるかを書き出していただきました。
5. みんみんワークショップ「森の指令ゲーム」
お昼ご飯・休憩の後は、体を動かすみんみんワークショップ♪
みんみん職員の計良さんが説明してくださいました。
〜森の指令ゲーム〜
指定された植物や生き物などを探していくゲームです。
ワークショップで使うツールである「写真カード」について説明。
今回チームを4つにするということで、即席チームを結成しました。
「あくび」チーム(那覇西+小禄)
「かたつむり」チーム(首里+新都心)
「青いバンダナ」チーム(真和志)
「アイスクリーム」チーム(首里+中心市街地)
短い時間で、チーム名も即席で決定。笑
着替えも済ませて、いざ出発!
雨上がりで滑る道や襲い掛かる蚊に苦労しながらも、各チーム着々とお題の植物や昆虫を発見していきます。
ワー!と声が上がる方に、何かあるのか・・・!
「あっちでこれ見つけたよ!」
さすが大人の皆さん。
勝負心を滲ませながらも、ついアドバイスをしてしまう。笑
約1時間の探索時間を経て、みなさん時間厳守で会場に帰還。
そしていよいよ結果発表・・・!
大人は大人でも、やっぱり勝負ごと。
勝つと嬉しいし、負けると悔しい!
結果発表後、職員の計良さんがそれぞれの昆虫などの出没スポットや、今回お題にはなっていなかった、これから出てくる植物などの解説をしてくださいました。
自分達で歩き回った場所の知識、みなさんすごくすごく真剣に計良さんのお話を聞いていました。「地域」や「企画作り」などとは随分離れたもののインプット、いい刺激になりましたでしょうか?
最後に、宮城よりこのワークを実施した裏目的をみなさんに共有。
今回のワーク、ゲームとして楽しんでいただくのはもちろんですが、満点を取るのが目的ではなく「見えてるようで見ていない」ということの体験をして欲しい、思いがありました。それは、地域や対象者を見る時にも通ずるものがあります。
地域の中で普段何気なく目に入ってくるものも、よくみてみたら違う発見があるかもしれません。また、そこにあるにもかかわらず、見過ごしているものもあったりします。
リサーチの大切さや、リサーチにはコツがあるということ、そして「見えてくるとさらにどんどん見えてくる」面白さにも気づいたと思います。
これを再び企画づくりに活かしていきましょう♪
貴重な体験を提供してくれた講師の計良さん、そして森の家みんみんの皆さん、ありがとうございました◎
6. ワーク④「斜にかまえる/かまえない」
帰還後、しばしの休憩をはさみ、ワーク再開!
みなさんお疲れの表情も見えますが、後半戦頑張っていきましょう!
さらに企画をブラッシュアップしていくために、まずは、視点の切り替えを癖にするための「斜にかまえる/かまえない」ワークショップ。
いろんな物事を、「斜にかまえた視点(=批判的)」「斜にかまえない視点(=肯定的)」両方で見つめて感想を述べ合います。
※参照:デイリーポータルZ 2019.3.21記事「斜にかまえる、かまえないを1分ごとに切り替えるとどうなるか」(https://dailyportalz.jp/kiji/sya_ni_kamaeru-kamaenai)
最初のお題は「白いTシャツ」
「斜にかまえる」・・・ミートスパゲッティ食べれない、カレーうどん食べれない、無難
(可もなく不可もない)、膨張色、、、
「斜にかまえない」・・・どんな服にも合わせられる、清潔感、何枚持っててもいい、、、
斜にかまえた意見をたくさん聞いていると、「白Tを親の仇とでも思っているのか・・・?」と思いたくなる気持ちになりました。笑
次は、「パイプ椅子」
ここでは「斜にかまえる」「斜にかまえない」に加え、「提案」まで。
斜にかまえて出てきた批判を補う、もしくは改善するための提案まで考えていただきました。
「斜にかまえる」・・・安っぽい、壊れやすい、音が鳴る、お尻が痛くなる、、、
「斜にかまえない」・・・安い(いい意味)、かさばらない、折りたためる、、、
「提案」・・・クッションを入れる、あたたかみが出るように木で作る、、、
最後は、自分達の企画!?
自分たちのアイデアを批判的に見てみたり、気づいていない良いところを探すのって、意外と難しいのです。
そのために用意したのがこのワーク!
まずは自分達の企画を褒めて。次に、もっと良くなりそうな部分を批判的にみて。最後に、それに対してどのようにすればよりよい企画になるか、提案まで実施。
企画を進めていかないといけないので、なかなかこうして自分達の企画の良し悪しを見つめる機会も貴重です。
また、みんなの前では言いにくかったけど、これを機会に思っていたことを共有する機会にもなります。
ぜひこれからも、時折客観的に自分達の企画を見つめ直す機会を作ってくださいね!
7. 中間フィードバック
合宿内での一番の関所、中間フィードバックの時間です。
事務局+チアーズの前で、5分程度で現在の企画の状況をお話しいただき、それに対して事務局等から容赦ないフィードバック・・・!
かと思いきや、今年は少し優しめ?
昨年度の受講生チアーズが、「今年は優しいね・・・」と、なんとも言えない表情でおっしゃっていました。笑
ただもちろん、詰めるところはしっかり詰めます。
「どうやって対象の人たちにアプローチする?」
「〇〇の定義は?」
「具体的にどこでやるつもり?」
「ターゲットが広すぎないか?結局誰にも刺さらないのでは」
「課題とターゲットがずれていないか?」
「その企画に参加する人のメリットは?」
「”つながる”って、つまり具体的にどういう状態?」
などなど・・・。
このフィードバックを元に翌日の中間発表がより良いものになることを願い、みなさん心を鬼にしながら問いかけや指摘をしていました。(少し怖かった・・・。)
8. カレー対決
さぁさぁ、お待ちかね。合宿の一大イベント、カレー対決!
それぞれ準備した食材を元に調理に取り掛かります!
不穏な音がすると思ったらハンドブレンダーだったり、何やら怪しい赤い液体が置かれていたり、「あれ、今日作るのってカレー・・・だよね・・・?」と思うような具材が転がっていたり。
大人の本気の料理(カレー)対決!
オリジナリティが溢れすぎて、多国籍料理を食べているようでした。
食べた後は、お気に入りカレーに1人1票ずつ投票!
上位チームから、翌日の中間発表の順番を決めることができます!
ということで、投票結果は翌日に・・・。